この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
別に狙ってやった訳では無いのですが
8/1という日にパイチネタを更新に充て
させていただく事となりました。
今から30年ほど前の時代には、パイチ
と申しますと長岡、田端、富山、敦賀
などに数多く居りました。
長岡の釜は庇が付いた厳寒仕様でして
当時のワタクシは関西に顔を出すその
運用を地味に狙っていた思い出も
ございます。
でもやはり、ありふれたローピン釜が
大好きでございました。
富山、敦賀のローズピンクを纏います
パイチを、甲種や団臨を中心に狙って
居りましたのも懐かしい話。
いつの間にやら関西で見られますのは
EF81 113の1両だけでございます。
見渡してみても全国的に、僅かながら
残ります存在となりましたパイチ。
線香花火の最後の輝きみたいな、今の
活躍をこそしっかりと記録したいと
思うのでございます。
さて、今回の更新は後藤を出場した
キハ120の配給列車を狙いましたご報告
でございます。
前日にDD51の牽引にて宮原まで来て
おりました、富山のキハ120-318が
この日はEF81 113に牽かれ敦賀へと
向かいました。
その模様を撮影すべく毎度の裏調子へ
布陣致します。
灼熱の陽射しの中、EF81 113が富山の
キハ120-318を率います列車を捉える
事が出来ました。
あまり深く考えずに構図と立ち位置を
決めたのですが、串パンか釜の面が
草に噛むかの択一構図となる始末で
ございました。
草噛みの方がマシかな、と思いまして
本来よりシャッターを少しずらして
切り、串パンは回避しております。
EF65 2087が牽きます5087レを狙い
こちらへ布陣しましたが、ゲストで
特急が登場しまして…
配給列車撮影の前には調子へ立ち寄り
お仲間の皆さんと定期貨物を撮影、
残念な結果に終わりました…
この後、裏調子へ移動しまして
パイチに備える事となりました。
ファーストショットは望遠を飛ばして
挨拶カットを切りました。
別に無理やりこんなコマまで掲載する
必要も無いかと思うのですが、毎回
この構図に挑戦してますから逆に無い
と、寂しい気も致しまして。
今回はちょっとだけシャッターを切る
タイミングが早かった様ですね。
巻頭コマから構図をずらしてキハを
単体で切り取りました。
高山色と呼ばれます富山の色合いは
前後の面も色が異なりカラフルでして
撮影し甲斐がございます。
各路線毎に異なる帯、という点がまた
マニア心をくすぐるキハ120形。
そろそろまた浜田色なんかも
見たくなって参りました。
今回の〆。
バックショットは短編成でしたので
列車に寄せて狙ってみました。
以前は松任工場が検査の担当だった為
この様な配給はここ数年から見られる
様になりました。
トワ釜パイチが現役の間こそこんな
組み合わせも楽しめますが、それとて
数年後にはどうなるか判りません。
30年前からはその様相が大きく変わり
鉄道とは、という提起が揺らぎ始めた
様に感じます。
民営化直後は、JRは路線を廃線になど
しませんっ、と言っていた議員ども。
並行在来線は切ってもよい、なんて
法案が可決した辺りから俄に路線が
無くなり始めました。
挙句、ウィルス禍による減収に乗じて
赤字路線を公開し世論へアピールする
始末。
公共交通機関が黒字収益を求めては
いけませんでしょうに…
黒字だけで維持するならば、大都市圏
のみの経営になってしまいます。
尤も、30年前とは異なり道路も整備が
進みました現在。
地方の赤字路線は切り捨てられても
仕方がないという論調もまた頷ける
気も致します。
30年後の未来には、果たしてどんな
姿になっているのか。
キハ120の後ろ姿にその未来が見通せず
不安な気持ちで見送るワタクシで
ございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!