この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
日の出は6時を回り、日の入りも
17時過ぎとなります最近の関西。
明るい時間が短くなり、撮り鉄には
厳しい季節となりました。
また寒暖の差も激しく日中の車内では
緩くエアコンをかける程の暑さでも
朝晩は暖房が恋しくなる有様。
皆様もどうか、お身体には気をつけて
お過ごし下さいませ。
さて、今回の更新は交検で向日町へ
来て早2ヶ月、その存在をすっかり忘れ
去っておりましたホキ800形について
ご報告させていただきます。
近江今津に常駐します2両のホキは
これまでにも交検や京鉄博展示などで
拙ブログでも度々記事に致しました。
そんなホキですが、8月に向日町へと
やって来たものの一向に戻る気配なく
いつの間にやら10月。
ワタクシもその存在をすっかり忘れて
おりました所へ、松任転属になるから
配給列車として走るよ、と有り難く
教えていただきました。
撮影はいつもながらの築堤構図を組む
べく、桂川へ布陣致しました。
トワ釜パイチEF81 113が牽引します
ホキ800形2両という、ミニマムな編成
の列車を捉えました。
挨拶ショットを兼ねました初手では
望遠を飛ばして編成を切り取ります。
既に今の季節、釜の面には陽が回らず
半面逆光となりますが、非貫通ゆえに
真ん中を飾る車番はしっかりと
見えておりました。
続いて構図をずらしながらの第二写。
巻頭コマは挨拶のつもりで切りました
撮影で、この構図が本来なら初手の
コマとなる予定でございました。
レンズを引きましてお馴染み構図での
本命カットでございます。
築堤へ侵食する雑草も枯れ色となる
秋の早朝、空も高く光線は冬の様相を
持って参りました。
そんな、肌寒ささえ感じる空気の中を
走り去るトワ釜パイチの配給列車。
満足な一葉となりました。
こちらはもののついでに撮影しました
追加コマでございます。
本番では連写しっぱなしではなく、
構図を変えてピントを合わせつつ
小刻みな撮影を致します。
この築堤ではそれが可能な速度での
通過なのが、また有り難い事だと
感じる次第でございます。
松任への転属が一時的な措置なのか
恒久的な対処なのかは不明ですが
近江今津に戻らないのであれば、多分
これが見納めかと思われます。
感傷的な訳ではございませんが
ホキ800形に記された京の文字を意識
致しましての撮影も致しました。
近江今津からホキが居なくなるという
事は、ワタクシもおいそれとはホキを
撮影する機会が無くなる訳ですし。
オマケ。
走り去る列車に追い縋る様にしての
後打ちまで撮影して、ここでの滞在は
終了となりました。
聞く所によりますとトワ釜パイチ自体
これが最終運用だという話なんかも
耳に致します。
真偽の不明な事ゆえ、断定は出来ない
所ではありますが…何分にも古い釜で
ございます。
いつ運用離脱してもおかしくは無いと
そう感じる今日この頃でございます。
この撮影が最後だった、そう
ならなければ良いのですが。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!