この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
11/3から6日まで、京鉄博にて岡山の
湘南115系が展示される、という
嬉しい案内が発表されました。
プライオリティの順位を特急や
新幹線が占めている子供には、恐らく
全く関心を持たれないであろう
今回の企画展示。
実に我々世代直撃でございます。
近統本部も、岡山支社を見習い近キト
113系を湘南に戻して下さらないか、と
願わずには居られません。
クハ117-1を国鉄色にしただけでもまぁ
快挙と申せましょうけれど。
やはり懐かしい塗装をまとう車両には
格別な格好良さを感じてしまいます。
さて、今回の更新はある日の嵐電を
ぶらり撮影しておりましたご報告で
ございます。
特段もの珍しい何かがある訳でもなく
ただカメラを向けてみた日常の記録。
そんな鉄道写真こそ、ワタクシの原点
と申せましょう。
先ずはマルダイ、旧来の嵐電塗装を
今なおその身にまとう古参車両でして
前面左側に掲出された系統板や窓の
配置などに見応えを感じます。
観光シーズンに入ります嵐山本線では
通常なら単行の所を一両増結しまして
2両での運行となります。
京紫カラーの新標準色をまとい、前面
一枚窓に円らなライトが可愛い
モボ501形も捉えました。
SSは落としていたのですが、まだまだ
修行が足りない様でオデコのLEDは
キレッキレでございました。
胴に巻いた金の細帯はモボ501形の
矜持でございます。
箱形ボディに大きな前面窓を持つのは
主力の600系統車でございまして、
こちらはモボ611形となります。
後ろの車両も同形ながら、パンタは
形状が異なり613号はシンパ装備と
今風な装いでございますね。
巻頭コマのモボ301形と同じボディの
古参車両、モボ101形でございます。
こちらはラストナンバーとなります
106号、ラッピングも無い素の京紫な
ボディでございました。
後ろの車両は600番台車の様ですね。
モボ101形と301号は、嵐電社内では
由来不明ながらマルダイと呼ばれて
いるそうでございまして、それに因み
ファンもそう呼称しております。
ワタクシなどマルダイと聞きますと
ついハイリハイリフレハイリホー、と
ハンバーグのCMを思い出します。
マルダイ違いでございますね。
此方は後ろにマルダイを繋げた611号。
専用軌道なのですが一部区間では
この様に併用軌道となります。
有名撮影地である西大路三条などは
夕方になると、列車がモロに夕陽へと
被さりますのでこの日は別ショバへ
布陣致しました。
併用軌道となります三条通りは狭く
道の両側にある建屋の影落ちで既に
軌道は暗く沈んでおります。
ですからSSを下げ、露出を確保しての
撮影でございました。
今回の〆。
巻頭コマの次に切ったのがこのコマ。
モボ301形は元々、301と302号が在籍
しておりまして2007年に2両ともが
廃車となりました。
ですが翌年、京都市営地下鉄の延伸で
需要が見込まれた事から301号が
まさかの復活を果たしております。
多客期となります秋の観光シーズン。
京都を観光するついでに併用軌道を
ご覧になり、更には郷愁パナイ
吊りかけ駆動を味わってみては
いかがでしょうか。
また、併用軌道があります三条通りは
ご覧の様に道幅が狭く、実に
スリリングな運転が楽しめます。
混み合う時間帯など前を塞ぐ市バスを
回避しようと軌道内に入ったら、渋滞
に捉まった挙句、後ろから迫るモボの
警笛にドキドキさせられます。
土産話にもなりますよ?
ワタクシ、お仕事でよく走りますが
ほんま堪忍して欲しいですわ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!