この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
首都圏でも積雪の地域がある、と報道されて
おります本日。
関西は生憎と雨降りでございます。
でも寒さは一際な気がする、そんな夜なのは
湿気の所為でしょうか。
カラッとした冬は何処へ…
さて、今回の更新は四国DEが牽引する工臨の
返空を長時間露光にて撮影致しましたご報告と
なっております。
前回その1にて、土讃線の駅へ布陣致しまして
単機のDE10 1139が駅へ到着しチキを引き出し
に向かう所までを綴りました。
今回はその後のお話となります。
DE10 1139が4両の空チキを牽いて出発を待つ
姿でございます。
発車までは暫く時間があり、撮影会の様相を
呈しておりました。
有り難い事にヘッドライトも点灯したままで
何コマも、色々な角度から狙える機会となって
ワタクシも夢中でコマを切ります。
ではここから、少し時間を巻き戻しまして前回
記事の直後より状況につきまして綴らせて
いただく事と致します。
チキを引き出す為に留置線へ到着、チキと連結
したDE10が遥か前方に見えますタイミングで
ケツから列車を狙いました。
チキの左脇には運搬されたレールが積み上がり
山の様になっております。
ここで釜と連結後、ブレーキ管の確認などを
行ってからチキはDE10によってそぉーっと
引き出されまして、本線への渡り線へと
向かいました。
本線に転線した後、次は推進運転で本線の列車
停止位置へ据え付ける事となります。
定尺チキを先頭にして推進運転でホームへと
入線する場面でございます。
推進運転を強調する為に流し撮りを致しました
が、非常に低速でございました為あまり流れず
微妙な出来映えとなってしまいました。
それでもチキが動いている、釜のライトが
こちらを照らしている、といった辺りで推進と
察していただければ嬉しく思います…
巻頭コマから構図を変えて狙ってみました。
単機とは異なり、後ろに空チキが付くだけで
一気に工臨という風情になります。
時刻は既に日付けが変わり未明となりました。
真冬の、太平洋まで車で小一時間くらいという
高知県の山中でございますが、同好の方と話を
しておりますとこの辺りは標高が高いそうで
寒さも一際厳しいとの話でございました。
雪こそないのですが、あまりの寒さに頭痛が
する程の状況となる中、それでも一心に列車を
記録致します。
今回の〆。
広角系のズームレンズから付け替えまして更に
もう一コマ切らせていただきました、〆。
このショバで撮影中、地元関西で親しいお友達
に大変よく似た撮影者さんを見かけました。
いやいや似た方もいらっしゃるもんだなぁ、と
思っておりましたら、翌日のSNSにお友達氏が
ここでの撮影成果を投稿されておりまして
居たの!?と驚かされました。
先方からしたら寧ろワタクシが来ていた事に
驚きだったのかもしれませんが、僅か10名ほど
しか居ないショバにも関わらず暗い夜中かつ
撮影に夢中で気付かなかったのは残念…
後から互いにメッセージでいやぁまさか居たと
思いませんでした、なんて話て笑っちゃう良き
思い出となりました。
程なくしてこの日に撮影しましたDE10 1139も
除籍されてしまい、現在の四国には釜が1両も
居ない状況でございます。
噂によると気動車でチキを牽引する試験を実施
したものの、やはり釜の代わりにはならずに
試験は中断し工臨の施行は無くなっているとの
話も耳に致します。
今後、果たして四国の工臨はどうなるのか。
マニアとしては注視せざるを得ない状況で
ございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!