この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
牙城となる紀勢本線へ行ってみようと思い付く
きっかけは、東紀州に住むサロン熊野路氏から
いただいた温かなお言葉でございました。
ウチ来る?色々と案内するよー?
いつもの軽妙な語り口でお誘いを受け、更には
神奈川のブログ友かわつる氏より、行きましょ
とジョイントが通達されました。
折角のチャンスですからこのGWは気動車三昧
で楽しむかー!と、夜明け前の四条河原町にて
かわつる氏と合流し京都東ICから名神に乗って
紀勢道へ。
熊野路氏と合流する前に古里俯瞰でサクッと
3002Dを仕留めましたのが前回のお話となって
おります。
遠征からご報告致します第二回。
かわつる氏が熱烈に行きたがっていた馬越峠の
俯瞰構図にチャレンジ致しました。
先行でかわつる氏の更新記事がございますので
またしても無断リンクさせていただきます。
kawaturu-tetudouroku.hatenablog.com
古里海岸から尾鷲市街へ移動してサロン熊野路
氏と無事、合流致しました我々。
朝飯まだでしょ?幕でいい?と熊さんの先導で
朝マックメニューを喰みながら次なるショバへ
向かう相談となりました。
あります、絶景地。
ですがワタクシは心臓に病を抱える為、本格的
山歩きは正直ちょいと自信がありません。
何なら麓で別行動しておくかな…と考えていた
所、熊さんから車で行けるよアソコ。と
思わぬ助け船を出していただきまして。
速報版でも掲載致しました、絶景ショットで
ございます。
確かに、間違いなく車でショバまでやって来た
我々ではございますが、道中はかなりダートな
山道で涙目になりながら運転致しました。
車で行ける、と車で行けない事もない、では
その意味合いは全く異なります。
軽バンでよく無事に登れたなぁ、と今
振り返っても驚愕のルートでございました。
少なくとも熊さんの案内が無ければ間違いなく
道に迷うし、轍が深くてスタックが怖い山道。
次の機会があってもまず一人では辿り着けない
ショバでございます。
グーグルマップ見ても道が載ってないんですよ
ここ。
待ち時間にケツ打ちでキハ25系を仕留めます。
ショバに到着致しますと、流石はGW。
既に2名の先客さんがいらっしゃいましたので
邪魔にならない様にポジションを決めまして
森林浴を楽しみながら時間を潰します。
その間には、コミュ力だけはそれなりにある
ので先客さんへ果敢に話しかけてみました。
ポ:どちらからいらっしゃったのですか?
先客氏:関西の◯◯ですよ。
…アレ?◯◯ってブログ友H氏の地元やん。
しかもH氏の声によく似て…いやお顔も
よう見たらH氏そっくり!
ひょっとしてあなた、H氏では?と恐る恐る
聞いてみると、何言うてんねんとばかりに
呆れ顔で肯定のお返事をいただきました。
暫く鉄活から離れていらっしゃったH氏、以前
少しふっくらした見た目だったそのお姿からは
想像もつかない細マッチョな姿に脱皮されて
いたのでございます。
そりゃ見間違えますよ…
H氏の方は初めからワタクシに気づいていた為
終始フレンドリーだったのでございますね…
まさかの地元ブログ友と邂逅致しまして
盛り上がる中、足元から名古屋へ向かう列車が
過ぎ行きます。
ケツ打ちでございますが、眼下の銚子川を渡る
キハ85系を狙います。
足元であれば光線具合も良いのですが、遠景に
なりますと側面が陰る半逆光。
ですから列車にフォーカスして望遠で切り取る
撮影にしてみました。
奥にある駅で交換した、本命となります下りの
列車がやって来ました。
ちょいと引き構図にしてみましたが、やはり
列車は然程目立たない結果となります。
銚子川に差し掛かるタイミングでしたので
レンズをグイと伸ばしまして次のコマを狙って
みました。
本命構図へ至るその前に、前座と致しまして
銚子川を渡るキハ85系を一コマ切ります。
5両編成中、運転席のある先頭車が4両を占める
魅惑の変態編成でございます。
高山本線を走る特急ひだの場合、10両もの長い
編成が魅力でございましたが、南紀はその半分
となっております。
それが良い悪いではなく、各列車に応じた編成
こそ魅力なのでございましょう。
今回の〆。
手前まで列車を引きつけまして、眼下を征く
キハ85系を決め構図で仕留めました。
この手の情景構図は毎回ワタクシ頭を悩ませて
挑みます。
セオリーがある訳では無いのですが、列車へと
構図を寄せると雄大な景色が削られますし
反対に景色をドーンと据えますと、列車はその
主張を弱めてしまいます。
鉄道と情景をいかに両立させられるか、毎回
悩んではその成果に後悔する撮影が続きます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!