写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2344列車 「 パノラマやくもを伯備線で狙う 2022・6月 伯備線紀行その4 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

この春から大学生となりましたウチの娘たち。

 

親の懐的には有り難い事に、自宅から通学して

おりますが大学の後にバイトをして帰るので、

帰宅が遅く親としましては少し気掛かりでも

ございます。

 

雨の夜などは駅へ迎えに行かされたりも。

 

昨晩も雨脚が強く、23時半に最寄り駅までの

迎えを頼まれてしまいました。

 

闇鉄しようと思っておりましたが敢えなく

断念致しました…

 

バイトするんなら

親に迷惑かけてるんじゃねえよ、と言いたくも

なりますが、ワタクシも趣味は家族の次に

位置づけているので難しい所でございます。

 

娘と撮り鉄…天秤に掛けたら傾くのは娘の方。

 

重連ロンチキは諦め、運転手としてお迎え役に

勤しみました。

 

そんな昨晩から降り出しました雨は大阪南部等

線状降水帯が発生して酷い状況だとか。

 

どうか命を優先し、ご安全にお過ごし下さる様

祈るばかりでございます。

 

 

さて、今回の更新はいよいよクライマックスと

なりました伯備線紀行のご報告でございます。

 

今回の遠征はご同道いただくお仲間として

競馬ブロガー氏がいらっしゃり、基本的には

ワタクシのプランで撮影にお付き合いいただく

形でございました。

 

が、当然ながら競馬氏にも撮影したいと思う

被写体はありますでしょう。

 

そんな氏の狙いにワタクシも便乗致しまして

撮影を続けさせていただきました。

 

 

2022-06-05 115系G編成

115系G編成でございますが、偶然タイフォン

カバーが片方だけパッカーンしておりました。

 

SNSなどで諸兄がワイパーの位置が定位置から

ズレていたり、タイフォンカバーが開いている

点が不満だと述べられる投稿を目に致します。

 

が、沿線で撮影する以上は前面窓が不意に汚れ

ワイパーを動かさざるを得なかったり、危険を

感知してタイフォンを鳴らしたりという偶然が

存在する事こそ当たり前でございます。

 

であれば、ワイパーがズレたりタイフォン

カバーが開いている事の方が逆に臨場感が出て

良い様にも思えるのですよ。

 

機関区や車両所での撮影会でならば、定位置が

当たり前でございます。

 

この場合は沿線撮影ならではなパッカーン!を

撮影出来ました事の方が、レアと感じました。

 

へぇ、タイフォンカバーって側面は縦に

スリットが入っているのか…奥はまさにホーン

という形状やな、などの発見もございますし。

 

 

2022-06-05 381系4連

鳥取の名峰、大山を背にした構図をワタクシも

撮影してみたのでございますが、生憎と空は

渋くて雲を背にした感が強うございます。

 

しかも水鏡を狙ってみたものの、稲に負けて

雑な出来映えとなりましたし。

 

この日から何度も伯備線へ通っている身では

ございますが、実は鳥取側へは未だ再訪が

出来ておりません。

 

横浜の方にいらっしゃるかわ何とか氏も幾度か

挑戦されていらっしゃる模様の大山バックな

特急やくも。

 

ワタクシも梅雨明けしたら安来辺りから狙って

みようかな、なんて考えてしまいます。

 

晴れかつ澄んだ空気、という条件を考えると

夏より晩秋なのですけれど。

 

 

2022-06-05 381系4連

赤スカがやってきましたが、いい加減同じ

被写体を撮影するのにも飽きてしまい、広角で

狙ってみました。

 

車体側面が雲に照り返してしまいましたので

もう少しサイドへズレた方が良い絵になった

かも知れません。

 

この後、ようやく競馬氏お待ちかねの列車が

やって来ます。

 

ワタクシも撮影すべくカメラを構え…

 

 

2022-06-05 381系特急やくも

仕留める事が出来ましたパノラマやくも。

 

前面の種別表示器にはLやくも、と記されて

おりますのが目を引きます。

 

LはL特急のLでしょうか。

 

リップのLだとかぼちゃワインになりますし。

 

所で、L特急のLって何のLなんでしょうね。

 

リミテッドなら既に特急の特が該当しますから

違うなぁ、と思って調べてみましたが実際の所

しっかりとした意味は無い、との事でした。

 

語感とか深夜テンションで名付けたら定着した

感じなのでしょうか。

 

にもかかわらず未だにL特急と名乗るからには

やくもにも確固とした、L特急としての自負が

あるのでしょう。

 

ともあれ競馬氏ご所望のパノラマやくもも無事

撮影が出来ましたので、これでお開きとする

所でございます。

 

が、丁度すぐ後に普電が2本やって来ます。

 

普電好きなワタクシとしましてはこれも狙って

帰りたい所でございますので、競馬氏に無理を

言って居残り撮影でございます。

 

 

2022-06-05 キハ126形2両

普電だと思った?残念、普Dでしたー、という

事でキハ126形のお出ましでございました。

 

前後で色合いが異なりますが、両車とも漫画の

ラッピングが施されております。

 

鳥取ご出身の漫画家と申しますなら、断然

水木しげる大先生なのですがこちらの漫画家も

確か鳥取出身でございましたね。

 

山陰本線沿いに何やらそんな看板を見た記憶が

なきにしもあらず。

 

まさか、伯備線へそんなキハ126形が来るとは

思っていなかったワタクシ、ビックリしながら

撮影致しました。

 

 

2022-06-05 キハ126形2両

ケツ打ちも狙います。

 

出雲市側先頭車は阪急みたいな渋い色合いで

描かれるキャラクタも青年とオッサン、という

チョイスになっておりました。

 

四角四面な車体形状が、素では面白みの無い

印象のキハ126形もこの様なラッピングを施す

カンバスとしてはタラコキハより合う様にも

思えます。

 

尤も、境線の鬼太郎ラッピングは40系の古臭い

車体の方が雰囲気あると思いますが。

 

 

2022-06-05 115系G編成

この旅の〆。

 

ラストの普電は安心のG編成でございました。

 

この編成も前回その3では近郊顔を撮影して

おりました。

 

これで両面ともにゲットでございます。

 

エセ通勤顔も何だか独特な表情でして不思議と

国鉄臭が感じられるのでございます。

 

あと菱形デカパンな二丁パンタも良いですし。

 

この辺りの絶妙な改造デザイン、流石はJR西と

思えてなりません。

 

東日本だと鶴見線南武支線205系みたいな

合理を突き詰めた無機質な顔になりましょう。

 

そう考えますと、愛着が湧いてくるのを感じ

G編成も素敵な被写体だと思いつつ帰り支度を

進めるワタクシでございました。

 

この撮影をもちまして遠征の撮影は終了、雨が

パラつく中をR9を走り関西へ戻りました。

 

早朝から午後遅くまでの間という短い時間では

ありますが、撮れ高もまずまずで満足のいく

遠征となりました。

 

帰路では体力が限界に来てしまい、競馬氏に

高速代を出して貰うという有り難い恩恵を受け

氏をお送りする事が出来ました。

 

こんな旅にお付き合いいただきました事、誠に

感謝でございます。

 

 

2023年は381系ラストイヤー。

 

泣いてもシコッてもこれが最後の夏となり

伯備線は賑わう事間違い無しでございます。

 

ワタクシもまた381系と愉快な列車達に会う為

伯備線へ向かいたい気分でございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!