この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
大サロ使用の網干訓練、盛り上がっている様で
参戦された方々が羨ましい限りでございます。
大阪から西はテリトリーの範囲外となります為
ワタクシ、お仕事もあって撮影に出向く事が
叶いません…
皆様の素晴らしい成果を拝見しながら涎を
垂らす日々なのでございます。
ただ、折角須磨や姫路の方へ出向くのであれば
並走する民鉄にも目を向けたくなりますよね。
そんな魂胆でワタクシも西へ足を伸ばした折に
小一時間ほど寄り道しておりました。
さて、今回の更新は普段ワタクシにはご縁の
無い民鉄である、山陽電鉄沿線にて日常を走る
列車たちを、少しばかり狙いましたご報告で
ございます。
この日は福岡市営地下鉄4000系の甲種を撮影
致しました後、そのまま帰るのも勿体無いかと
考えまして少し寄り道をする事に。
向かいました。
山陽電鉄は姫路と神戸を結ぶ民鉄、正確には
姫路の手前からY字に分岐して西へは網干まで
伸びておりますが、電鉄の本線は姫路までと
なります。
現着してすぐにやって来たのはHMを掲出した
5000系でございます。
乗り入れまして梅田までダイレクトに走る
直通特急、と申します種別でございました。
繋がっておりますが、阪急とは相互乗り入れは
無く、阪神とは一部特急が乗り入れる関係で
ございます。
阪神線内でも山陽車を見かける事が出来る訳で
ございます。
5000系は無塗装アルミ車体が特徴的ですね。
続いて対向から姫路へと向かう普通列車を。
こちらは初号編成が1964年に落成となります
古株形式の3000系列で、比較的経年が浅い
4連を組む編成でございます。
ワタクシが幼少期には阪神青胴車みたいな色の
車体でございましたが、今ではクリーム地に
赤と黒の帯を巻く独自の塗装となりました。
この色合いが、如何にも民鉄!って感じで
堪らなく素敵だと思うのでございます。
こちらは5000系の中でも初期に製造されます
編成でして、4連を組み普通列車へ充当されて
おりました。
この5000系列と3000系列が山陽電鉄の顔と
申せましょう。
同じ5000系列の別編成を狙います、が。
この編成では前面赤帯下部が斜めにカットされ
上に掲載した5000系とは顔付きが少し異なる
様相でございます。
なぜその様な差異が発生するのかと申しますと
下部が斜めカットの赤帯は自動転換のクロス
シートを備えている、という点から容易な
見分けが必要となったのでございましょう。
友人らと3、4人連れ立って乗るならボックス
形の座席が理想ですが、アベックで乗るならば
転換クロスで乳繰り合えますからね。
周囲からの視線を気にせずにスカートの中へと
手を突っ込んだり、何なら手コキして貰って
魅惑の乗車タイムが楽しめる筈でございます。
斜めカットの赤帯車の運用を事前に調べれば
デートの際に活用したり出来ましょう。
もうロートル化したワタクシにはそんな魅惑の
デートをする機会はございませんが…
こちらは種別・行先表示が共にLED化されます
5000系列の末っ子グループ、5030系。
5630と5631の2編成が存在しておりまして
地味にレアな編成でございます。
幕表示では直通特急の場合、黄色地に青文字と
なりますが、LED表示だと何故か赤地に白文字
でございます点が注目されましょうか。
実は待っておりました、3連の3000系。
これこそ1964年から1985年までの長期に渡り
製造され続けました3000系列の中で、初期に
落成致しました編成でございます。
勿論、現在はリニューアルされて運用に就いて
おりますので見た感じ古めかしさは薄いかとも
思います。
が、車体設計などは国鉄153系を参考にした
形式でございまして、この様な存在が現役で
今も活躍している所に感銘を受けるので
ございます。
行先表示を見ると、阪急三宮へ向かうとの事。
向かう直通特急とは異なり阪急の方へと
乗り入れするのでございます。
でも阪急は新開地までしか入らないので、相互
乗り入れでは無いのが、またややこしい所でも
ありましょう。
今回の〆。
同じ3000系列ながら、こちらは4連となります
編成でございます。
上の3016編成と見比べますと、貫通扉上部の
左右にある幌枠掛けの出っ張りが削られました
3050系はスッキリした印象でございますね。
え、マニアック過ぎる差異?
いやいや、こうした細かな違いこそ長寿形式の
魅力と申せましょう。
何せほら、一応ワタクシもマニアでは
ございますから。
日暮れ時、露出が厳しくなって来た事もあり
このコマをもって撮影を切り上げました為
文字通りの〆撮影、となりました。
手持ち撮影の身軽なワタクシ、お片付けを
サクッと済ませてさぁ撤収でございます。
ここから自宅まで、3時間ほどのドライブが
始まります…
オマケ。
特急車でございます。
車両を撮らなアカンねん!とつい相互乗り入れ
への文句が出てしまいますが、外れ気分ながら
一応は記録として一コマ切っておりました。
阪神電鉄の特急形式なのですが、何故か車体は
読売巨人軍を彷彿とさせる色合いの9300系。
何年か前の株主総会では参加した子供から
何故ジャイアンツ色の電車を走らせるのか?と
質問を浴びせられた事もあったのだとか。
大体のタイガースファンはアンチ巨人ですから
質問も、この車体色を嫌うのもよく判ります。
9300系に罪は無いのですが、甲子園からの
帰りにこの形式をみるとイラッと来るファンの
気持ちもまた汲んで欲しい所でございます。
かと申しまして、黄色と黒の縞々では
普段の通勤・通学に落ち着かないと思います。
ならばいっその事、伝統の赤胴色を貫いて
おけば、この様なクレームも無かったのでは?
と思うのでございます。
赤胴色の9300系、見てみたいなぁ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!