この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
不通となっております中央西線ですが
9/3始発から全線での運転が再開との
アナウンスがありました。
何よりでございます。
恐らく夜を徹して作業に取り組まれた
方々が大勢いらっしゃる事でしょう。
お顔も見えないそうした作業員の
皆様へ、感謝と労いの念を込めて
ありがとう、と申し上げます。
で、ここからが本題。
吹田総合車両所京都支所、かつての
向日町運転所でございます。
ここにはクモヤ145形が2両配置され
クモルと共に車両の入換えやレールを
磨くなど構内作業で活躍します。
吹田に所属する1000番台とは異なり
あまり本線上に姿を現さない向日町の
クモヤ145形。
そんな貴重な存在が、この日は2両とも
出払う事になりました。
さて、今回の更新はクモヤ祭りの第2回
更新という事で、非常に珍しい2種の
クモヤ145が本線を走るシーンを
捉えたご報告となります。
向日町に所属する1200番台と
1050番台の2両がペアを組み、吹田へ
向かいますシーンを捉えました。
ただのクモヤ145ではございません。
手前のクモヤ145ー1051は当時の
0番台から改造された車両でして
交流区間でも制御車として、つまりは
クヤとして稼働可能でございます。
更に後ろのクモヤ145ー1201は元々
200番台として落成した車両でして
パンタは1基しかなく、側面の扉と
窓配置が異彩を放つ存在です。
今回のファーストショットは望遠を
飛ばして、裏山崎のマンションを背に
構図を組みました。
巻頭コマの一つ前になるコチラ。
菱形パンタを頭の上で振り上げながら
百山のストレートを過ぎ去ります。
入換え仕業だけで無く、トラブルが
生じた際には救援車としても活躍が
可能な様に車内には資材置場を設え
いざという時の為に備えております。
後打ちも仕留められました。
クモヤ145ー1201の側面には何やら
縦長状のスリットが2本、並びます。
戦車の砲塔に備わるピストルポートの
様に、あの隙間から迫り来る鉄を叩く
棒が突き出されるのでしょうか。
オマケ。
クモヤ撮影後すぐに、クリーム色の
プレートを持つEF65 2101が牽引する
5087レが通過しました。
良い構図を組む場所へ移動する余裕も
無く、この様なカットながら
取り敢えず撮影しておきました。
こういうコマをゴミカット、と
呼ぶのでしょうね。
この日の撮影はこれにて終了となり
お仕事へ急いで戻らねば怒られて
しまいます。
お集まりになった鉄の皆様にご挨拶し
撤収致しました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!