この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
2兎を追うものitも得ずという慣用句の
通り、この日の朝は気になるネタが
2つあり、どちらかを選ばねばならず
煩悶致しました。
撮りたい!と思う方へ向かいました為
後悔はしていない所か行って良かった
と思うのでございます。
ですがそこは撮り鉄の性、逃した方も
何気に気になる所でございます。
さて、今回の更新は
ロンキヤ、LT-4編成の甲種輸送に
つきましてご報告致します。
ロンキヤの甲種は、浜名湖から撮影を
開始した追っ掛け記事を2月にも
ご報告しております。
が、今回は20日に8両が新製出場し
翌21日に残り3両が出て浜松にて連結後
小牛田へと向かう事となります。
ワタクシの参戦は日車から出場し、
豊川から浜松までの短距離のみの運行
という事になるのでございます。
どうせならじっくりと舐め回す様に
狙いたいワタクシ、短距離ですが
列車を存分に撮影致しましたので
前後編に分けて更新を致します。
切り抜きナンバーが特徴となります
DE10 1557の牽引で、日本車輌製造を
旅立ちましたキヤE195系LT-4編成の
8両を、専用線内で仕留めました。
専用線内という事で、釜の入換灯が
点いた状態で運転されております点も
また良いアクセントでございます。
有難い事に、この日ロンキヤの甲種が
あるよ、と教えていただきまして
甲種大好物なワタクシとしては無論
参戦を決意致しました。
で、幾人かのお仲間にお声掛けをして
4人で夜明け頃に関西を出発、今回は
高速をひた走り豊川へ降り立ちます。
我々の到着は甲種輸送の時刻よりも
かなり前を目指しておりました。
それは何故かと申しますと、日車への
釜の送り込みから狙いたい、という
ワタクシの我儘ゆえでございます。
そんな我儘に嫌な顔一つせずに
お付き合い下さいましたお仲間方の
ご厚意にほんま感謝申し上げます。
で、送込みの釜を狙うべく待機して
おりますと、ご一緒した大御所氏から
今日はヨが3両付いてくる、と教えて
いただき構図を組み直します。
てっきり単機とばかり思ってましたが
キヤE195系のロンキヤ甲種は前回も
ヨヨヨなオマケ付きでしたね。
何気に本番よりも価値が高そうな
ヨを3両繋いで日車へ向かうDE10も
仕留められました。
送込みでは2エンド、短鼻が先頭になり
一層この9771レが本番では無いかと
錯覚するほどのテンションで撮影に
取り組みました。
好みとは申しましょう、短鼻側の方が
DE10らしい気がして大好きなので
嬉しさもひとしおでございました。
ですから引いた構図でも更に撮影し
何コマもシャッターを切ります。
この列車だけで既にフィルム1本分ほど
撮影してしまいました。
よぅ考えましたら同じコマばかりが
データとして並ぶので意味のない事と
判るのですが、撮影時は夢中でして。
勿論ケツ打ちだって欠かせません。
ヨ8000が3両も付きました
ヨ8000だけの列車でございます。
しかもデイト牽引。
これが撮影出来ただけでワタクシもう
胸が一杯な状態となりました。
一見この場所は複線に見えますが、
DE10の居る線路は左へカーブして
そのまま日車の敷地へ向かう専用線に
なっております。
信号やATSなども異なるからでしょう
誘導係が踏切に立ち、列車の運行を
サポートしておられました。
この後は本番まで長い待機時間となり
退屈となりますので、時間潰しに
ヨ3両を個別に見て参りましょう。
まずは機次位に連結された8625。
吹田へも8865でやって来た事のある
車両でございます。
撮影した記憶があります、確か。
今回のヨ3両の中で最も美しい外観を
保っておりました。
続きましては8450。
この車両が一番草臥れた様に
見受けらます。
東京方のステップだけ白い塗装なのは
何かしらの意味があるのでしょう。
最後は8629でございます。
この3両だけに限った話では無いですが
外板はかなり凹みが目立ちます。
緩急車の新製、置換えとかって話は
出て来るのでしょうか。
続番でヨ8000を追加製造とかして
ファミリーを増やしてくんないかなと
妄想しております。
そんな益体も無い事を考えてますと
本番の、甲種輸送がやって来る時間に
なりました。
先ずは少し望遠を飛ばして一枚、巻頭
コマの前に撮影してみます。
編成後端に連結されたヨヨヨは踏切の
向こうになり、架線柱などに阻まれ
良く見えません。
このカットを皮切りにレンズを引いて
巻頭コマを撮影し、更に…
引いて最後のコマとなります。
ここまで引っ張りますと、キヤの丸い
頭やヨの姿も辛うじて見える様になり
編成写真としての体を成せました。
やはり8両というのは長いですね。
専用線ではここがベストな撮影場所と
思うのですが、それでもギリギリで
編成が抜ける感じでございます。
お尻がようやく見えて参りました。
ここでは熊のブロガー氏と3ヶ月振りに
再会しまして、頼まれていたブツを
渡す事が出来ました。
ファンが増えてくれれば良いのですが
こればかりは好みの問題ですからね…
ポイントなどの関係から最大両数が
8両までとなります。
今回のロンキヤは11両編成ですから
やむなく2日に分けての新製出場と
なるのでございます。
川重では最大両数が6両なので、そう
考えますと日車の方が余裕のある
配線となっているのでしょう。
今回の〆。
ロンキヤのガイコツ頭を後ろから
狙ってみたのですが、キャブ後方には
プレハブの様なコンテナが積載されて
違和感がございました。
見た感じエアコンや電気設備も整う
工事現場の事務所みたいな設えでして
側面上部には、日本車両と書かれて
おります。
添乗スタッフ用の設備、という事に
なるのでしょうね。
ひょっとしたら夜間の仮眠室なのかも
知れません。
列車はこの後、豊川駅手前で本線に
合流して豊川駅へ停車致します。
ですので我々としましても追っ掛けて
更に撮影しよう、と考えました。
そんな訳でここから先は
後編へと続きます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!