この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
雨が上がりまして、一転して青空が
広がりました本日は風が強く吹きました。
折角昨日の雨にもめげずに残りました桜の
花弁も、最後の風流とばかりに花吹雪を
見せて風に身を委ねております。
美しき花盛りは一瞬、まさに諸行無常の
様相でございます。
さて、今回の更新は麗しくも儚い桜の
美しさを、配給と合わせて狙いました
ご報告となっております。
所属区の亀山から、リニューアル工事の為に
後藤総合車両所へ向かいますキハ120-303を
シーンを捉えました。
今年は開花時期が早く、まだ3月の内に
満開の時を迎えました桜を背負いまして
山崎のカーブを駆け抜けて行きました。
練習電には、落成間もない新しい車体を
軽やかにカントの傾斜へ合わせます225系の
新快速を狙いました。
ご覧の様にこの構図はアウトカーブとなり
編成が奥に巻いてしまいます。
編成写真を狙うのであれば、徒歩2分ほど
山崎方向へ移動した方が長い編成の撮影に
向いております。
ただし、そちらは晴れていると逆光。
この構図だと辛うじて側面にも陽が回る
様になります。
それだけカーブがキツい、という証左と
なる訳でございますね。
配給列車が通過する時刻となりまして
遠方より煌々と前を照らすライトが
見えて参りました。
先ずは遠景で、背後の桜と左の菜の花を
列車に添えてみました。
表題の一つ前、
桜が飲み屋のお姉ちゃんみたいに枝垂れる
傍を横目にして、駆け抜けて行きます。
勤務中は誘われても飲めませんからねぇ。
宮原支所まで行った後は、ムコソへ単機で
戻りますから、きっと凸も身軽な帰り道に
一杯引っ掛けるのでしょう。
ね〜ぇ、マルキューさん、ワタシもこの
お高いお酒をいただいていいかしらぁ?と
枝垂れ掛かりながらお姉ちゃんに頼まれて
エンジンをゴアァ!と唸らせるのです。
うわ、シュールな絵面を
想像してしまいました。
今回の〆。
益体もない妄想に馳せておりますと、列車は
目の前を過ぎ行き、島本までの長い直線を
かっ飛ばすべくディーゼルを響かせます。
キハ120の方はこの翌日、牽引機を1192へと
変えて一路、米子へ向かいました。
花びらの散りました桜の木には、眩しい
新緑が芽生えております。
これから迎えます季節は緑萌ゆる春、
本番。
生だと後で困りますから、ちゃんと付けて
楽しまねばなりません。
マスクの事ですよ?
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!