写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2189列車 「 薙ぎ払え!2連の113系を流し撮りで狙う 2022・12月 舞鶴線紀行 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

スタジオジブリの映画、と申しますと

皆様はどんな作品を思い起こされるの

でしょうか。

 

ワタクシは初期のSF色が強い作品に

惹かれております。

 

風の谷のナウシカこそ至高、とまぁ

そんな風に思う古い人間でございます

ワタクシ。

 

となりのトトロを始めとします

ヒット以降のファンタジー絡みな奴は

ワクワク感が乏しくて残念ながら

馴染みません…

 

また新作を作っているそうなのですが

全くと申してよいくらいに期待はせず

多分、劇場にも行かないのでしょう。

 

宮崎駿には是非とも、あのワクワク

する様なSF色豊かな活劇を作って

欲しい所でございます。

 

 

さて、今回の更新は今月下旬に出張で

日本海側へ参りました折に撮影した

舞鶴線での日常をご報告致します。

 

寒波だかカンパチだか知りませんが

山陰や北陸へごっつい雪を降らせた

寒さの、その残り香が漂うこの日。

 

ワタクシはお仕事で日本海へ派遣され

粛々とするべき事やした方が良い事を

テキトーに済ませて、手に入れました

僅かな自由時間。

 

カメラを片手に舞鶴線へと向かいます

が、この日チョイスしたショバには

線路に沿って疎に丈の高い枯草が生え

列車に掛かる状況でございました。

 

今更別ショバへ移動する時間も無く

どうするべぇ…と困っておりますと

脳内にクシャナ様が降臨されました。

 

ご存知ですか?クシャナ様。

 

風の谷のナウシカ巨神兵を繰り出し

大国の威信を見せつけたお姫様で

ございます。

 

かの姫はワタクシに語りかけます。

 

薙ぎ払えば良いではないか、と。

 

枯草を勿論、物理的に薙ぎ払うのは

流石に不可能…あ、視覚的に薙ぎ払う

という事ですね!?

 

やはりクシャナ様は素晴らしい、その

ご助言しかと受け止めました!と

カメラ片手にぶつぶつ言いながら

構図を決める怪しいワタクシ。

 

 

2022-12-21 113系S4編成

足回りに掛かる枯草を薙ぎ払い、真横

構図にて仕留めてみました113系

 

大きな塊の草は残っていますが数本で

生えた草はかき消えてしまいました。

 

尤も、列車も面辺りはおブレており

上首尾とは申せませんが。

 

クロトワ君がしゃしゃり出て呟きます

ブレてやがる…遅過ぎたんだ、と。

 

むしろ上首尾だったのはこちらの

カットの方でございました。

 

 

2022-12-21 287系3両

反対側から来た287系、コレが今回の

ファーストショットでございます。

 

足回りには草の塊が残っておりますが

面に掛かる筈の枯草は薙ぎ払われて

スッキリ致しました。

 

流石はクシャナ様。

 

 

2022-12-21 287系3両

サイド構図は中途半端になってしまう

アカン出来映え…でもこれはこれで

と、つい掲載してしまいました。

 

 

2022-12-21 287系3両

バックショットは目も当てられない

ブレカット。

 

ですが左側の、生活感が感じられない

古民家みたいな建屋がツボに嵌り

掲載してみました。

 

敷地内の葉が落ちた木と相まって

寂寥感パない雰囲気を醸してます。

 

これは止め絵で撮影した方が良かった

かも知れません。

 

そんな事を考えながら、すぐに来ます

113系に備えて立ち位置を変えて

本番を迎えました。

 

 

2022-12-21 113系S4編成

面が、面があぁぁっ!とムスカ大佐の

断末魔みたいな結果となりました。

 

口惜しい撮影に肩を落とすワタクシ。

 

でも諦めず、カメラを振り切ります。

 

2022-12-21 113系S4編成

今回の〆。

 

走り去る113系だけは辛うじて面を

止める事が叶いました。

 

立ち位置的に足回りは枯草に埋もれて

編成としての写真だと没なのですが

まぁいいや。

 

と、こんな感じで舞鶴線の撮影を終え

ワタクシも日常へと回帰致します。

 

クシャナ様のご助言も活かし切れない

未熟エロな、もとい未熟者なワタクシ

ですが、来年もこれまた日々精進な

鉄活に挑みたいと思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!