写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2759列車 「 甲69 京成電鉄 3200形(3201-3206)の甲種輸送を狙う・前編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

さて、今回の更新は14日に施行された京成電鉄

3200形の甲種輸送につきましてご報告させて

いただく前編となります。

 

この日は日車から、かねてより案内があった

新形式車3200形が落成と教えていただいた為

参戦したいなぁ、と思っておりました。

 

そんな折に、この2月にロイヤルエクスプレス

撮影へ同行したメンバーのお二方から参戦の

表明をいただきまして、4月の小浜工臨に続き

三度目のチームロイヤルが結成されました。

 

3名の同世代撮影仲間で徒党を組み、怪しげな

天気予報にビクビクしながら日本車両がある

豊川へと向かいます。

 

 

2024-07-14 3200形6両

ザリガニことDD200-16のデッキに誘導員を

乗せ、構内扱いとなる専用線からゆっくりと

豊川駅へ向かう3200形を捉えました。

 

前後にはヨ8000形が連結された京成電鉄

新形式、3200形は3100形がオレンジ帯だった

のに対し従来からの京成帯である赤と青の帯に

戻った出立ちでございます。

 

片側3箇所の客用扉足元は水色の養生が施され

それがアクセントになっておりました。

 

 

2024-07-14 2083列車

こちらはDD200-21が牽く定期コンテナ列車。

 

この日の撮影は日の長い時期にしか撮れない

関西本線のザリガニ貨物から開始致しました。

 

が、雨模様で露出厳しい状況でございます。

 

関西を発ち滋賀県を抜けて三重へ向かう道中は

酷い土砂降りとなりまして、辟易しながらも

天候の回復を信じて車を走らせました。

 

途中、ザリガニ貨物を狙う為に四日市へと立ち

寄りましてヌシたるM先生にご挨拶しつつ

小降りになった雨の中、DD200の貨物を撮影。

 

その後、盟友ブログ友氏からご提案をいただき

星越俯瞰へと移動致します。

 

こちらへ来ると雨は止み、ドンヨリ空になって

露出に関してはマシになりました。

 

 

2024-07-14 5091列車

EF210-111が牽く稲沢止まりの定期貨物が練習

撮影となりました。

 

編成は空コキどころかコンテナの抜けが無い

マンコ…ン状態でつい興奮してしまいます。

 

が、湿度がやたら高くて蒸し暑く、ジワリと

汗が吹き出すコンディションにシャツを濡らす

我々一行。

 

何だもう濡れてんのか?と、意地悪な空に

焦らされておりました。

 

 

2024-07-14 5087列車

ここでの本命はEF65 2083が牽く関西へ向かう

定期貨物でございました。

 

積載は先の5091レに比べますとアレな具合では

ありますが、ここでPF貨物を狙う事にこそ

意義がございましたのでヨシ!

 

シャツを湿らせながら頑張った甲斐がある成果

となりました。

 

 

2024-07-14 311系8両

ついでに撮影致しました新快速には、絶滅が

危惧される311系が充当されておりました。

 

これも地味に嬉しい成果でございます。

 

JR発足後間もなくJR東海は211系5000番台を

増備しまして、その次に自社オリジナルとなる

311系を製造致しました。

 

当時はまだ日本車両が子会社化されておらず

近畿車輛などへも発注されていた311系

 

ワタクシにとっては甲種輸送で撮影した事も

ある、懐かしい形式でございます。

 

313系からは全車が日本車輌で製造される事と

なりましたから、東海車の甲種輸送自体がレア

案件ともなりましたしね。

 

 

お目当ての5087レ撮影を終え、いよいよ本命

たる甲種輸送を求めて豊川方面に乗り込みます

我々一行。

 

先ずは日本車輌製造からの出場場面を狙うべく

専用線に布陣致しました。

 

 

2024-07-14 3200形6両

巻頭から引いた構図で、ここでの決めコマを

狙います。

 

3100形の甲種輸送を撮影した際には8連貫通の

編成でございましたが、3200形は6両となって

落成致しました。

 

しかも先頭車3両、中間車3両という不思議な

組成でございます。

 

プレス発表では2両単位で編成組み換えが自在

という事ですから、ユニット単位で使用される

可能性が高いのでしょうかね。

 

 

2024-07-14 3200形6両

豊川駅構内にて一時停車する列車を狙います。

 

先ずは編成後端から、この日唯一となります

ケツ打ちを試みました。

 

組成は先頭車が向き合っておりましたので尻に

妻面が来ておりますのは些か残念。

 

 

2024-07-14 3200形の窓部

オマケ。

 

側面窓にはお馴染みの特殊貨物等検査票と共に

パンダらしきキャラの絵が貼られまして、目を

引きます。

 

京成のゆるキャラだそうですが、癖の強い意匠

でございますね。

 

飛んでいるのは空港アクセス路線をアピール

する為なのでしょうが、鉄道要素が皆無なのも

気になります。

 

せめて耳がパンタグラフだとか、もう少し

デザインに工夫が欲しいと感じました。

 

契約切れで引退発表が為された京都タワー

ゆるキャラたわわちゃんなんかは夜の彼女を

彷彿とさせる口元など、可愛らしさ満点な意匠

なんですけどねぇ。

 

 

2024-07-14 3200形6両

今回の〆。

 

最後に停車中の場面をザリガニ側から狙って

ここでの撮影は終了となりました。

 

以前は長い時間、ここで停車しておりましたが

この日は意外にも早くに動き出し、驚きます。

 

列車は豊川駅へと入線して行きましたのでその

隙に、我々も飯田線の撮影地へと向かう事に

致しました。

 

民族大移動と表現するに相応しい、一斉に皆が

車に乗り込み走り出す様子もまた豊川ならでは

でございます。

 

お天気は保つのか、雨は降らないのか。

 

空を睨みながら後編へ続くのでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!