写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1601列車 「 嗚呼…凸重連! 阪和工臨の返空を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

午前中から降り始めました雨が強い勢いで

本格的な梅雨の到来を痛感させられます本日、

朝練でもメランコリックな事態に見舞われ

清々しくないスタートとなりました。

 

それもこれもあの星野某とかいう

ナヨっとした野郎の所為でございましょう。

 

末永くお幸せになって貰いたい所では

ございますが、その幸せのお裾分けを

いただきたいものでございます。

 

夕餉の食卓でワタクシがガッキーの婚姻に

意気消沈しておりますと、カミさんが笑顔で

あんな小娘より私でしょ?と言ってきます。

 

それはそうなのですが、お腹いっぱいでも

食後に美味しいスイーツが出されれば、

別腹として食すのと同じ様に、ワタクシも

別腹でガッキーを美味しくいただきたく

思うのでございます。

 

そんな旨の話をすると、横で聞いていた

娘が「お父さん、ガッキーはスイーツちゃう。

あれは食品サンプルやねん。見るだけしか

出来ひんえ。」と口を挟みます。

 

我が娘ながらなるほど上手い事返すなぁ、と

つい納得してしまいました。

 

ならばサンプルを入手し、自室に飾って

愛でたい所でございますが…

 

 

さて、今回の更新は今朝方に撮影して

おります凸重連のロンチキについての

ご報告でございます。

 

先日、今シーズン初の重連ロンチキが

運転されたのですが、生憎ワタクシは

寝坊をキメてしまいまして不参戦に。

 

2度目の運転となりました本日は確実に

参戦すべく4時半に起床し、4:35には

自宅を出立しております。

 

ただ、その時点で我らの聖地、調子踏切は

10名ほどの鉄さんがいらっしゃるとの連絡を

いただきましたて、現地に居る鉄仲間氏に

頼んで場所を確保していただきました。

 

予想通り、現着しますと黒山の人だかり。

 

東海地方の大先生までお見えになり

活況を呈しておりました。

 

そんな中、鉄仲間氏のお陰様で構図を

組む事が出来て本当に感謝でございます。

 

通過時間が近づきますと、上流に布陣された

鉄仲間氏から相次いで通過報告をいただき

歓談を中断して撮影に取り組みます。

 

そして時間となり、踏切が鳴り出しまして…

 

 

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2021-05-20 工9896列車

まずは露出の確認も兼ね遠景で一写して

様子を見ます。

 

この時点では凸が重なってしまい

重連には見えない構図でございます。

 

モニターで露出の具合を確認、一部を修正し

格好良く決める構図へ組み直して

本番に挑みます。

 

 

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2021-05-20 2063列車

日が昇って少し経った頃に通過する

定期貨物列車を牽くEF66 118でございます。

 

今や関西で撮影する機会が激減した鮫の

牽く貨物列車が下って来ますので凸重連

来るまでは下りの構図で列車を撮影します。

 

 

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2021-05-20 63列車

ちょっと露出が上がりました中を

今度はEF210-157が牽引する貨物が

通過して行きました。

 

この後にやって来ますのは

国宝機関車との呼び声も高い、あの名機。

 

みんな大好きニーナさまでございます。

 

 

 

 

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2021-05-20 65列車

太陽が照っていればド逆光の構図ですから

この日は曇っていて助かった、という状況で

撮影出来ましたEF66 27の貨物列車。

 

この釜だけは、いつ、どんな角度で

撮影しても格好いい絵になると思います。

 

 

この撮影を終えて立ち位置を元に戻し

重連を迎え撃つ準備を致します。

 

もう、列車はすぐ近くまで

来ておりますから逃さぬ様に気を引き締めて

本番を迎える心算でおりました。

 

 

そして表題の撮影の直後でございます。

 

後方から何やらレールを刻む音がヒタヒタと

聞こえて参りました…

 

もしや!?

 

振返りますと、得意げな顔の223系が

すぐ目の前まで来ておりました…

 

 

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2021-05-20 DD51重連と223系の離合

普電が先に抜けてくれるか、と淡い期待を

胸に抱きつつカメラを構えて待ちましたが

嗚呼…凸重連と普電の離合シーンが。

 

これもきっと、星野某が我々をあざ笑う為に

仕組んだ事に違いありますまいと、現場に

居合わせた皆さんでガッキーとの婚姻を

心からIBOKOROYO申し上げました。

 

おのれ、星野某め。

 

だがしかーし!

 

ワタクシも調子での被り洗礼は今まで何度も

受けておりますから、このまま引き下がると

いう訳にも参りません。

 

どこかの百式乗りみたいに

まだだ、まだ終わらんよ!と心中で吐き捨て

ぐいーんっとレンズを引いてみます。

 

 

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2021-05-20 工9896列車

DD51 1191が前位に、機次位にDD51 1192が

連結されますこの日の阪和工臨返空列車。

 

色々と難のある構図にはなりますが

辛うじて編成を抜き出す事が叶いました。

 

どうだ星野某よ、貴様の様な若造には

まだまだ負けんぞwwと勝手に一人で

勝鬨を上げつつシャッターを切ります。

 

 

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2021-05-20 工9896列車

今回の〆。

 

本命の構図では被り撃沈と相成ったこの日の

重連でございますが、辛うじて編成を抜く

撮影が出来ましたので及第点と致します。

 

これも全て、場所を取り於いて下さった

鉄仲間氏の皆様の、そして脚立を貸して

下さったご厚意のお陰でございます。

 

重ねて感謝を申し上げますと共に

いつかこの手にガッキーをかき抱けます様

皆でこれからも戦い抜く所存でございます。

 

 

この撮影のあと、北陸方面から例の配給が

ありますので場所を移して第2ラウンドへ

移行するのでございます、が。

 

これまたすんなりとは参りませんで

数多のドラマが展開される事となりました。

 

そちらの顛末はまた、日を改めて

ご報告をさせていただこうと思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!