この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昨夜から今朝にかけ、JR線が大変な
状況となりました関西。
輸送指令と現場の連携が驚くほど杜撰
と申しましょうか。
在来線の車内に数時間も閉じ込められ
居合わせた乗客の阿鼻叫喚が聴こえる
様な采配に、呆れてしまいます。
是非とも彼らには国鉄時代の魂を注入
してやりたい所でございます。
閉じ込められた乗客の皆様と、朝まで
現場で対応された職員のご苦労ご心痛
には胸を痛める次第でございます。
さて、今回の更新は平時にこそ真価を
発揮します、安全運行の為の下支えと
なるレール工臨につきましてご報告を
させていただきます。
と申しましても今回は第2214列車記事
で撮影しました工臨を、立ち位置や
構図を変えて狙いましただけでして
目新しさとは縁がございません。
そこの点につきましては心苦しい所
ではございますが、闇鉄の醍醐味を
堪能して参りましたのでご覧下さい。
DD51 1192が牽引します王寺行きの
定尺チキ2両が、昼間であれば大勢の
撮り鉄で賑わう名所の踏切を通過する
場面でございます。
架線を吊る球の部位が踏切周辺の
様々なライトに照らされ、赤や青と
等の色あいに染まり星々みたいな夜。
DD51のハイビームが闇を切り拓いて
待避線から発車していきます。
待避中の列車を、後方から来た列車が
追い抜くシーンでございます。
以前にも拙ブログにて、待避中を狙い
長時間露光で撮影した写真をご報告
した事がございます。
この日は生憎と手持ちでしたので
SSを適度に下げつつも普通に撮影し
凌いでおります。
時間となり、待避線から動き出した
列車を踏切に掛かるタイミングで先ず
一コマ切りました。
凸のボンネット上に位置する街灯が
やたらと明るく、この切り位置では
DD51の車体色が充分に出せません。
少し撮影を堪え踏切半ばに差し掛かる
タイミングで再度撮影しましたのが
今回の巻頭に据えた決めコマで
ございました。
上手い具合に後方からは普電が灯火を
照らしておりまして、本来なら闇に
沈むチキ後部を浮かび上がらせて編成
全体が判る写真となりました。
今回の〆。
オマケ的に釜をフィーチャーしての
撮影だったのですが、意図せず車体と
踏切の警告灯がマッチしまして。
しかも、キャブを挟んで左が青色の光
右が赤色、と対比まで出来てしまう
面白い写真が撮れました。
惜しむらくは、画質が悪いゆえに
折角止められたDD51 1192がボアボア
仕上げとなっている点でしょう。
こればかりは現状、どうする事も
出来ません…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!