この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は6月の広島遠征から
ちょっと変わり種となります鉄道に
つきましてのご報告でございます。
同様に、新興住宅地と主要駅を結ぶ
新交通として宅地開発と共に完成した
住民の足、スカイレール。
この日は広島市電撮影後、以前から
気になっておりましたスカイレールを
見たくて瀬野へと向かいました。
JR山陽本線瀬野駅の北側、すぐ傍まで
山が迫っておりますがこの山、なんと
宅地化されております。
急峻な斜面が続く山の頂上まで家々が
建ち並ぶ壮観な光景…その真ん中を
貫く謎の鉄軌条。
それこそが
スカイレールなのでございます。
鉄道…?どう見てもロープウェイや
ゴンドラみたいに見えますがこれでも
法規に則します鉄道でございます。
このワゴンみたいな青い箱も、実は
立派な鉄道車両という位置づけ
なのでございます。
懸垂式モノレールの車両が極端に縮み
小さくなったもの、と考えましたらば
鉄道とみなすのも難しく無いかな?と
思うのですが…
難しいでしょうか?
スカイレールの起点駅となります
みどり口駅から眺めます、瀬野駅へ
227系が入線するシーン。
広島市東部はこの様な山あいとなり
急峻な土地ばかりでございます。
そんな場所を宅地化するという事で
積水ハウスが造成に際しまして開発と
運営を致しましたのが、スカイレール
という新交通システムとなります。
スカイレールの起点駅は瀬野駅とは
隣接しておりまして、窓からこの様に
山陽本線を望む事が出来ます。
日曜のお昼前という事もあり、駅前の
駐車場はガラガラでございます。
ワタクシの学生時代、まだセノハチを
EF67の基本番台が走っていました時分
瀬野駅北側は宅地造成の真っ只中。
そんな山の斜面を延びる謎の路線に
いつか再訪を、と誓ったのが懐かしく
誓いを破らずに来られた事を嬉しく
思いました。
巻頭コマの一つ前のコマから、背景に
住宅地を望む構図で。
モノレールとなる鉄軌条の上部には
保守用の通路と柵が設置されており
いざという時はアソコを歩いて点検や
整備が実施されるのでしょう。
眺めは良さそうですがワタクシの場合
足がすくんで作業なんて手に付かなさ
そうでございます…
200形を下から覗いてみました。
一般的な鉄道でしたら下部は台車が
ありますから、こんな構図は撮れず
懸垂式ならでは、と申せましょう。
スカート姿の女性をこんな角度から
覗くと、たちまち両手が後ろへ回って
社会的にアカン事となりそうですが。
でも世の男性諸兄なら、一度は憧れる
構図でもありましょう。
眼前を登り行く200形を
仕留めてみました。
進行速度も決して速くは無く見た感じ
時速20キロ程度、くらいに思えます。
SSを低速にしてカメラを振りましたが
周囲がほぼ流れていない為、200形の
低速具合も伺えます。
因みに調べてみた所、平均時速は
15キロなのだそうでございます。
途中駅の停車時間を所要時間に
含むなら、実際の速度はもう少し速く
なるのでしょう。
今回の〆。
最後に寄り気味の構図で200形を
後打ちしてみます。
後面となりますと赤い尾灯が灯ります
200形。
小さな車体ではありますが、これも
また鉄道の一つの形でございます。
懸垂式モノレール、の様でいて
ロープウェイの要素もありますこの
駅への着発はリニアモーター方式を
採用しているという何とも複合的な
鉄道でございます。
実はワタクシ、ここへの訪問は車両の
撮影が主目的ではありませんでした。
次回、その2では
いやらしい妄想が楽しめる車窓を
堪能したいと考えております。
は?いやらしい妄想は余計…ですか?
いやいや、何をおっしゃいます!
スカイレール最大の醍醐味は
やはりアレコレと掻き立てられます
いやらしい妄想でございましょう。
多分。
知らんけど。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!