写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2832列車 「 馬越峠の俯瞰からキハ85系を狙う 2023・GW 南紀どっぷり遠征 その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

高山本線からは勇退したキハ85系、その最後の

牙城となる紀勢本線へ行ってみようと思い付く

きっかけは、東紀州に住むサロン熊野路氏から

いただいた温かなお言葉でございました。

 

ウチ来る?色々と案内するよー?

 

いつもの軽妙な語り口でお誘いを受け、更には

神奈川のブログ友かわつる氏より、行きましょ

とジョイントが通達されました。

 

折角のチャンスですからこのGWは気動車三昧

で楽しむかー!と、夜明け前の四条河原町にて

かわつる氏と合流し京都東ICから名神に乗って

紀勢道へ。

 

熊野路氏と合流する前に古里俯瞰でサクッと

3002Dを仕留めましたのが前回のお話となって

おります。

 

 

さて、今回の更新は東紀州にて南紀を狙っての

遠征からご報告致します第二回。

 

かわつる氏が熱烈に行きたがっていた馬越峠

俯瞰構図にチャレンジ致しました。

 

先行でかわつる氏の更新記事がございますので

またしても無断リンクさせていただきます。

 

kawaturu-tetudouroku.hatenablog.com

 

古里海岸から尾鷲市街へ移動してサロン熊野路

氏と無事、合流致しました我々。

 

朝飯まだでしょ?幕でいい?と熊さんの先導で

朝マックメニューを喰みながら次なるショバへ

向かう相談となりました。

 

馬越峠は山を登った熊野古道の道すがらに

あります、絶景地。

 

ですがワタクシは心臓に病を抱える為、本格的

山歩きは正直ちょいと自信がありません。

 

何なら麓で別行動しておくかな…と考えていた

所、熊さんから車で行けるよアソコ。と

思わぬ助け船を出していただきまして。

 

 

2023-05-04 キハ85系 特急 南紀

速報版でも掲載致しました、絶景ショットで

ございます。

 

確かに、間違いなく車でショバまでやって来た

我々ではございますが、道中はかなりダートな

山道で涙目になりながら運転致しました。

 

車で行ける、と車で行けない事もない、では

その意味合いは全く異なります。

 

軽バンでよく無事に登れたなぁ、と今

振り返っても驚愕のルートでございました。

 

少なくとも熊さんの案内が無ければ間違いなく

道に迷うし、轍が深くてスタックが怖い山道。

 

次の機会があってもまず一人では辿り着けない

ショバでございます。

 

グーグルマップ見ても道が載ってないんですよ

ここ。

 

 

2023-05-04 キハ25系2連

待ち時間にケツ打ちでキハ25系を仕留めます。

 

ショバに到着致しますと、流石はGW。

 

既に2名の先客さんがいらっしゃいましたので

邪魔にならない様にポジションを決めまして

森林浴を楽しみながら時間を潰します。

 

その間には、コミュ力だけはそれなりにある

ので先客さんへ果敢に話しかけてみました。

 

ポ:どちらからいらっしゃったのですか?

 

先客氏:関西の◯◯ですよ。

 

…アレ?◯◯ってブログ友H氏の地元やん。

 

しかもH氏の声によく似て…いやお顔も

よう見たらH氏そっくり!

 

ひょっとしてあなた、H氏では?と恐る恐る

聞いてみると、何言うてんねんとばかりに

呆れ顔で肯定のお返事をいただきました。

 

暫く鉄活から離れていらっしゃったH氏、以前

少しふっくらした見た目だったそのお姿からは

想像もつかない細マッチョな姿に脱皮されて

いたのでございます。

 

そりゃ見間違えますよ…

 

H氏の方は初めからワタクシに気づいていた為

終始フレンドリーだったのでございますね…

 

まさかの地元ブログ友と邂逅致しまして

盛り上がる中、足元から名古屋へ向かう列車が

過ぎ行きます。

 

 

2023-05-04 キハ85系 特急 南紀

ケツ打ちでございますが、眼下の銚子川を渡る

キハ85系を狙います。

 

足元であれば光線具合も良いのですが、遠景に

なりますと側面が陰る半逆光。

 

ですから列車にフォーカスして望遠で切り取る

撮影にしてみました。

 

 

2023-05-04 キハ85系 特急 南紀

奥にある駅で交換した、本命となります下りの

列車がやって来ました。

 

ちょいと引き構図にしてみましたが、やはり

列車は然程目立たない結果となります。

 

銚子川に差し掛かるタイミングでしたので

レンズをグイと伸ばしまして次のコマを狙って

みました。

 

 

2023-05-04 キハ85系 特急 南紀

本命構図へ至るその前に、前座と致しまして

銚子川を渡るキハ85系を一コマ切ります。

 

5両編成中、運転席のある先頭車が4両を占める

魅惑の変態編成でございます。

 

高山本線を走る特急ひだの場合、10両もの長い

編成が魅力でございましたが、南紀はその半分

となっております。

 

それが良い悪いではなく、各列車に応じた編成

こそ魅力なのでございましょう。

 

 

2023-05-04 キハ85系 特急 南紀

今回の〆。

 

手前まで列車を引きつけまして、眼下を征く

キハ85系を決め構図で仕留めました。

 

この手の情景構図は毎回ワタクシ頭を悩ませて

挑みます。

 

セオリーがある訳では無いのですが、列車へと

構図を寄せると雄大な景色が削られますし

反対に景色をドーンと据えますと、列車はその

主張を弱めてしまいます。

 

鉄道と情景をいかに両立させられるか、毎回

悩んではその成果に後悔する撮影が続きます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!