写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1777列車 「 元京都市電1900形を狙う 2021・6月 広島電鉄紀行 その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

京都、奈良と申しますと全国各地から

観光客や旅行者が訪れております。

 

シーズンでは無くとも、京都の街中は

年中修学旅行生が歩いておりますし

市内のバスはいつも満員になります。

 

京都人はですから、移動は極力

地下鉄や嵐電叡電を使い

バスには乗らない様気をつけて

いらっしゃるのだとか。

 

そんな市バスが全盛となる以前の

京都には、市電が路線網を巡らせて

いたそうでございます。

 

ワタクシの母親なんかはその昔、よく

利用したと聞かされました。

 

 

さて、今回の更新は広島電鉄紀行の

最終回となります、広電に所属する

京都市電車両に焦点を当てました

ご報告となります。

 

高知の土佐電と同様、ここ広電でも

各地でお払い箱となりました車両が

今も活躍を続けております。

 

この遠征では、そうした古株たちの

中から数の多い京都市電車両を狙った

撮影に取り組みました。

 

昨年(2020年)のお盆に遠征しました

伊予鉄でも、元京都市電車両に出会う

事が出来ました。

 

が、今回は複数車両、しかもかつての

塗装のままで活躍しております。

 

 

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2021-06-06 1900形1904号

かも川、と愛称板を掲出した1904号が

やって来ました。

 

かも川とは、京都市内を流れます

鴨川の事でございましょう。

 

慣例として高野川との合流点より

上流域は賀茂川などの表記になる為か

愛称板ではかもが平仮名となります。

 

河川法では鴨川と統一表記にて

明示されておりますから、鴨川でも

良い様に思えますが…


 

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2021-06-06 1900形1904号

近づいて来ました。

 

前面窓に黒Hゴムが嵌っているのが

意外と目立つ様に思います。 

 

また、屋根の冷房機器などが大きくて

フタコブラクダみたいに見えました。

 

 

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2021-06-06 1900形1904号

暫く待っておりますと、折り返して

来ました1904号。 

 

電停へ滑り込んで参ります。 

 

 

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2021-06-06 1900形1904号

電停へ停車する1904号をじっくりと

眺めさせていただきました。 

 

オデコに二つ突き出た前照灯がまるで

タツムリの目玉みたいに見えます。

 

 

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2021-06-06 1900形1904号

電停を出発したシーンを、SSを落とし

背景をぼやかす意図で狙ってみます。

 

が、予想以上の低速で思った程の

効果は得られませんでした。

 

 

中扉の右側には京都市電の局章が今も

残されております点が嬉しい所。

 

塗装も京都時代のままですし

こうした配慮が広電の魅力で

ございますね。

 

 

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2021-06-06 1900形1905号

続いては1905号、こちらは比叡と

愛称が付いております。

 

比叡、つまりは比叡山を指している

この呼称からも1900形にはそれぞれ

京都にゆかりの愛称が付けられている

様でございます。

 

深泥池、花洞山や清滝といった、少し

マニアックな名称も採用されていたり

すると面白いのですが。

 

 

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2021-06-06 1900形1905号

続けてもう一度狙います。

1904号とは異なり、屋根に載る機器が

一つ少ないので表情が異なります。

 

むしろ1904号の屋根がレアなのか

他の車両も1905号同様に見えます。

 

 

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2021-06-06 1900形1908号

今回の〆。

 

1908号が現れました。

 

愛称板にはあらし山、と書かれており

京都を知る身としましては違和感が

ございます。

 

嵐山を平仮名表記する意図は流石に

ワタクシにも判りません…

 

烏丸をからすま、と書くならば

判るのですが。

 

 

屋根の機器は1905号とは逆位置に

設置されております。

 

或いはどこかで方転でも

したのでしょうか?

 

 

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2021-06-06 1900形1905号

オマケ。

 

1905号が交差点にて信号待ちをする

光景を、引いて撮影してみました。

 

 

すっかり広島に溶け込んでいる様に

思えます1900形。

 

実はこの形式、京都市電時代よりも

広電で活躍する期間の方が長いという

最早、エセ京都な風情をも感じさせる

存在でございます。

 

広島の皆様はこの車両を見て

京都を感じられていらっしゃるのか

気になる所でございます。

 

 

と、この様な具合で楽しみました

広電の撮影でございますが、この回で

終幕とさせていただきます。

 

丁度お昼の時間となりましたので

昼休憩を挟んで午後からは、別の

鉄道を被写体と致しました。

 

その模様は一旦、最近の関西ネタを

挟んでから再開させていただく

予定としております。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!