この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
特急やくも。
国鉄特急形式最後の定期列車でございますが
明日より新形式273系のデビューに伴い、一部
381系の引退が発表されております。
その一部に含まれるのが昨年2月に装い新たな
姿となりました紫色のスーパーやくも塗装の
編成でございます。
ワタクシ、昨年2月の遠征でゆったり色と混結
した編成は撮影致しましたが、フル編成は未だ
撮影しておりませんでした。
ですから引退する前に、何とか撮影する機会を
模索しておりましたらギリギリで駆け込む事が
出来ました。
さて、今回の更新は31日の岡山遠征で狙った
381系特急やくもにつきましてのご報告と
させていただきます。
まだ側面には充分な陽が当たりませんが、この
6連もパノラマ先頭車を含むので引退対象に
なります。
下カツ構図になってしまいましたが、実はこの
列車も勇退する事が決まっているパノラマ車を
含む編成なのでございます。
6連貫通のゆったり色編成というのも中々に
スラッとしていて格好よく感じます。
これでHMが大幕なら最高でした。いえ、今と
なっては絵入りマークを掲出しているだけでも
大変貴重な存在でございますね。
朝一番の381系は岡山から出雲市へ向かいます
やくもイチゴ、じゃなかった、やくも1号。
こちらは4連に増結3両が加わっての7両でして
岡山界隈ではあまり見かけない長編成となる
組成でございました。
この後、巻頭のやくも2号を撮影致しまして
暫く待ちますと折り返して来ます。
折り返しは勿論、パノラマ先頭でございます。
6連貫通の威風堂々たる編成、その先頭で風を
切って倉敷を目指します特急やくも。
HM表示部にはLやくも、と書かれているのが
判別出来ます。
パノラマのPを主張しないのは奥ゆかしくて
好感が持てますが、今や死語となったL特急の
Lにこだわる姿勢には頑固さを感じます。
そして未だに判らないL特急のL、その意味。
かぼちゃワインなのかしら…
待ちに待ったスーパー塗装フル編成の381系を
仕留める事が出来ました。
こちらも構図がカツいのですが、仕留めれば
もう充分に満足なのでございます。
ちゃんとHMにはスーパーの文字も入りました
往時の姿を記録出来まして、先ずはミッション
クリア、といった所となりましょう。
今暫く待ちますと、こちらも岡山で折り返して
戻って来る姿を確認致しました。
沿線は草刈りがされておらず酷い具合なのが
挨拶ショットからも見て取れましょう。
車両が草木で擦れて傷みやすくなるだけの様に
思うのですが、頑なに刈らないのは何故なのか
疑問が解消致しません。
沿線火災の一因でもありますし、早めに刈った
方が良いと思うのですが…
引きつけましてパノラマのお顔にこんにちわ!
そして、さようなら!
この塗装の撮影は昨年2月以来2度目となります
が、ワタクシはこれが見納め。
万感の想いを込めシャッターを切ります。
お次の6号はゆったり7両でございました。
4両目に連結されているのは貫通扉が付いた
アロワナみたいなお顔のクモハ381形でして
識別の為でしょう、排障器が赤く塗られている
特徴を持ちます。
以前に伯備線へ競馬氏と遠征した際、氏が動画
撮影している横でワタクシつい興奮し、赤スカ
や!赤スカ!と叫んでしまった事があります。
それから暫く、氏から赤スカ野郎的に弄られて
いた事がございましたが、この日は久しぶりに
赤スカの話題を持ち出されてしまいました。
赤スカ、なんか特別感があって良いですね。
でもアロワナみたいな改造顔はナンセンスだと
思うので、差引きゼロでございます。
やはり電気釜スタイルこそ至高でしょうか。
今回の〆。
下りのやくもに充当されました国鉄特急色を
仕留めました。
この塗装は何度も撮影しておりますが、JNRの
ロゴが付いてからはお初でございます。
引き気味のサイド寄りですのでJNRロゴの方は
小さくしか写りませんが、それでもしっかりと
その存在を主張してくれました。
因みにアロワナ顔が先頭に立ちます8号は
うっかりデータを消去してしまいまして、掲載
する事が出来ません。
これはひょっとして、神様が伯備にまた行けよ
とおっしゃっているのかも知れませんね…
緑やくもの方もまだ撮影しておりませんし。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!