この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
落石事故により、備後落合-東城が当面
運休となるそうでございます。
世はまさに18きっぷ最盛期。
この機会に芸備線走破を目論んでいる
18きっぱーには大変残念かつ厳しい
仕打ちとなりました。
1日に3本しか列車が走らないという
冗談みたいな過疎路線。
復旧するだけ赤字が膨らむ訳ですが
まさかそのまま廃線に…なんて事には
ならないですよね?
逆に高規格線路に敷き直し、姫路から
広島まで直通のシャトル列車を走らせ
山陽本線の迂回ルート化してみては
いかがでしょうかね。
政府に掛け合って予算を引っ張れれば
いざという時に山陰回りより短い区間
での迂回列車が走らせられますよ?
さて、今回の更新は21日に西濃鉄道へ
行って参りましたご報告、その第一弾
でございます。
石灰石輸送を担っておりまして
以前はDE10 501という車番の釜が
在籍しておりました。
所が今はDE10 501も姿を消し、新たに
DE10 1251が入線を果たし稼働したり
整備されたりし続けられております。
昨年夏からSNSにてDE10 1251が
稼働を開始したという投稿もあり、
時折走るらしいと期待して今回は
西濃鉄道を訪れてみました。
蓋を開けて整備真っ最中のDE10 1251
でございます。
これではとても稼働するとは思えない
状況でございました。
しかも足下にはレールが積まれており
スッキリした撮影も難しい具合。
整備風景と割り切って撮影する事に
致しました。
セミセンターキャブを備えるDE10の
長い鼻面、1位側を捉えます。
青いツナギを着た作業員が数名何やら
トンテンカンテンと車体に潜って音を
立てておりました。
同じくDE10が導入された中京地区の
衣浦臨海鉄道では、形式がKE65となり
キャブ側面に社紋が付いております。
が、こちらのDE10は形式も車番も元の
まんま、プレートだけ独自のものに
変わっただけですからデイト!と胸を
張って申せましょう。
しかも嬉しい旋回窓仕様。
雪が降っても安心でございますね。
お次は短鼻側からもパチリ。
こちらも車番プレートが独自のモノに
付け替えられており、違和感こそ
ありますがまごう事なきDE10。
セミセンターキャブ構造の車体ゆえに
主張が出来ます短鼻、その愛らしい
存在感がそこにはございました。
小さなDLってとても魅力があると
ワタクシは思うのでございます。
今回の〆。
巻頭コマと似た構図でございますが
こちらは意識して立ち位置を変えての
撮影でございます。
キャブ傍の小さな点検蓋が開いている
箇所からは、向こう側の景色が覗いて
おりました。
スワイプしてご覧になって下さい。
チラッとだけですが、向こうに生える
木の葉が見えますでしょう。
エンジンさえ掛からない整備中の場面
ではありますが、実際にDE10 1251が
稼働を始めますとこんな風景を見る
機会も早々は無いかな?と。
そう考えますとコレはコレで貴重な
機会だったのかも知れません。
オマケ。
懸命に車体を弄くり倒す作業員を据え
陽射しを浴びて佇むDE10 1251。
北海道から秋田へ渡り、更に落ち延び
西濃鉄道へと入線しましたこの釜。
旋回窓付きな厳ついキャブも素敵な
DE10が、また稼働した際には再び
西濃鉄道へと訪問したいもので
ございます。
尤も、日曜運休ですからこんな風に
訪問出来るのはウィークデーの祝日
くらいなんですけれど…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!