写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1725列車 「 夢の終わりへ!もう一度8522レを狙う 2021・GW 山口線紀行その4 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



覚めない夢はございません様に、また

終わりの無い旅路もございません。


旅に出ればいずれは終着し、日常へと

回帰する事となります。


だからこそ人は旅を、

夢を求めるのかも知れません。


いえ、

撮り鉄はネタを求めるのですが。



さて、今回の更新はGW遠征の最後を

飾ります撮影のご報告となります。


本州へ戻り115系3000番台を仕留めた

その後、国道9号へ進みますと丁度

良い撮影地の辺りでDLやまぐち号

狙えます事に気づきました。


ならば、と迷わず9号線へ進みまして

前日はかわつる氏と走った道を今度は

一人、突き進んで布陣致します。



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2021-05-04 キハ40 2073

本番前に対向のタラコキハが通過し

記録として撮影致します。 


もうどこから撮影してもそれなりに

仕上がりそうな、フラットな露出の中

キハ40がサクサクと走り去ります。



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2021-05-04 キハ40 2073

レンズをチョイ引いてもう一度。


軽快に走り去る気動車を見送りまして

お次は本番、やまぐち号


レンズを伸ばしたり引いたりして

アングルを考えつつ待ちます。



ここは国道沿いにあるお手軽な

撮影地でございます。


タラコキハの撮影後、国道を

津和野方面から車が大挙して通過して

行きました。


追っ掛け組の皆様でしょう、そんな

一台から不意にプウゥ!と

ラクションが鳴らされました。


何事かと鳴らした車を見てみますと

前日に各所でご一緒しました

熊のブロガー氏からの挨拶ホーンで

ございました。


氏はこの先にある撮影地へ向かう様で

健闘を祈念しつつ見送ります。


そんなやり取りがあって待つ事数分、

いよいよDLやまぐち号が通過します。



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2021-05-04 8522列車 

やはり慣れない強行軍ですので、心は

昂りながらも身体の方は連日の疲れ

からか、不幸にも黒塗りのレンズを

引き絞れずドUPな画像となりました。


失敗をカバーしきれずすべての責任を

負ったこのカットは、トリミングの末

速報版の巻頭コマに回しました。


ここからリカバリーを試みます。 



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2021-05-04 8522列車

GW遠征最後の一枚。


何とか編成の頭からお尻までを構図へ

収められましたラストショット。


カツカツでございます…


が、もうこれ以上追いかけてやり直す

気力も湧かず、カメラをしまい撤収と

致します。


撮り鉄追っ掛け勢の車が次々と

新山口方面へ向け走り去る中、一人

逆方向へアクセルを踏みます。



ここから自宅まで約500キロ、休憩を

入れまして12時間程の行程です。


津和野から益田を経て、先ずは浜田へ

向かい、海を見下ろす道の駅にて

夕食タイム。


そこから一気に鳥取の先、岩見まで

進出致しましたらもう22時でした。


岩見で給油を、と考えていたのですが

ここで盛大な誤算が発覚致します。


なんと、岩見のGSが営業時間外という

大失態。


ガソリンのメモリはあと僅か。


次のGSは養父辺りでしょうか。


やべぇ、帰れへんかも知れん…と

脳裏に不安が渦巻きつつ、国道9号を

走り出しました。


鳥取の端に当たります岩見から、兵庫

中部の養父までは幾つもの峠を越える

山の中でございます。


途中、湯村温泉や村岡、氷ノ山など

集落や店などがあるものの全てが

閉まっている真っ暗な時間。


ガソリンを保たせる為にエコ運転を

意識しながら、不安を紛らわせる為

この遠征を振り返りつつ車を走らせて

おりました。


 

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2021-05-02 381系特急やくも

まずは初日の一発目、朝の内は

晴れ間の見えた倉敷界隈にて381系を

仕留めております。


その後は転戦し、初日最大の目玉と

なります水島臨海鉄道へ。



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2021-05-02 キハ38-104+キハ37-103

国鉄一般色のキハ38を先頭にした

特別運行中の気動車を狙いました。


お天気こそ残念なれど、遠征には

悪天候がつきものという覚悟で

工夫して撮影に挑みました。 

 

影落ち・逆光無関係、という利点も

有りますから悪天候を嫌うという

訳にも参りません。


この撮影の後は更に西を目指して

山口は宇部線へ向かいました。


宇部に着くと雲一つ無い晴れ空で

流石に腹立たしくなりましたが。



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2021-05-03 123系U18+105系U06編成

二日目、朝から宇部線にてこの区間

最大のネタとなります異種併結普電を

仕留めました。


良い光線に恵まれて、助けられての

一葉が刻めまして、いと嬉し。


その後はかわつる氏と合流しまして

山口線へ。


DLやまぐち号をも晴れカットで堪能し

これまた、いと嬉し。 

 

 

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2021-05-03 8522列車

そんなやまぐち号から、復路の限定

マークを掲げた列車を。


この日は大勝利となりましたが、夏季

限定マークを撮影の際には凄い荒天に

苦しめられる事となります。


そちらもまた数々のドラマが詰まった

遠征でございますので、更新の際には

お楽しみにお待ち下さい。 


 

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2021-05-04 キハ147-49+キハ147-1043

最終日は朝から北九州へ足を伸ばし

良い光線の中で日田彦山線を走ります

国鉄キハを仕留めておりました。 


北九州行きもまたかわつる氏との

二人旅ならではなノリと勢いで

ございました。


じゃあ、九州行っちゃいます?

お、いいですな〜!なんて流れから

急遽、計画を立案しております。



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2021-05-04 415系Fo119編成

北九州でのターゲットは国鉄キハ

だけには留まらず、国鉄近郊形までも

ファインダーに捉える事となります。


これが撮影出来まして今回の遠征は

非常に満足度の高い

撮影旅となりました。 


改めてかわつる氏には

感謝を申し上げます。



…なんて事を振り返りながら走らせて

おります道中、物流を担う大型の

トラックにケツを突かれながらも

マイペースで養父へと到達。


片側1車線ゆえ、後ろのトラックには

さぞストレスだった事でしょう。


申し訳無い事でございます。



ここが閉まっていたら詰む、という

24h営業の宇佐美さんで給油を終え

ようやく流れに乗って走る事が出来、

帰宅となったのでございます。


帰宅したのは午前3時。 


あと4時間で出勤時間となる極めて

ハードな状況でございます…


 

という訳で、延べ23回に渡って

繰り広げて参りました2021GW遠征も

これにてお開き、と相成ります。

 

お読みいただく皆様には、長々と

お付き合いをいただき、

誠に有難うございます。


明日からは暫く

通常の更新となりまして、機を見て

次は6月の広島弾丸ツアーを記事に

起こして参りますね。


今月撮影分もかなり溜まってしまい

ちゃんと更新し切れるのか、不安に

駆られる今日この頃でございます。


 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!