写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2035列車 「 オヤ31とマイテ49の京鉄博展示回送を狙う・前編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



ワタクシ、お仕事の都合もありまして

毎回同じ構図で撮影する事の多いのは

読者諸兄の皆様には既にご存知かと

拝察申し上げます。


撮影地を毎回変えるのも新鮮味があり

楽しいと思うのですが、その一方で

ショバを固定して撮影するのもまた

楽しいのでございます。


こだわり感とか出ますよね。


またこの構図かよ、とツッコミが

入りそうなショバ選定も、実は

被写体をどう写すか思案の末に決めた

結果だったり致します。


今回の撮影もまた、そんなこだわりを

形に致しました撮影となりました。



さて、今回の更新は26日早朝に撮影を

しておりました、回送列車についての

ご報告でございます。


この日から8月14日までの期間限定で

鉄博にて特別展示されます事業用の

客車、オヤ31 31。


それと併せ宮原から移動するマイテ49

が久々に本線走行をするという事で

数日前から界隈の撮影地は異様な程の

盛り上がりとなっておりました。


聖地や佃周辺も、事前の場所取りが

見られましてマナーの悪さに業腹な

気分でございました。


いえね、確実に場所を押さえたいとの

気持ちは判りますよ?


でも住民からしたら、何じゃコレな

ですから、最終的には普段から撮影を

している地元鉄が悪者に思われるので

腹立たしく思うのでございます。


そんなに場所取りしたいなら、前夜の

内にショバへ来てマルヨしなさいよ…


とね。



今回ワタクシ、この列車を遠目からの

サイド構図こそ絵になる編成と考えて

おりましたので、皆が集まる撮影地は

埒外と判断致しました。

 

 混み合う各所を尻目に、いつもは僅か

数人しか居ない裏調子へ向かいます。


ただこの朝はそんなショバでも20人程

集まりましたので、特ネタなのは

間違いの無い事でございましょう。


集まった皆さんよりも線路から離れた

位置にて構図を組み本番を迎えます。



2022-07-26 回9980列車

DD51 1191がマイテ49 2とオヤ31 31を

引き連れます回送列車を、陽が出て

間もない裏調子にて仕留めました。 

 

ここは午前だと側面が暗い半逆光の

ショバなのですが、早朝の光線ゆえに

気にならない程度で抑えられました。


 

2022-07-26 回9980列車

構図をずらして二発目でございます。 


光線が乏しい為にこのショバでも

撮影自体は出来るのですが、難儀な事

にワタクシの機材では普通に撮ると

暗い仕上がりになってしまいます。

 

ですから、精細さは諦めてISO感度

爆上げ致しまして撮影を試みました。


元データでは判別出来るのですが、

ネット掲載用にサイズを小さくした

この画像では、釜番も潰れてしまう

仕上がりでございます。


ですがそれも折り込み済み。


編成の面白さこそを捉えたかったので

ここへの布陣、この構図にこだわって

おりましたから。



2022-07-26 回9980列車

こちらが本命ショット。


いえ、正確には

本命その1と申しましょうか。 


足回りこそ雑草に食われてしまう構図

なのですが、マイテとオヤという

車体が特徴的な車両をDD51が牽引する

珍ドコな編成がよく判りますよね。


で、本命その2へ移行すべく、構図を

列車に合わせてズラします。



2022-07-26 回9980列車

朝の裏調子、という事で懸念をしては

いたのですが、列車が来る直前になり

野焼きバルサンがスタート。 


煙が上がると同時に皆、一斉に

線路から右手へ移動致しました。


それでもマイテのサイドショットと

なります構図は煙が噛んでおります。


しかしながら、特徴的な3連台車や

やまぐち号35系、瑞風に連なります

元祖展望車のディテールは捉える事が

出来ました。

 

この流れで、次は

オヤの側面も切り取りに掛かります。

 


2022-07-26 回9980列車

ああ… 

 

うっかり、構図を左へズラしてしまい

オヤは手前側半分まで煙の餌食に。


普段は見られ無い事業用車両らしく

白いベールに包まれてしまいました…


が、気になる矢羽部分は真ん中、後尾

とも無事でございましたのでここは

まぁ及第点としておきました。


鉄博では特定期間にこの矢羽を広げ

検測状態での展示も実施されるとの

事でございます。


オイラン、という愛称の由来ともなる

検測羽の展開姿も見てみたい所で

ございます。


因みに、オイランの矢羽を広げて走り

何かにぶつかって羽が倒れる事が無い

かを確認するのが、この車両の検測

方法となっております。


原始的ながら理に叶うスタイルだと

感じます。


建築限界測定車、ですからね。



2022-07-26 回9980列車

今回の〆。


オヤ31の特徴溢れますお尻を手前に

編成のバックショットも決めました。


ライジングさんが木に遮られまして

直射日光の被害に遭わず撮影が出来る

奇跡的タイミングの一葉。


ISO感度爆上げのザラザラな写真では

ありますが、会心の撮影が出来まして

嬉しい成果となりました。



列車はこのまま向日町へ一旦入区して

2時間ほど後に梅小路へと向かいます。


後編では、超が付く激パとなりました

向日町からの回送場面を中心に

お届けする予定でございます。


予定は未定ですから、期待はしないで

お待ち下さいませ。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!