この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
ウチの子供たちがまだ幼少の頃は
毎年GWになりますと車を走らせて
由良海岸辺りへ海水浴に出かけたり
しておりました。
夏の海開きをした後ですと、人が多く
渋滞も酷い為、既に30℃を超えます
GWに海水浴を楽しんだのでした。
流石に小学生となりますと、夏休みに
プール開放などもあり親がわざわざ
海へ連れて行くなんて機会も無くなり
今では海も被写体としか見てません。
由良へ行っても海岸では無く、鉄橋を
狙って過ごしてしまいます…
さて、今回の更新は瀬戸内撮影紀行と
題しまして、海を舞台に観光列車の
etSETOra(エトセトラ)を狙いました
ご報告の第一弾でございます。
山を舞台にしたセノハチ撮影を終えて
ノープランだったワタクシ。
広電は6月に撮ったし、スカイレールも
訪問したし…と思案していて
ふと思い出しました。
以前にお仲間から見せていただいた、
呉線の写真を。
せや、呉線に行って海を絡めた
撮影でもしよう!と思い至りまして
セノハチから南へ車を走らせます。
瀬戸内海に沿う単線の呉線を走ります
観光列車etSETOraを仕留めました。
背後は急峻な山、線路を挟み手前には
瀬戸内海という如何にも呉線っぽい
ロケーションが見つかりました。
現着して最初に撮影しましたのは
広島方面へ向かう227系3両の列車。
227系導入前はこの路線も105系やら
115系が走り、素敵な撮影が出来た筈
なのですが、今では来る列車が必ず
227系という面白みに欠けた路線に。
それでも関西では見られない形式ゆえ
取り敢えず列車が来たら撮影、という
貪欲なスタイルを貫きます。
三原方面へ向かう2連の227系。
列車に寄せた構図を組んでみましたが
海がほぼ入りません。
折角の前景が海なので、思い切って
構図を広く取る選択を致しました。
お次も2連の列車でございます。
こうして記事に致しますと、サクサク
撮影している様に感じるかも
知れませんが、実際には40分近い
待ち時間をダラダラ潰しております。
で、ようやく本番となりまして。
今回の〆。
巻頭コマの一つ前、こちらが本命の
コマでございました。
いいカットになったぞ、と意気揚々な
感じで陸地へ戻ろうと歩き出して
愕然と致しました。
本記事の2、3枚目の画像と巻頭コマや
4枚目の画像を見比べてみて下さい。
潮位が異なるのがお判りでしょう。
そう、撮影前にショバへ布陣する際に
通れた筈の道が、撮影を終え戻る時は
海の中に消えていたのでございます。
砂浜ではなく砂利と岩の、磯という
雰囲気ですから、裸足で歩く訳にも
参りません。
やむ無く、南の島のフローネみたいな
気分で入水し、足首まで濡らしながら
車へ戻ったのでございました。
ほんの数十センチではありますが
潮位を甘くみてはいけませんね…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!