この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
東海道新幹線がヤバヤバでございますね。
蒲郡付近にて、保守用の機材が衝突・脱線した
事によって天下の大動脈が終日に渡り不通、と
いうビックリ事件が発生致しました本日。
新大阪から名古屋までは動くものの、名古屋と
東京の間は不通でございますので実質的に
シャットダウンしたと申せましょう、大動脈。
リニアの早期開通よりも、夜行列車の増発と
新幹線複々線化が先ちゃうか?と思わないでも
無い夜でございます。
結局、いつも静岡が一番割を食うんですよね…
さて、今回の更新は前回から引き続きまして
京成3200形の甲種輸送を追いましたご報告で
ございます。
今回の輸送は豊川にある日本車輌製造にて落成
輸送される事となります。
我々一行は飯田線内でザリガニ牽引の列車を
1発仕留め、東海道に沿ってシゾーカへ走り
PF牽引の列車をクライマックスとする行程で
挑みました。
先ずは、そのクライマックスシーンからご覧に
なっていただきましょう。
西浜松からEF65 2086が牽引を担いました
ございます。
豊川界隈で撮影していた時はドンヨリと曇った
空模様でございましたが、シゾーカでは肌を
ジリジリと焼き付ける様な陽射しの中で撮影を
終える事が出来ました。
では、ここから時を少しだけ巻き戻しまして
前回記事の続きからお話を進めて参りたいと
思います。
初手は橋梁を渡る飯田線運用の213系から。
澱んだ空模様でございましたので、晴れたら
側面が影となるこちらの橋梁へ布陣致します。
短編成だった事もありレンズを寄せて構図を
組んでみたのですが…何やら薄く陽が射し込む
露出となりました。
幾許かの練習を済ませて本番直前、線路を共用
する名鉄の看板特急がやって来ました。
一度、機会が有れば乗ってみたいパノラマ車で
ございますが、中々そんなチャンスに巡り合う
事がありません。
専ら撮るだけでございます。
今夏は乗り鉄の機会も作ってみようかしら。
本番、橋梁の対岸へザリガニに牽かれた列車が
姿を見せた所を、すかさず挨拶打ち致します。
光線は豊川駅構内で感じられたドンヨリ空より
幾分か回復した具合で、側面がチョイ逆光な
シチュエーションとなってしまいました。
判断を誤ったか…?
ここでの決めコマがこちら、DD200-16の牽く
京成3200形の甲種輸送でございます。
陽が射すか!?と思いきや絶妙な曇り加減の中
撮影する事が出来ました。
いやぁヤバいヤバい。
ワタクシの立ち位置からだと、ケツ打ちは些か
難しいので潔く諦めて走り去る列車を見送り
そそくさと機材を片付けて撤収。
豊川ICまで戻って東名高速道路へGO!で
ございます。
目指すはシゾーカ。
毎度の事となりますが、ここからPF牽引の
列車を狙うショバまではあまり時間に余裕が
無く、その上距離もあるので気が急いてしまう
行程となります。
事故に遭わぬ様、起こさぬ様に細心の注意を
払いながらアクセル踏み締め時速100キロで
車を走らせます。
豊川から高速へ乗り入れた当初は、薄曇りに
回復しておりましたお天気。
それが浜名湖を過ぎた辺りから、パアァと晴れて
参りました!
これは…ひょっとして勝てるんちゃう!?
車内は喜色ばんで盛り上がります。
現着時もバリ晴れ、そんな中を元有料座席車の
313系8000番台とコンビを組む211系が走る
場面に出くわしました。
ケツからしか撮影出来なかったのは残念ながら
嬉しい組み合わせが見られてラッキー。
この日の時点で残り9本となる211系との併結は
やがて貴重となりましょう。
お次は313系と211系のコンビが到来致します。
どうやら浜松側にしか211系は連結されないと
思われ、211系が熱海側という組成は見る事が
ありませんでした。
ですが、湘南帯はしっかり判りますしこれでも
充分に今のシゾーカを体現している、と申す
事が出来ましょう。
甲種輸送と併せて地元外の列車が記録出来る事
もまた、遠征の楽しみなのでございます。
定刻、やって来た本命列車を先ずは遠目からの
望遠構図にてご挨拶させていただきます。
笑ってしまうくらいお手本みたいな日の丸構図
でございますが、そこはご愛嬌。
ワタクシの機材ではこれが最大望遠ですので
取り敢えず一コマご挨拶がてらに撮影してみた
程度の意味合いしかありません。
丁度、このコマを切った辺りでショバの空気が
最も緊張する場面なのでございます。
この旅の〆。
改めまして、EF65 2086がヨ8000に挟まれた
京成3200形を牽引する場面でございます。
個人的に最も好む甲種輸送の構図にて、決めの
コマを仕留める事が出来ました。
列車はこの後、静岡貨物駅で滞泊し翌日中に
越ヶ谷タへ到着しております。
この翌日は関東ではロイヤルの甲種もあった為
このまま東へ…なんて事もチラッと頭を過ぎる
ワタクシでしたが今回のバリ晴れ優勝カットで
もう胸は一杯になっておりました。
ですから満足して関西へ帰ろうとしたので
ございます、が。
お腹の方は昼食を摂って居なかったので激しく
減っております。
そんな折、シゾーカ名物で美味いと評判の
ハンバーグレストラン、「さわやか」が目に
入りました。
グルメに詳しい同行メンバーの競馬氏は、今
店に行っても食べられないですよ?と忠告を
して下さったのですが、取り敢えずお店に突撃
致します。
すると店員さんから、ただ今3時間待ちで…と
ビックリする様な待ち時間を告げられてしまい
競馬氏から、ホラね?と言われました。
いつも激混みで有名なのですね…
結局、帰路に立ち寄った浜名湖SAで昼食を摂り
うなぎパイを購入して帰宅する事に。
盟友氏も19時には帰宅せねばならぬ、という
マル秘指令がご家族から下されているという事
もあり、そのまま一路関西へひた走りまして
18:50に盟友氏を送り届けられました。
日の出前から日暮れ後までみっちりお付き合い
いただきましたお二方に、この場をお借りして
厚く御礼申し上げます。
そして、また楽しい旅をしましょう!
さわやかにはいつかリベンジしなければ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!