この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
日曜日はお休みなのですが、研修が
有りまして鉄活が出来ない状況で
悶々と致します。
代休があれば留意も下がるのですが
生憎とそんな気の利いたシステムは
ウチの会社には有りません。
その分、平日にはチョイ鉄が出来ます
から、文句を言わず我慢する所で
ございます。
さて、今回の更新は家族運用までの
僅かな時間に沿線へ立ち、仕留めて
おりました日常の貨物列車についての
ご報告でございます。
DEC741を撮影しました14日朝、その
後もしばらく居残りEF510の貨物を
中心に狙いました帰り道。
桃のクマイチが下ってきますので
そちらも狙うべく調子踏切へと
舵を切りました。
もう冬光線に近い低い高度の
陽光を浴びて、カーブを曲がり征く
EF210-901でございます。
オデコからピョコンと突き出た小さな
ツノを見ると、桃太郎という名よりは
鬼の様な印象を受けます。
が、このツノこそが
試作車901号機の証左でございます。
コンテナ貨物の撮影が、現着しての
第一写となりました。
量産車にはツノが有りません。
ツノ無しこそが一般機関車なので
クマイチのツノはちょっとした矜持と
なり得るのではないでしょうか。
こちらへ布陣した当初は、ドヨンと
した露出でして、どうにも爽やかな
仕上がりとは参りません。
予報では晴れ! となっておりましたが
実際には晴れ?という感じでして
雲間に時折、陽が射すものの基本的に
曇り空でございました。
そんな中で北陸上りの午前最後となる
貨物列車が、青いゴトーを先頭にして
やって来ました。
EF510-506の牽引で調子のカーブを
曲がります貨物列車。
薄陽で露出こそ何とか確保が出来て
一安心でございます。
そんな憂いを湛える空模様でしたが
11時を過ぎた頃からやっと予報通りの
陽が顔を出して参りました。
岡山機関区所属の初期桃として今も
原色を堅持致しますEF210-3が牽く
貨物列車が、陽光に側面を照らされて
通過致します。
0番台の桃太郎は車体の部品各種が
メーカーで廃盤となり、維持が段々と
難しくなって来たとも聞きます。
クマイチもそうですが、初期桃は
鮫に続いて運用落ちする可能性が高く
被写体として貴重な様に思います。
EF210-165が先頭に立ちます列車は
機次位から2両が空コキながら、他は
コンテナが満載となっておりました。
空コキさえ無ければ…と思うのは
撮り鉄として仕方の無い事でしょう。
運用上やむを得ないとは判っていても
惜しんでしまいます…。
陽が強くなりまして、面が黒く潰れて
しまう光線の中、EF510-504が牽く
北陸貨物が通過致します。
早い時間にこそ陽が射し、今は曇れば
丁度良いのですが人生と同様に中々
都合良くは物事が運びません。
側面に露出を合わせて意を決し
シャッターを押し込みました。
今回の〆。
巻頭の次のコマとなるのがこちらで
クマイチの勇姿をもう一度、〆として
配しました。
新世代の到来をまざまざと印象づける
鮮烈な登場となりましたEF210。
EF66を更に進化させた様なデザインと
斬新な塗装から、当時は貨物列車の
明るい未来を想起させられました。
時代は移ろい、今は押桃が増備される
状況となり桃太郎ファミリーが一層
賑やかになりました。
そんな今の貨物機の礎となる試作車が
現役である状況を、有り難く感じる
今日この頃でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!