写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1786列車 「 調子踏切で朝の貨物列車を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 


日曜日はお休みなのですが、研修が

有りまして鉄活が出来ない状況で

悶々と致します。


代休があれば留意も下がるのですが

生憎とそんな気の利いたシステムは

ウチの会社には有りません。


その分、平日にはチョイ鉄が出来ます

から、文句を言わず我慢する所で

ございます。

 

 

さて、今回の更新は家族運用までの

僅かな時間に沿線へ立ち、仕留めて

おりました日常の貨物列車についての

ご報告でございます。


DEC741を撮影しました14日朝、その

後もしばらく居残りEF510の貨物を

中心に狙いました帰り道。


桃のクマイチが下ってきますので

そちらも狙うべく調子踏切へと

舵を切りました。



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2021-11-14 1071列車

もう冬光線に近い低い高度の

陽光を浴びて、カーブを曲がり征く

EF210-901でございます。

 

オデコからピョコンと突き出た小さな

ツノを見ると、桃太郎という名よりは

鬼の様な印象を受けます。


が、このツノこそが

試作車901号機の証左でございます。

 

 

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2021-11-14 1070列車

新鶴見所属のEF210-119が牽きます

コンテナ貨物の撮影が、現着しての

第一写となりました。 


量産車にはツノが有りません。


ツノ無しこそが一般機関車なので

クマイチのツノはちょっとした矜持と

なり得るのではないでしょうか。



こちらへ布陣した当初は、ドヨンと

した露出でして、どうにも爽やかな

仕上がりとは参りません。


予報では晴れ! となっておりましたが

実際には晴れ?という感じでして

雲間に時折、陽が射すものの基本的に

曇り空でございました。


そんな中で北陸上りの午前最後となる

貨物列車が、青いゴトーを先頭にして

やって来ました。


 

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2021-11-14 3094列車

EF510-506の牽引で調子のカーブを

曲がります貨物列車。 

 

薄陽で露出こそ何とか確保が出来て

一安心でございます。


そんな憂いを湛える空模様でしたが

11時を過ぎた頃からやっと予報通りの

陽が顔を出して参りました。 


 

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2021-11-14 62列車

岡山機関区所属の初期桃として今も

原色を堅持致しますEF210-3が牽く

貨物列車が、陽光に側面を照らされて

通過致します。 


0番台の桃太郎は車体の部品各種が

メーカーで廃盤となり、維持が段々と

難しくなって来たとも聞きます。


クマイチもそうですが、初期桃は

鮫に続いて運用落ちする可能性が高く

被写体として貴重な様に思います。

 

 

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2021-11-14 1072列車

EF210-165が先頭に立ちます列車は

機次位から2両が空コキながら、他は

コンテナが満載となっておりました。


空コキさえ無ければ…と思うのは

撮り鉄として仕方の無い事でしょう。


運用上やむを得ないとは判っていても

惜しんでしまいます…。



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2021-11-14 3095列車

陽が強くなりまして、面が黒く潰れて

しまう光線の中、EF510-504が牽く

北陸貨物が通過致します。 

 

早い時間にこそ陽が射し、今は曇れば

丁度良いのですが人生と同様に中々

都合良くは物事が運びません。


側面に露出を合わせて意を決し

シャッターを押し込みました。


 

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2021-11-14 1071列車

今回の〆。

 

巻頭の次のコマとなるのがこちらで

クマイチの勇姿をもう一度、〆として

配しました。

 


新世代の到来をまざまざと印象づける

鮮烈な登場となりましたEF210


EF66を更に進化させた様なデザインと

斬新な塗装から、当時は貨物列車の

明るい未来を想起させられました。


時代は移ろい、今は押桃が増備される

状況となり桃太郎ファミリーが一層

賑やかになりました。


そんな今の貨物機の礎となる試作車が

現役である状況を、有り難く感じる

今日この頃でございます。


 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!