写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2679列車 「 山陽電鉄の日常を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

大サロ使用の網干訓練、盛り上がっている様で

参戦された方々が羨ましい限りでございます。

 

大阪から西はテリトリーの範囲外となります為

ワタクシ、お仕事もあって撮影に出向く事が

叶いません…

 

皆様の素晴らしい成果を拝見しながら涎を

垂らす日々なのでございます。

 

ただ、折角須磨や姫路の方へ出向くのであれば

並走する民鉄にも目を向けたくなりますよね。

 

そんな魂胆でワタクシも西へ足を伸ばした折に

小一時間ほど寄り道しておりました。

 

 

さて、今回の更新は普段ワタクシにはご縁の

無い民鉄である、山陽電鉄沿線にて日常を走る

列車たちを、少しばかり狙いましたご報告で

ございます。

 

この日は福岡市営地下鉄4000系の甲種を撮影

致しました後、そのまま帰るのも勿体無いかと

考えまして少し寄り道をする事に。

 

山陽本線のショバから程近い、山陽電鉄へと

向かいました。

 

山陽電鉄は姫路と神戸を結ぶ民鉄、正確には

姫路の手前からY字に分岐して西へは網干まで

伸びておりますが、電鉄の本線は姫路までと

なります。

 

 

2024-04-23 5000系5014編成

現着してすぐにやって来たのはHMを掲出した

5000系でございます。

 

この列車は神戸高速線を経て、阪神電鉄へと

乗り入れまして梅田までダイレクトに走る

直通特急、と申します種別でございました。

 

阪神、阪急両社と神戸高速線を介して線路が

繋がっておりますが、阪急とは相互乗り入れは

無く、阪神とは一部特急が乗り入れる関係で

ございます。

 

阪神線内でも山陽車を見かける事が出来る訳で

ございます。

 

5000系は無塗装アルミ車体が特徴的ですね。

 

 

2024-04-23 3050系3060編成

続いて対向から姫路へと向かう普通列車を。

 

こちらは初号編成が1964年に落成となります

古株形式の3000系列で、比較的経年が浅い

4連を組む編成でございます。

 

ワタクシが幼少期には阪神青胴車みたいな色の

車体でございましたが、今ではクリーム地に

赤と黒の帯を巻く独自の塗装となりました。

 

この色合いが、如何にも民鉄!って感じで

堪らなく素敵だと思うのでございます。

 

 

2024-04-23 5000系5002編成

こちらは5000系の中でも初期に製造されます

編成でして、4連を組み普通列車へ充当されて

おりました。

 

この5000系列と3000系列が山陽電鉄の顔と

申せましょう。

 

 

2024-04-23 5020系5022編成

同じ5000系列の別編成を狙います、が。

 

この編成では前面赤帯下部が斜めにカットされ

上に掲載した5000系とは顔付きが少し異なる

様相でございます。

 

なぜその様な差異が発生するのかと申しますと

下部が斜めカットの赤帯は自動転換のクロス

シートを備えている、という点から容易な

見分けが必要となったのでございましょう。

 

友人らと3、4人連れ立って乗るならボックス

形の座席が理想ですが、アベックで乗るならば

転換クロスで乳繰り合えますからね。

 

周囲からの視線を気にせずにスカートの中へと

手を突っ込んだり、何なら手コキして貰って

魅惑の乗車タイムが楽しめる筈でございます。

 

斜めカットの赤帯車の運用を事前に調べれば

デートの際に活用したり出来ましょう。

 

もうロートル化したワタクシにはそんな魅惑の

デートをする機会はございませんが…

 

 

2024-04-23 5030系5630編成

こちらは種別・行先表示が共にLED化されます

5000系列の末っ子グループ、5030系。

 

5630と5631の2編成が存在しておりまして

地味にレアな編成でございます。

 

幕表示では直通特急の場合、黄色地に青文字と

なりますが、LED表示だと何故か赤地に白文字

でございます点が注目されましょうか。

 

 

2024-04-23 3000系3016編成

実は待っておりました、3連の3000系。

 

これこそ1964年から1985年までの長期に渡り

製造され続けました3000系列の中で、初期に

落成致しました編成でございます。

 

勿論、現在はリニューアルされて運用に就いて

おりますので見た感じ古めかしさは薄いかとも

思います。

 

が、車体設計などは国鉄153系を参考にした

形式でございまして、この様な存在が現役で

今も活躍している所に感銘を受けるので

ございます。

 

行先表示を見ると、阪急三宮へ向かうとの事。

 

西代から神戸高速線を走り、新開地から阪神

向かう直通特急とは異なり阪急の方へと

乗り入れするのでございます。

 

でも阪急は新開地までしか入らないので、相互

乗り入れでは無いのが、またややこしい所でも

ありましょう。

 

 

2024-04-23 3050系3062編成

今回の〆。

 

同じ3000系列ながら、こちらは4連となります

編成でございます。

 

上の3016編成と見比べますと、貫通扉上部の

左右にある幌枠掛けの出っ張りが削られました

3050系はスッキリした印象でございますね。

 

え、マニアック過ぎる差異?

 

いやいや、こうした細かな違いこそ長寿形式の

魅力と申せましょう。

 

何せほら、一応ワタクシもマニアでは

ございますから。

 

 

日暮れ時、露出が厳しくなって来た事もあり

このコマをもって撮影を切り上げました為

文字通りの〆撮影、となりました。

 

手持ち撮影の身軽なワタクシ、お片付けを

サクッと済ませてさぁ撤収でございます。

 

ここから自宅まで、3時間ほどのドライブが

始まります…

 

 

2024-04-23 阪神9300系9501編成

オマケ。

 

直通特急として山陽電鉄へ乗り入れます阪神

特急車でございます。

 

山陽電鉄の撮影に来ているのに、何で阪神

車両を撮らなアカンねん!とつい相互乗り入れ

への文句が出てしまいますが、外れ気分ながら

一応は記録として一コマ切っておりました。

 

 

阪神電鉄の特急形式なのですが、何故か車体は

読売巨人軍を彷彿とさせる色合いの9300系。

 

何年か前の株主総会では参加した子供から

何故ジャイアンツ色の電車を走らせるのか?と

質問を浴びせられた事もあったのだとか。

 

大体のタイガースファンはアンチ巨人ですから

質問も、この車体色を嫌うのもよく判ります。

 

9300系に罪は無いのですが、甲子園からの

帰りにこの形式をみるとイラッと来るファンの

気持ちもまた汲んで欲しい所でございます。

 

かと申しまして、黄色と黒の縞々では

普段の通勤・通学に落ち着かないと思います。

 

ならばいっその事、伝統の赤胴色を貫いて

おけば、この様なクレームも無かったのでは?

と思うのでございます。

 

赤胴色の9300系、見てみたいなぁ…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!