写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1750列車 「 初見参!電気式気動車DEC700形の回送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



新車、いいもんですよね。


ワタクシはマイカーを頻繁に乗換える

ビードライバーではございませんが

人生で何度か、新車をお迎えした事は

ございます。

 

あの高揚感、ワクワク感と

少しの不安が入り混じる独特の気分は

中々味わえないものでございます。


鉄道車両の新車、となりますと

専ら撮影や乗車しか経験出来ませんが

これまた独特の高揚を感じます。


甲種輸送で新形式を撮影する際や、

旅先で真新しい車両に当たった時など

嬉しいものでございます。


また、新車の試運転などにも同様の

事が申せるのでございましょう。


身近に走る形式の公式試運転などは

余り興味が沸きませんが、撮影者が

群がる様をSNSなどで拝見する度に

気持ちは判る、と独りごちます。


滅多に関西へ来る事の無い新車の

試運転となりましたらば、尚の事

世間は盛り上がるのでございます。


この日はまさに、

そんな激レア案件がありまして。

 

 

さて、今回の更新は話題の最新気動車

DEC700が、試験の為に関西へ来ると

教えていただき、狙ってみました

ご報告でございます。


今年の6月末に川重で落成し、山口に

所属致しましたDEC700形ですが

各種試験の為に現在、JR西管内各所を

行脚しております。


この日のDEC700は、岡山地区での

試運転を終え、和田岬線寄り道を

した後にムコソへ入庫するという話を

教えていただきました。


大変有り難い事でございます。


早速、話題の最新気動車を狙うべく

お馴染みの場所へと足を運びます。

 


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2021-10-14 回9372D

斜光線に車体をギラつかせながら

向日町を目指しますDEC700形。


行先表示はLEDで回送、と表示されて

いるのが見て取れます。 


こうして全体的に車体を見てみますと

先輩単車のGV-E400形によく似た

車両である事が判ります。


メーカーも構造も同じですからね。


そうなんです、このDEC700形は

JR東のGV-E400やJR北のH100、

JR九州のYC1系と同じくディーゼル

発動機でモーターを回して走ります。


いわゆる電気式気動車でございます。


その顔付きはJR西ですっかりお馴染み

近郊型と同じ様に見受けられます。


運転方式や部品なども共用されている

という話ですから、人員や部品の予備

なども気動車と電車で分けなくて

済む様でございます。


どの程度の共用が可能か、また差異は

どれくらいなのか、ハード面だけで

無く、ソフト面も確認が

重ねられるのでしょう。


今後の試金石となる車両という所かと

拝察する次第でございます。



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2021-10-14 225系I11編成他12両

同じ日の昼間に撮影しておりました

同じ顔付きの、こちらは電車。


同じ顔と申しましても225系は運転席

窓周りがパノラマ形状なのに対して

DEC700はピラーが有り平たい印象を

受けますね。

 

 

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2021-10-14 225系I3編成他12両

ついでにこちらは違う顔の225系。


0番台、初期車の顔付きは先に掲げた

100番台よりもライト形状が吊り目で

キツイ印象となっております。 


DEC700が平らな板状の前面なのに

対しまして、225系は裾が段落ちした

グラマラスな点も見逃せません。



DEC700は量産先行車では無く

試験的な車両という話でございます。


今後、導入されるであろう気動車

もっと225系に近い面構えに

なるのかもしれません。


或いは全く別なデザインになるのかも

知れませんが。

 

何にしろ、キハ40系列は経年を見るに

今後数十年先まで安泰、とは

参りません。


JR東程のペースでは無いでしょうが

電気式気動車に取って代わられる日が

そのうち来る事になるのでしょう…


 

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2021-10-14 287系6両

練習撮影として、287系を

狙ってみました。



DEC700撮影の為に、西武鉄道

甲種を撮影後に再びこちらへと

戻りまして、構図を組みました。


写真は明るく写っておりますが、実は

太陽の勤務時間もあと僅かに迫る状況

でして、段々と露出が下がりました。


更には周囲の影がコスモスに横たわり

折角の花々に濃ゆい影が落ちる様相と

なりました。


何とか上手く撮影出来ないものか、と

鈍い頭を捻りまして出した答えが

SSを下げて誤魔化す作戦。


ブレれば一貫の終わりですが、男なら

逃げずに挑む場面だろ、という事で

果敢にカメラを振ってみます。


日和って微流しではありますが。



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2021-10-14 回9372D

今回の〆。


ギラリ区間を抜けて車体の色味が

よく判ります所でもう一度狙います。


手前のコスモスはシス卿のごとく

暗黒面に落ちてしまいましたので、

やはり流して正解だったかな、と一人

安堵しております。


これもフォースの導きという奴です。



流し撮りらしく、車両を架線柱に掛け

撮影してみました。


疾走感が強くなるかなぁ?という

浅はかな考えでございます。


一応これでも、車体側面の音符模様や

形式、所属表記はちゃんと見られる様

意識して撮影したのでございますよ?


偶々じゃないですよ?


…すみません、偶々でございます(汗)。


そこまではフォースも

万能では無いみたいですね。


データを圧縮してブログに掲載します

関係で、スワイプしても潰れてしまい

よく判らなくなりましたが、これでも

バチっと止まった撮影なんですよ…


ベイダー卿、嘘、つかない。



先頭の車輪が帯色と合わせ黄色に

塗られていたり、物々しい台車を

履いていたり、と足回りさえ注目の

新鋭気動車、DEC700形。


関西では一体どんな動きを見せる事に

なるのでしょうか。


窓の連なる逆側面も撮影してみたいと

目論見つつ、今後の動きに注目したい

所でございます。


次の機会がありましたらば、流さず

普通に撮影したいですね…



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!