この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
レア・貴重と申しますと我々撮り鉄は
撮影機会の乏しい列車や車両が対象に
なりまして、大変賑わいます。
関東では旅客釜がこのレアな機会に
なっている様で、高崎のロクヨンも
とうとう運用落ちという話を耳にして
寂しい気分になっております。
唯一の0番台なだけに、長く動体保存で
活躍して欲しい所でございましたが
社の方針ゆえに仕方がございません。
ロクヨンセンも茶釜が落ちる、なんて
噂も聞きます今日この頃。
東の釜は今後更にレア・貴重な車両と
なるのでしょうね。
さて、今回の更新は日車で落成した
ご報告、その第3回となります。
前回は回送線での走行シーンを狙って
おりましたが、その後に移動して
豊川入線前の停車に追い付きました。
快晴の下、DE10 1557が牽引します
煽り気味に狙ってみました。
構図右手の雑草が些か気になりますが
それ以上に快晴バリ順ロケーションで
細かい事なぞどうでも良くなります。
次に狙いましたのは、80000形の窓に
掲出されました特検票でございます。
真ん中の、頭が赤い台形となる用紙が
検査票でございまして、車両を列車と
して運行可能な寸法だと確認済みの
証明になっております。
建築限界や車両限界に引っ掛かると
道中、円滑な輸送が出来ません。
ですので事前に寸法を確認し、問題が
無いと判明したという事をこの票が
示しております。
様式は同じですが赤い台形部の文字が
特殊貨物検査票になるものと、特大と
表記されるものがございます。
今回は特大貨物検査票となりまして
略すと同じ特検票でございますから
別にどちらでも構わないのかも
知れません。
使い分けられているのか、混同で使用
されているのかすら判りません…
誰に聞けば判るのか、それすらも
判りません…判らない事が判ったと
いう事で、この場は放置致します。
バックからもいただいております。
林家パ…はさておき、甲種輸送時
ならではなスカート無しの前面を捉え
満足な撮影となりました。
これで狙うべき所は押さえたかな、と
カメラを片付けようとして、
思い出しました。
まだ撮影し忘れていた箇所の事を。
慌てて前方へ向かいます。
観てください!とシャクティみたいに
申しますヨとの連結部でございます。
ご覧の様な日車特有の養生形態をつい
うっかり撮影し忘れておりましたが
思い出して無事に仕留められました。
エジプトのミライ、じゃないミイラの
様な包帯グルグルの感じで覆われつつ
ちゃんと二つ覗き穴が空いている点が
愛らしいのでございます。
また、ワイパーでしょうか、真ん中に
出っ張りがある為に鼻の様に見えて
ミイラっぽさ3倍増しでございます。
赤くないけど。
今回の〆。
最後に編成を、オーソドックスな
構図を組んで狙いました。
ワタクシの好みはもう少しサイドに
組むのですが、ここでは架線柱が阻み
この角度が限界となりました。
東京メトロなどの様な大手では無い為
増備の本数も少ない新京成電鉄。
ですから甲種輸送もまた貴重な機会と
なりますので、この日は参戦が叶い
大変有り難い撮影でございました。
もうここまでの撮影で既にかなり
満足しているのですが、列車はこの後
漸く本線へ合流する事となります。
ですので、我々遠征組としましても
そのシーンを狙うべく移動する事に
なりました。
その模様は次回、最終回でたっぷりと
更新させていただきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!