写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2216列車 「 王寺工臨を踏切で狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

昨夜から今朝にかけ、JR線が大変な

状況となりました関西。

 

輸送指令と現場の連携が驚くほど杜撰

と申しましょうか。

 

在来線の車内に数時間も閉じ込められ

居合わせた乗客の阿鼻叫喚が聴こえる

様な采配に、呆れてしまいます。

 

是非とも彼らには国鉄時代の魂を注入

してやりたい所でございます。

 

閉じ込められた乗客の皆様と、朝まで

現場で対応された職員のご苦労ご心痛

には胸を痛める次第でございます。

 

 

さて、今回の更新は平時にこそ真価を

発揮します、安全運行の為の下支えと

なるレール工臨につきましてご報告を

させていただきます。

 

と申しましても今回は第2214列車記事

で撮影しました工臨を、立ち位置や

構図を変えて狙いましただけでして

目新しさとは縁がございません。

 

そこの点につきましては心苦しい所

ではございますが、闇鉄の醍醐味を

堪能して参りましたのでご覧下さい。

 

 

2023-01-07 工8297列車

DD51 1192が牽引します王寺行きの

定尺チキ2両が、昼間であれば大勢の

撮り鉄で賑わう名所の踏切を通過する

場面でございます。

 

架線を吊る球の部位が踏切周辺の

様々なライトに照らされ、赤や青と

等の色あいに染まり星々みたいな夜。

 

DD51のハイビームが闇を切り拓いて

待避線から発車していきます。

 

 

2023-01-07 工8297列車

待避中の列車を、後方から来た列車が

追い抜くシーンでございます。

 

以前にも拙ブログにて、待避中を狙い

長時間露光で撮影した写真をご報告

した事がございます。

 

この日は生憎と手持ちでしたので

SSを適度に下げつつも普通に撮影し

凌いでおります。

 

 

2023-01-07 工8297列車

時間となり、待避線から動き出した

列車を踏切に掛かるタイミングで先ず

一コマ切りました。

 

凸のボンネット上に位置する街灯が

やたらと明るく、この切り位置では

DD51の車体色が充分に出せません。

 

少し撮影を堪え踏切半ばに差し掛かる

タイミングで再度撮影しましたのが

今回の巻頭に据えた決めコマで

ございました。

 

上手い具合に後方からは普電が灯火を

照らしておりまして、本来なら闇に

沈むチキ後部を浮かび上がらせて編成

全体が判る写真となりました。

 

 

2023-01-07 工8297列車

今回の〆。

 

オマケ的に釜をフィーチャーしての

撮影だったのですが、意図せず車体と

踏切の警告灯がマッチしまして。

 

しかも、キャブを挟んで左が青色の光

右が赤色、と対比まで出来てしまう

面白い写真が撮れました。

 

惜しむらくは、画質が悪いゆえに

折角止められたDD51 1192がボアボア

仕上げとなっている点でしょう。

 

こればかりは現状、どうする事も

出来ません…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!