この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
JR西の吹田総合車両所が、有料公開を
開催し始めてはや4回。
味を占めたのか9月には5回目の開催も
アナウンスされております。
4回目の目玉は、廃車回送されて
S4編成でございました。
次なる目玉は、北陸から退役しました
ございます。
茜色の国鉄近郊形車両が目玉、という
内容に一瞬ワタクシ、グラッと
きてしまいました。
結局ワタクシは赤い車両が好きなだけ
なのかも知れませんね…
さて、今回の更新はそんな赤い車両、
ロクナナを狙った遠征の第三弾となる
ご報告でございます。
いよいよ陽も昇りまして、やっとこさ
ワタクシが撮りたいと思っていた
EF67の単機が狙える様になりました。
薄明かりの中で仕留めた単機は
ザラザラ仕上げの流し撮りでしたから
しっかり撮影しておきたいのが
人情というもの。
陽が当たりますと今度は面が影となる
シチュエーションになります。
ですので、構図は単機らしくサイドに
振ってロクナナを狙ってみました。
西条からの帰り道、身軽な単機で
峠を駆け下りますEF67 105の姿を
捉える事が出来ました。
快晴の青と車体の赤を対比して構図を
組む事が出来ましたのも良き所。
こちらは本命コマの一つ前、連写した
ファーストコマでございます。
後ろのパンタが架線柱に引っかかり
次点落ちとしております。
ですが、面の僅かな傾斜を活かして
半面光となりましたのが素敵なので
掲載させていただきました。
2000年代に入り、テールライトが
従来の丸型から角形に変わってからは
お初となります、EF67 100番台の
撮影がようやく叶いました。
ロクナナ狙いの前には普電も被写体と
して、撮影しておりました。
長ーい8両組成ながら、光線は手前の
3両のみにしか当たらず。
まるでミスコン出場の上位3名にしか
スポットが当たらない無慈悲な現実の
様で世知辛い写真となりました。
本番前には比較的新しい押桃、333と
ゾロ目ナンバーが単機で通ります。
この時点でも未だ陽は万全とはいかず
割と線路の際まで暗黒面が支配する
シスの世界みたいな影が広がります。
そんな中、上り貨物の後補機には
当時最新の車番となります338が
充当されているのを発見!
まだ真新しい車体が朝日を浴びる姿を
咄嗟にスナップ致しました。
こちらは上り普電でございます。
ジェダイの活躍が如く、影が後退して
ようやく舞台が整いEF67の単機を
お出迎えする事が出来ます。
227系みたいな申し訳程度の縦帯では
なく、車体全体が紅葉色をした広島の
機関車EF67。
その横顔を、快晴の下で狙います。
オマケ。
最後のコマは架線柱インという
締まらない構図となりましたので
オマケとして添えてみました。
このコマをもって、ワタクシの
EF67撮影は終了という事になって
しまいました。
持つ機能が残る2エンド側。
つまり、上り列車の先頭に立つ事も
可能なのでございました。
この夏、ひょっとしたらそんな素敵な
イベント列車が…なんて
淡く期待したものの。
実現どころか動体保存の話さえ無い
今日この頃でございます。
直流釜としては珍しい、赤い車体の
貴重な機関車でございますが、今は
もうその姿を見られ無いのが残念で
なりません。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!