写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1754列車 「 キハ47-27の後藤入場配給を狙う 2021・秋 山陰本線紀行 後編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



男性には永遠に理解の及ばない現象、

女性の生理はさぞ辛かろう、と想像を

働かせるしかございません。


カミさんや娘達いわく、単に腹が痛い

訳では無くて身体が重くて終始気怠く

憂鬱な日々になるのだそうですね。


理解こそ及ばないワタクシですが

家族として精一杯サポートはすべく

今日もカミさんや娘達から連絡を受け

生理用品を購入して帰宅致しました。


スーパーのおばちゃんも、ワタクシの

カゴに生理用品が入っておりますと

いい笑顔でこう言われます。


あら難波さん、

今晩は生理用品を食べるの?と。


当然こちらも負けてはおらず

え、おばちゃんこれ食べはりますの?

うわぁエグいっすね。と

目を向いて聞き返すのでした。



女性にとりましてはブルーデイとなる

生理の日々、せめて家でくらいは

気楽に過ごして貰える様にと奮闘する

ワタクシなのでございます。


主におばちゃんとの会話に。

 

 

さて、今回の更新は撮り鉄にとっての

ブルーデイである風の強い雨日曜に

配給列車を追いかけましたご報告の

後編をお届けさせていただきます。


前編では矢田川橋梁を渡る列車を

撮影致しましたので、追いかけました

後編では趣向を変えて見下ろし構図で

狙ってみる事に致しました。



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2021-10-17 配9851列車

DE10 1119がキハ47-27を率います

この日の配給列車でございます。 


お天気が良ければ、背景に綺麗な海を

据えます定番ポイントへ布陣する手も

考えていたのですが、このお天気では

海も暗く背景には向きません…


なので毎度の事ながら、山と町並みを

背景にしたこの構図でデイトとキハの

側面を狙っております。


 

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2021-10-17 キハ121形

ここでは本番前に先走りの普通列車

撮影出来ました。


てっきりタラコ2両かと思っていますと

銀箱単車で現れまして、慌てて構図を

組み直す羽目になりました。 


鳥取県から無利子貸与の援助を受けて

製造されましたキハ121形ですが

鳥取県内だけでなく、兵庫まで進出を

している様でございますね。


タラコに比べますと味気ない銀箱の

気動車ではありますが、何せ本数の

極めて少ないこの区間では貴重な

被写体でございます。


贅沢は申さずに丁寧な撮影を意識し

シャッターを切りました。



キハ121を撮影して少ししますと

今度は本番タイムとなります。


耳を澄まして列車の来訪に集中し

タイミングを合わせて…いざ!



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2021-10-17 配9851列車

巻頭コマよりも以前に切りました

先打ちカットでございます。


列車の背後に小山が来る位置で撮影を

考え、シャッターを切りました。


意外と雑草が繁っており、タラコは

足回りが隠れてしまいました。


このコマに続いて巻頭のコマを撮影し

ここでの作戦は終了致しました。



この撮影後、もう一発定番構図で

狙おうと目論見まして、県境を越えて

鳥取県へ入ります。


定番ポイントには列車を追い越して

到着したものの、思ったより植生が

繁っていて中々に厳しい状況。


何とか草の隙間を縫って撮影可能な

構図を組み、列車が来るまでの間は

車の中で待機して

風雨を凌ぐ事に致しました。


が。


助手席に座られた大御所氏が突然、

来たで!と声をあげられます。


何事かと見てみると、聞いていた

時間よりも早くに列車がやって来たと

判りました。


慌ててショバに就き、小降りながら

風の強いコンディションの中カメラを

構えますと、列車はファインダーの

真ん中に、既に入っておりました。



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2021-10-17 配9851列車

何とか迎え打つ事が出来ました。 


背後の山は雨霧によって白く煙り

コンディションはかなり悪い状況では

有りましたが、あわや撮り逃す寸前で

仕留める事が出来ました。


大御所氏が見つけて下さらねば

泣きを見る事になっておりましたから

大変有難い所でございます。


氏の仁徳が呼び込んだ幸運と

申せましょう。



このコマのあとは、引いた構図で

〆のカットをと考えていたのですが…

 

残念ながらお天気は不運を呼び込み

この様なオチが付いてしまいました。



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2021-10-17 配9851列車

オマケ。


レンズの真ん中に雨水が付着しまして

デイトが白ボケする事となりました…


仕方がございません。


雨、ですからね。



この後の列車はかなり西へ進まねば

追いつきませんので、撮影はここで

終えまして、お腹を満たす方へと

意識を切り替えたいと思います。



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2021-10-17 配9851列車

オマケ2。


巻頭コマなのですが編集にて海の色に

露出を合わせてみました。


暗い…


全体的な暗さも然りですが、海の色が

ワタクシの腹みたいに黒ずみまして

撮影には厳しい具合でございます。


こんな天候ではございましたので

気分はブルーデイでしたが、海の色は

残念ながらブルーとはいかず。



そんなしょうもない事を考えつつ

昼食を摂るべく辿り着きましたのは

岩見の道の駅、きなんせ岩見。


こちらにて新鮮なお刺身をいただき

気分を上げて帰路に就きたいと

思ったのでございます。



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2021-10-17  きなんせ岩見 刺身定食

今回の〆。

 

この日のお刺身はひらまさ。


第一印象はお刺身が少なっ!という

マイナスな感じだったのですが、実は

この御膳、630円なんです。


めっちゃ安い。破格ですよ…


しかも、お刺身の横に添えられた

お醤油ですが、これがまた濃厚な

二段仕込みの醤油でございます。


ワタクシ、お醤油にはチョイ煩い方で

ございますがこのお醤油をこの値段で

提供される心意気には感服致します。


勿論、肝心のひらまさのお刺身だとて

プリップリの弾力なのにお口の中では

噛み切り安く、口当たりに満足のいく

食感を堪能させていただきました。


まさに本遠征を〆るのに相応しい

美味しさとなり、食後も暫くの間は

魂がお刺身世界を彷徨っていた程で

ございました。


そんな別世界お刺身紀行にタイトルが

変わりそうな食事の後は、お買い物。


鳥取県と申しますと不動のお土産は

やはり梨でございましょう。


家族の分も含めて5個入りの梨を購入し

帰宅したのでございます。


梨は翌朝のお楽しみにして、この日は

疲れから不幸にも黒塗りの高級布団に

潜り込み、後輩を庇って泥の様に眠る

ワタクシを待ち受けていたものとは…


翌朝。


朝食の〆に梨でも食べるか、と台所へ

立ったのですが、一つも見当たらず。


カミさんに所在を確認しましたら、

昨夜の内に食べ尽くしたよ?と

いい笑顔で返されてしまいました。


どうやら美味だったらしくカミさんの

両親へもお裾分けー、と2個持って行き

3個を娘達と食べたそうで。


両親に渡した2個を返せ、とも言えず

梨には縁、無しの遠征となりました…


そんな不運を朝っぱらから喰らわされ

ワタクシはこの日も、ブルーデイ…



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!