この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
前夜から降り続く雨がようやく上りましたが
終日、お陽様の姿は見られませんでした関西。
チョイと朝練を〜なんて考えておりましたが
早朝、目が覚めたものの窓の外を見て気分が
萎えてしまいお布団へと反転攻勢を掛けました
ワタクシでございます。
敵はお布団に有り!と、我が手勢を率いまして
惰眠を貪る朝なのでございました。
後から、雨天の凸重連ロンチキも良さげな撮影
になったかなぁ…などと後悔しております。
さて、今回の更新は梅田と河原町を結びます
阪急京都線で活躍する古株、5300系の試運転
撮影を致しましたご報告でございます。
この5300系、3300系と並び阪急では少数派と
なりました車体全体がマルーン一色のいわゆる
フルマルーン塗装で人気を博しております。
フルマル、と略して呼ばれたりしてますね。
そんなフルマルが試運転やるよ、と教えて
いただきましたので時間を作って沿線へ。
前パンを振り上げて走る5300系、その姿
自体は日中も普段から見られるのですが、幕は
試運転でしか見る事が出来ません。
優等列車への充当機会も無い形式ですし灯火が
フル点灯しているのも、また良き姿だと
申せましょう。
普段の運用だと貫通扉横の標識灯は片方が消え
各駅停車を示す姿でございますから。
撮影は勿論、往路からスタート致しました。
曇天でございましたので逆光構図でもそれなり
な撮影が叶う、と踏んでここに布陣致します。
結果、まずまずな色の出具合となりました。
撮影後は復路に備えてすぐに移動致します。
本番前の練習電には、これまた幕車の編成が
やって来てくれました。
LED表示だとSSを落とさねば写りませんので
幕車は有り難い存在でございます。
これで気を良く致しましたワタクシ、次は
本番を迎えますが肩の力を抜いてリラックスし
撮影に挑む事が出来ました。
高架を駆け降りてくる場面を狙います
挨拶ショットが撮影スタートの号砲代わり。
ここからでも、赤幕白字の試運転表示が映える
フルマル5300系の大きな幕が有り難く感じる
撮影となりました。
このコマを切ってすぐにレンズを引き、本命の
撮影へと移行致します。
今回の〆。
試運転表示を掲出し、正雀へ戻る5313編成を
狙い通りに仕留める事が出来ました。
検査明けで車体塗装も美しい姿となりますが
ここで目を引きますのは床下機器でしょう。
子持ちシシャモが抱えた卵みたいに、床下で
ぶら下がる機器類が鮮やかな灰色なのが魅力の
試運転なのでございます。
営業運転に就きますとすぐに汚れてしまい
卵らしさが薄まってしまいますからねぇ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!