写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1692列車 「 伝統受け継ぐ90年代のジェットカーを狙う 2021・お盆 阪神本線紀行その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

昨夜の阪神ステンレス車記事が、

何故かブログ内人気ベスト5の首位に

いきなりランクインして驚きました。

 

いつでも、誰でも撮影出来る車両ゆえ

地味に消えゆく記事と思っていたので

その人気?ぶりが不思議に感じます。

 

拙ブログだけでなく、ブログ友さんも

以前に仰られていましたが、釜の

記事よりも電車の方が不本意ながら

人目に着く傾向がある様で…

 

 

さて、今回の更新は阪神の銀箱車両に

続きまして、各停として活躍します

ポピュラーな形式である5500系に

着目して参りたいと思います。

 

 

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2021-08-15 5500系5509編成

95年に登場しました本形式、丁度あの

阪神大震災の年でございます。 

 

阪神電鉄は震災で車両が罹災しまして

廃車代替として予定よりも前倒しで

導入される事になりましたのが

5500系なのだそうでございます。

 

車体塗色はそれまでの青胴カラーから

震災を乗り越えて新たに出発する、と

いう願いの元に淡いブルーとグレーへ

刷新されています。

 

ただ…

 

登場から20年以上が経過した現在では

5500系もリニューアル化が進みまして

当時の姿を残す編成は貴重として

注目される状況になりました。

 

塗装もそうなのですが、行先方向幕と

種別表示幕が文字通りの幕として残る

5509fを巻頭コマに据えております。

 

どうやら幕車の行先はまだ「梅田」

表記のままでございました。

 

LEDですと現在はすべて新駅名の

大阪梅田に変わっております為

過渡期も終焉を迎えつつある今では

貴重なカットとなります。

 

で、今では大勢を占めますのが

リニューアル化されました編成でして

この様に変わっております。

 

 

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2021-08-15 5500系5507編成

リニューアル化されました5507f、

旧塗装に比べて大胆な色遣いと

なっておりますね。

 

淡い色合いで淡白な印象の旧塗装から

青胴車をイメージさせる鮮やかな姿へ

華麗に変身致しました。

 

阪神電鉄も夜間、駅での停車時は

前照灯を消灯する様に指導がなされて

いるみたいでございます。

 

この編成は残念ながらライトが消えた

状態しか撮影が出来ませんでした。

 

 

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2021-08-15 5500系5515編成

続きましてはライト点灯状態を捉えて

安堵の画となります、5515f。 

 

リニューアル化により幕はLED表示に

変更されてしまいました。 

 

 

きっとこれをお読みの皆様は、下まで

記事を読み進めた後に再びこの画を

見に戻って来られる事でしょう。

 

そんな気が致します。

 

 

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2021-08-15 5500系5501編成

今度は5500系のトップナンバー編成が

やって来ました。 

 

 

阪神ではリニューアルした車両を指し

リノベーション車、と呼ぶのだそうで

新塗装と相俟って何だかお洒落な

印象をもたらしております。

 

ワタクシのイメージします阪神

赤胴車や青胴車が走りまわり労働者が

ワンカップ片手にホームでたむろする

感じなのですが、今は異なる様で。

 

車内もホームにも、その様な姿は

見受けられず小綺麗な印象を

受けました。

 

 

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2021-08-15 5550系5551編成

旧塗装車がようやく現れた!と

思いましたらこちらは2010年に増備を

されましたマイナーチェンジ形式の

車両でございました。

 

種別表示幕のサイズやパンタの形状が

5500系と異なる、1編成しかない

レア形式でございます。

 

この形式は経年が浅くリニューアルの

対象外とされているそうでして、まだ

暫くはこのカラーリングが

拝めそうでございます。

 

この夜は期せずして5550系が

仕留められラッキーでございました。

 

 

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2021-08-15 5500系5503編成

今回の〆。

 

遅くまで粘って撮影しておりますと

駅の照明が一部、落とされてしまい

少し暗い露出になりました。

 

この撮影が今回最後のコマでしたので

〆に使わせていただいております。

 

 

ここまでお読みいただきまして、皆様

お気付きになられましたでしょうか。

 

前面左下部、種別表示灯と運転台の

間に貼付されますハート形のロゴ

ステッカー位置が、各編成で明確に

異なっているのでございます。

 

判り易い差異は5507fと5515fを

見比べていただければ一目瞭然。

 

何故なのか、理由は無いのか、全くの

謎となりますステッカーの位置違い。

 

まさか適当に貼付されている訳では

無いと思いますが、不揃い故に微妙な

個性を感じさせられます。

 

マニアックな差異ではございますが

リノベーション車両を撮影する際の

ちょっとした楽しみになりますね。

 

 

3時間程滞在し、撮影の叶った旧塗装の

5500系は巻頭コマの僅か1本。

 

9編成が在籍します5500系もほぼ

リノベーション車化が済んでいる様で

ございます。

 

ですので、現状では

このカラーリングを狙うのが極めて

困難となっております。

 

ともすればリニューアル化が完了して

しまいますから、未撮影の方などは

早めに訪問されます事をオススメして

今回の末尾とさせていただきます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!