写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1752列車 「 キハ47-27の後藤入場配給を狙う 2021・秋 山陰本線紀行 前編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 


嘘を吐くと鼻が伸びる寓話を、皆様は

ご存知でしょうか。


ピノキオという名の木製人形が

意思を持ち、一人でに動き出すという

ちょっと見方を変えるとホラー染みた

物語でございます。


あの伸びる鼻、一体どの程度まで

伸ばす事が出来るのでしょうか。


質量保存の法則からすると、自身の

容積を越えて伸びる、という事は

考え難いのでございます。


そうしますと、伸びきったらやがて

ピノキオは鼻だけの存在になる、と

想像し愉快な気分になるワタクシで

ございます。 


嘘を吐いて鼻が伸びる、というのは

鼻の低いワタクシなどからしますと

つい憧れてしまう所でございます。


鼻が低かったり短かったりするのは

人では無く無機物の、特にこんな

機関車だと最高なのですが。


 

さて、今回の更新はDE10がキハ47を

牽引します配給列車を追いかけました

ご報告、その前編をお届け致します。


富山から検査入場の為に、3日間かけて

後藤総合車両所へ向かいます列車を

丁度、ワタクシのお休みである日曜に

撮影出来ると教えていただきました。


普段からお世話になっております

鉄仲間の大御所ブロ友氏と、関西から

非電化単線となります山陰本線へと

やって参りました。


あり得ないレベルで気温が下がります

この日は、荒れた空模様となりまして

光線の良し悪しなぞ関係無いと感じる

コンディションでございました。


うっかり半袖Tシャツで参戦してしまい

乙女の様な柔肌にサブイボを浮かばせ

列車の撮影に挑む事となりました。



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2021-10-17 配9851列車

DE10 1119が2エンド、短鼻を前にして

渡河するシーンから始まりました

配給列車の撮影。


後方奥の山肌からはモヤが立ち上る

雨上がりのタイミングで、列車が

通過して行きました。

 


関西を発った時は小雨模様だったので

割と気楽に構えていたのですが、空は

生優しくはございませんでした。


府境を超えた辺りからは断続的に強い

雨脚となり、間欠稼働からワイパーを

連続稼働に切り替えて日本海沿岸へ。


幸い、我々がチョイスしました第一の

撮影地へ到着する頃には、小康状態に

移ってくれました。



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2021-10-17 配9851列車

今回のファーストショット。


望遠を飛ばし、緑を背景にして列車の

朱を映えさせようと画策致しました。 



現地に到着し練習Dにタラコをと

考えたのですが、この路線は本数が

非常に少なく、いきなり本番であると

判明致しました。


ただ、その本番まで暫く時間の余裕が

ありましたので車内で暖を取りつつ

歓談しておりますと、見慣れた車が

私の車の背後にピタリと止まります。


熊さんこと、熊のブロガー氏の登場で

ございました。


氏は既に手前で一発抜いた後、ここへ

追いかけて来られたそうでして

そのまま一緒に二発目へと雪崩込みと

なりました。


更にそのすぐ後にブログ友のH氏と

P氏がお見えになりまして、仲間内で

笑いの絶えないひと時を過ごさせて

いただきました。



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2021-10-17 配9851列車

巻頭コマの次、寄せて撮影しました。 


構図に余裕が無くなり、左右がキツイ

結果となってしまいましたが何とか

フレームに収める事が出来ました。



ワタクシがキハ47の入場配給を

撮影するのは三度目となります。


これまでの2回は、先頭が長鼻の

DE10 1541が牽引しておりました。


所が今回は短鼻が前になる釜が登板と

聞き及び、他のネタを放って

この列車を撮影しに駆けつけたので

ございます。


どんだけ短鼻好きやねん、と

突っ込まれそうですね。



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2021-10-17 配9851列車

今回の〆。


スナップ撮影で短鼻先頭のデイトを

アップ構図で切抜きました。


区名札に金の文字が入る、関西では

中々拝めない釜の姿を仕留められて

大変嬉しい機会となりました。


こちらでお会いしました皆様、大変

お世話になりました。


この場をお借りしまして

感謝申し上げます。 



ここから配給列車の追っ掛け撮影が

始まりますが、続きはまた後日。


日を改めて更新させていただきます。


明日じゃ無いんですよ…



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!