この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
学生時代、各地へ鉄道を利用しての
遠征に出向いておりましたが、その際
活躍しましたのが周遊券と呼ばれます
切符でございました。
地元の高槻から目的圏内までの往復
乗車券+周遊区間内は特急自由席まで
乗り降りし放題、というお宝みたいな
切符でございます。
そんな有り難い切符を学割で購入が
出来ましたのは、実に恵まれた環境と
申せましょう。
気が付けば周遊券は廃止されてしまい
今では18切符のみが学生の貴重な
武器になりました。
今年も春、夏、冬に発売が決まったと
アナウンスされております。
ですがいつかは18切符でさえ、廃止に
なるのかも知れません。
あるべき筈のものが無くなる喪失感を
出来ればこれ以上は感じたく無いもの
でございます…
さて、今回の更新は吹田から向日町へ
検査出場で走ります配給列車について
ご報告させていただきます。
この日はロングレール輸送用のチキが
吹田から出場する、と教えていただき
時間を捻出して撮影に向かいました。
お天気ならば光線的に宜しくないとは
思いながらも、この後の都合もあって
布陣致しましたのは佃踏切。
ワタクシが現着致しますと、既に
馴染みの方がお二人構えられてます。
ご挨拶をして隙間に入れていただき
本番を迎えました。
EF65 1132が牽引しますピカピカの
チキ5500形が2両、向日町へ向けて
走り去る場面を捉えました。
検査明けという事でチキの台車は毎度
お馴染みなグレー塗装となり、車体の
黒とコントラストを見せております。
EF210-331が先頭に立ちます定期の
貨物列車も、ついで撮影を致しまして
合わせて掲載しておきます。
この列車は機次位にイルカが描かれた
開放型コンテナを積載するのが特徴と
なるのですが、この日はタンコが載り
アクセントとなりました。
配給列車撮影の続きとなります。
こちらは巻頭コマから引いてもう一度
シャッターを切ってみました。
どちらかと申しますとこのコマの方が
ワタクシと致しましては本命と
位置付けております。
好みの問題なんですけどね。
さぁ、ここからいよいよ
本日のオーラスでございます。
クルリと振り向きまして…
オマケ。
ケツ打ち、成功致しました。
何故なのでしょう、ある筈のものが
見当たりません。
はい、赤カンこと後部標識が付かない
最後部でございます。
車掌車の廃されました国鉄時代は皆
こんなアッサリした最後部でしたのを
思い出させてくれます。
この場合は喪失感では無く
郷愁ですね。
赤カンの代わりに?綺麗な塗装の
拳の様な形状の連結器を眺めながら、
列車を見送る事となりました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!