写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2647列車 「 阪急電鉄6300系(6352f)の正雀出場試運転を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

10代、20代の若い撮り鉄さんをワタクシから

見ればキッズ、次世代などとなりますが、その

一方で70代くらいの方々から見ればワタクシは

ただのガキ、ジャリ鉄でございます。

 

大切なのは相手を尊重し、若いからだとか

年寄りだからと決めつけずに敬意を持つ事では

ないか、と思います。

 

まぁ、こんな変態紳士に敬意は不用ですが。

 

 

さて、今回の更新は3月上旬に施行されました

阪急6300系の試運転につきまして、ご報告を

させていただきます。

 

阪急6300系は特別な存在でございます。

 

特急運用にのみに充当されます為に車内は転換

クロスシートを採用、ノンストップ運行と車内

設備の豪華さから後に国鉄117系を生む原因と

なりました。

 

外装は当時マルーン一色だった京都線他車とは

一線を画すオデコのアイボリーと、ライト周り

に巻かれた飾り帯が目を引き、現役当時から

女王の風格を見せつけておりました。

 

時代は下り現在。

 

6300系は本線から追い出されたものの、今も

嵐山線のヌシとして終日走り回る姿が見られる

名車でございます。

 

そんな6300系が試運転の為に久々の本線走行

と教えていただき、この日は沿線へ。

 

 

2024-03-08 6300系6352編成

先ずは正雀から河原町方面へと走る往路を狙う

1発目、望遠飛ばしてご挨拶気味に撮影です。

 

現着時はドヨーンとしたいい感じ?の曇り空で

ございましたので、安心してこちらへと布陣

したのでございます。

 

が。

 

 

2024-03-08 5300系5305編成

練習電には2300系導入によりいよいよ去就に

注目が集まるフルマル、5300系を狙います。

 

カメラを構えておりますと俄かに空が明るさを

増してきまして、逆光気味になりました…

 

ですから本番でも。

 

 

2024-03-08 6300系6352編成

巻頭から引いた構図で決めコマを狙いますが

背景が少し飛び気味な露出となりました。

 

居合わせた皆様と、口々に空への恨み言を吐き

復路に備えて場所取りを致します。

 

この後、諸用で少し席を外さねばならず後ほど

こちらへ戻る旨を周囲に伝えまして離席。

 

その間はバリ晴れだったのですが…

 

再びショバに布陣致しましたらば、俄かに雲が

ワキワキと湧いて来たではございませんか。

 

 

2024-03-08 8300系8331編成ほか8両

練習電に撮影致しましたのは8300系の特急。

 

再布陣致しますとショバには黒山の人だかりが

出来ておりました。

 

人気の6300系試運転だからでしょう、普段は

そこそこの集まりでございますのにこの日は

20人くらい居ましたから驚きます。

 

ワタクシが構えますと後ろの人から構図に頭が

入ります…と低く構える様に要請されました。

 

そうするとワタクシの構図で左端に要らんもん

が入るのですが…

ここで我を張っても喧嘩になるだけですから

大人として妥協致しました。

 

編成に掛かる訳では無く撮影出来るしな、と

いう事でこの様に構図を組みます。

 

妥協せずに我を通す事でスッキリした写真を

撮影しても、ワタクシの気持ちはスッキリせず

周りもスッキリしないでしょうからね。

 

そして迎えました本番。

 

 

2024-03-08 6300系6352編成

小雨まで降り出す悪天候でございますが、先ず

望遠で挨拶代わりの一コマを切り素早く構図を

変えて本命コマへと挑みます。

 

それがコチラ。

 

 

2024-03-08 6300系6352編成

今回の〆。

 

住宅を背にして駆ける女王6300系の姿で

ございます。

 

編成は4両と短縮されましたが往時を思い出す

本線走行場面に懐かしさが込み上げます。

 

普段走ります支線は単線なので、複線区間

走行する姿こそが至高!という気持ちが

湧き上がるのでございます。

 

 

新鋭2300系が落成し日中の試運転を開始した

今月、6300系の行く末に想いを馳せる事とも

なりました。

 

増備が続きますとフルマルーン車は勿論、他の

形式から出た余剰で6300系も置き換えられる

事となるのでしょう。

 

京とれいんが去り、次は…と考えますと我らが

女王6300系の未来も決して安泰とは申せず

その日常を早い内に記録していかねば、と思う

今日この頃なのでございます。

 

撮らなアカンと思う日常ネタが溢れ過ぎ、脳と

スケジュールがパンクしそうでございます…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!