写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2112列車 「 夕暮れの併用軌道で嵐電を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

11/3から6日まで、京鉄博にて岡山の

湘南115系が展示される、という

嬉しい案内が発表されました。

 

プライオリティの順位を特急や

新幹線が占めている子供には、恐らく

全く関心を持たれないであろう

今回の企画展示。

 

実に我々世代直撃でございます。

 

近統本部も、岡山支社を見習い近キト

113系を湘南に戻して下さらないか、と

願わずには居られません。

 

クハ117-1を国鉄色にしただけでもまぁ

快挙と申せましょうけれど。

 

やはり懐かしい塗装をまとう車両には

格別な格好良さを感じてしまいます。

 

 

さて、今回の更新はある日の嵐電

ぶらり撮影しておりましたご報告で

ございます。

 

特段もの珍しい何かがある訳でもなく

ただカメラを向けてみた日常の記録。

 

そんな鉄道写真こそ、ワタクシの原点

と申せましょう。

 

 

2022-05-03 モボ301形301号他1両

先ずはマルダイ、旧来の嵐電塗装を

今なおその身にまとう古参車両でして

前面左側に掲出された系統板や窓の

配置などに見応えを感じます。

 

観光シーズンに入ります嵐山本線では

通常なら単行の所を一両増結しまして

2両での運行となります。

 

 

2022-05-03 モボ501形502号他1両

京紫カラーの新標準色をまとい、前面

一枚窓に円らなライトが可愛い

モボ501形も捉えました。

 

SSは落としていたのですが、まだまだ

修行が足りない様でオデコのLEDは

キレッキレでございました。

 

胴に巻いた金の細帯はモボ501形の

矜持でございます。

 

 

2022-05-03 モボ611形613号他1両

箱形ボディに大きな前面窓を持つのは

主力の600系統車でございまして、

こちらはモボ611形となります。

 

後ろの車両も同形ながら、パンタは

形状が異なり613号はシンパ装備と

今風な装いでございますね。

 

 

2022-05-03 モボ101形106号他1両

巻頭コマのモボ301形と同じボディの

古参車両、モボ101形でございます。

 

こちらはラストナンバーとなります

106号、ラッピングも無い素の京紫な

ボディでございました。

 

後ろの車両は600番台車の様ですね。

 

 

モボ101形と301号は、嵐電社内では

由来不明ながらマルダイと呼ばれて

いるそうでございまして、それに因み

ファンもそう呼称しております。

 

ワタクシなどマルダイと聞きますと

ついハイリハイリフレハイリホー、と

ハンバーグのCMを思い出します。

 

マルダイ違いでございますね。

 

 

2022-05-03 モボ611形611号他1両

此方は後ろにマルダイを繋げた611号。

 

嵐電嵐山本線は、路線のほとんどが

専用軌道なのですが一部区間では

この様に併用軌道となります。

 

有名撮影地である西大路三条などは

夕方になると、列車がモロに夕陽へと

被さりますのでこの日は別ショバへ

布陣致しました。

 

併用軌道となります三条通りは狭く

道の両側にある建屋の影落ちで既に

軌道は暗く沈んでおります。

 

ですからSSを下げ、露出を確保しての

撮影でございました。

 

 

2022-05-03 モボ301形301号他1両

今回の〆。

 

巻頭コマの次に切ったのがこのコマ。

 

モボ301形は元々、301と302号が在籍

しておりまして2007年に2両ともが

廃車となりました。

 

ですが翌年、京都市営地下鉄の延伸で

需要が見込まれた事から301号が

まさかの復活を果たしております。

 

 

多客期となります秋の観光シーズン。

 

京都を観光するついでに併用軌道を

ご覧になり、更には郷愁パナイ

吊りかけ駆動を味わってみては

いかがでしょうか。

 

また、併用軌道があります三条通りは

ご覧の様に道幅が狭く、実に

スリリングな運転が楽しめます。

 

混み合う時間帯など前を塞ぐ市バスを

回避しようと軌道内に入ったら、渋滞

に捉まった挙句、後ろから迫るモボの

警笛にドキドキさせられます。

 

土産話にもなりますよ?

 

ワタクシ、お仕事でよく走りますが

ほんま堪忍して欲しいですわ…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!