この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は吹田での検査を終えての
出場試運転となりましたクモヤ145を狙った
ご報告とさせていただきます。
お仕事へ向かいまして、朝の業務をサラッと
終えたその足で受診に託けて再び撮影しに
参りました。
日中撮影の機会が乏しいレアな事業用車両で
ございますから、ここは何としても狙いたい
所だったのでございます。
復路となりますコチラの列車では、検査明けの
クモヤ145-1051が後位に連結されまして
先頭は伴走車のクモヤ145-1104が担います。
貫通扉の窓上部に設けられた運番表示機には
車番を示す1104となっているのが心憎い所で
ございますね。
また、種別表示幕の試運転表記は国鉄書体。
これもまたマニアが泣いて喜ぶ仕様でした。
列車の撮影は、勿論この日の主役でございます
1051が先頭を務める往路から参戦して
おりました。
ですから少し時間を遡りましてワタクシの聖地
であります調子踏切へ布陣した成果から、見て
みる事に致しましょう。
列車が撮影ポイントへと接近して来ます緊張の
高まった所で、先ずはご挨拶とばかりに一コマ
シャッターを切ってみました。
宮原工臨の撮影時とは異なり、このスジだと
被りの懸念は皆無でございます。
あとは悠々とレンズを引いて構図を組み直し
本命コマを仕留めます。
クモヤ145-1051が、検査明けピカピカ車体を
惜しげもなく晒しながら、対象的にガサガサな
車体のクモヤ145-1104を連れての試運転。
コチラも運用番号表示が車番と同じ1051となり
心憎い演出に胸が躍ります。
それにしましても同じ塗装スキームだとは全く
思えない2両の色調差に驚かされます。
JR貨物の釜に用いられる塗料の場合は、検査が
迫ってもここまで色褪せたりしないのですが
JR西は塗料への経費をケチり過ぎなのでは?と
呆れてしまいます。
塗装屋の友人曰く、安い予算しか提示されない
顧客の場合は一度しか塗らず、通常の顧客には
二度塗りをするから保ちが全然違うのよ、と
聞いた事がございます。
JR西の車体塗装もそんな感じなのだろうな、と
この2両を見て思うのでした。
お見送りは1104側でございます。
テールライトが、頬を赤く染めてガサガサな
車体を見られる事に羞恥の念を抱いているかの
様に見えます。
撮影するワタクシからすれば、良いではないか
良いではないか〜という気分ですけれど。
恥ずかしくともお主、その気なんじゃろ?と
下衆な勘繰りでシャッターを切りながら
クモヤ145に欲情致します。
今回の〆。
巻頭コマから引いた構図で復路を再度。
受診を終えて試運転の復路を狙うべく、今度は
佃踏切へ布陣致しました。
このスジだとサイドがまだ弱く色調差も往路の
側面バリ順に比べればまだマシでしょう。
ここからいつもならケツ打ちに挑戦する所で
ございますが、この時は撮影者がひしめき
断念致しました。
ですから撮影はこれでお終い。
ただ、折角のお仕事を公的に抜けての撮影で
ございますから、このまま帰るのも勿体無い。
そんな訳でここからはお遊びで居残る事に
致しました。
続きはまた、改めて。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!