この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
本日の更新は奈良線で行われた軌道検測車による検測の様子でございます。
奈良線カテゴリーの記事は元旦以来の2度目となります。
近いのにあまり足を運ぶ機会が無くてご無沙汰になっております。
私が中学の頃、奈良線と言えば春日色をまとった105系の独壇場でした。
2両の短編成が、あの時代国鉄型電車が走っていた地域では
どこででも聞こえた電車の音ともいうべきMT54型モーター音を
響かせながら一瞬で通りすぎる姿を懐かしく思い出します。
現在はJR第1世代車の221系と国鉄通勤型103系の2形式が6両・4両で走っています。
さて、今回の撮影は深夜という事で宇治市内にある木幡という駅にやってきました。
2017-02-03 木幡駅2番線を1番線側から望む
露出を合わせて列車を待ちます。
駅なので、列車が入線する際には接近警報がアナウンスされます。
突然やってきて慌ててカメラを構えなくてよいので安心です。
静かな駅構内にアナウンスが響きました。
「2番線に、奈良行き普通列車がまいります」
…あれ?
普通列車が来るの?
と、思っているとやってきました、キヤ141。
2017-02-03 試9621D キヤ141 第2編成 奈良線 木幡
先頭車両の車体下部が光っているのがおわかりでしょうか。
軌道検測ということで、レールなどの道床に異常がないか、ライトを照らして
確認しながら走行しています。
この木幡駅にて、反対列車の行き違いの為、少し停車いたします。
2017-02-03 同上 木幡の駅名板と。
停止目標に合わせて停車した後、下部に点灯していた検査用のライトが消されました。
この車両、キヤという形式名からもわかる通り気動車、
つまりはディーゼルカーなので停車中もエンジンの唸りが辺りに響きます。
不思議とやかましい、とは思えず心地よくエンジン音を聞いておりました。
2017-02-03 同上 運転席付近
停車中は撮影会状態となり、つい色々なアングルから撮影しておりました。
4灯ライトがカッコいいです。
2017-02-03 同上
こちらは編成後尾。キヤ141-2とスカート部分に記載されております。
先頭車両の方のスカートにはキクヤ141-2と記載がありました。
2017-02-03 同上
最後に広角気味のアングルで一枚。
こうしてみてみると、キクヤ141の台車の形が変わっていますね。
車輪が見えない程覆われています。これも検査に必要な装置なのでしょうね。
この後列車は奈良へ向けて、夜道を滑る様に出発していきました。
通達006でも取り上げましたキヤ141第2編成。
今夜もどこかで線路を、皆様の安全を守ってくれているのでしょう。
それでは
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!