この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
以前から案内されておりました通り、名古屋の
工臨を司るレールセンターの移転に伴いまして
この春で名古屋港線が用途廃止となりました。
レールセンターへ出入りするキヤ95は、貨物の
釜に牽引される特異な形となっておりました。
が、残念ながら過去帳入りでごさまいます。
この様なありふれた日常の列車がある日を境に
見られなくなる、そんな事象にはワタクシ
幾度も出会って参りました。
今はまだ当たり前な光景でございますJR西の
定尺チキ工臨とて、例外では無い。
そんな予感のする春なのでございます。
さて、今回の更新は先月施行されました定尺
ご報告とさせていただきます。
情報をいただきました。
大変良いお天気でございますがこのスジ、どの
ショバに布陣しましても順光撮影が叶いません
ので、ならば!と一計を案じます。
築堤を走る婆さんこと、DD51 1183を青い空が
よく見える様に仰角を付けて撮影致しました。
お手軽ショバでのスナップ撮影ではありますが
晴天に助けられた機会となりました。
遠目から列車が見えた刹那にシャッターを切る
恒例の挨拶ショット、今回は引き構図でショバ
全景を入れた撮影に致しました。
カメラを向ける方向が逆光となります為、釜が
小さくしか写らない事も加味して折角の赤い釜
も、目立たない出来映えでございます。
この時間帯は太陽がほぼ真横から射し込むので
逆手に取って露出をグンと下げても良かったか
と、後から気がつきました。
次の機会があれば再挑戦してみたいですね。
ここから構図をもう一度組み直し、本命の撮影
となります。
それが、こちら。
今回の〆。
本命のコマとして巻頭の一つ前に撮影したのが
この構図でございました。
ふよふよと空に遊ぶ雲を見上げながら、春の
そんな光景を意図しての撮影でございます。
面が暗くなりますが青空は鮮やかになる様な
露出を意図致しました。
空と釜の色を対比とした撮影でございます。
尤も、構図右上の電線が邪魔して来ますので
スッキリ撮影とは申せませんが。
オマケ。
過ぎ行く列車を追って振り返りケツショット。
築堤が曲線を描くので、釜の側面はこの位置に
来ますと陽が弱くなってしまいますから順光と
ならないのは残念。
一段に並べられた定尺レールを積むチキを牽き
草津へ向けて走る列車を見送りました。
お友達とも話していたのですが、例年に比べて
極端に晴れの少なかった今年の3月。
その貴重な晴れ間にこの様な撮影機会を得られ
大変に有り難い事と、感謝しております。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!