この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昨日は親族と初詣に洒落込みまして、多くの参拝客で
賑わう住吉大社へと行って参りました。
この住吉大社、毎年お正月には大変な賑わいを
見せておりまして、昨年なども阪堺電車ではほぼ全車を
投入して大量の人員輸送の任に当たらせておりました。
大晦日〜4日までは、正月対応の臨時ダイヤで
運行しているそうでして、恐らくは今年も
そうではなかろうか、と元旦の晩に調べて
みますと、予想通り4両が現存するモ161形全てが
稼働していた事が判りました。
これは撮影に行きたい!
と、思ったのですが2日は初詣へ出かける予定で
埋まっておりました。
そこで一計を案じ、親族達との参拝先を
住吉大社へ仕向けまして、まんまとモ161形を
撮影するチャンスをゲットするに至ります。
午前中は参拝の方へ付き合いまして、
初詣を済ませた親族一同をさっさと天王寺方へ見送り
ようやく午後からはお一人様鉄活詣と相成りました。
4両が現存するモ161形の内、161号車は
昭和40年代のスタイルになっていまして
えび茶色とグリーンの2色をまとったレトロな外観で
ございます。
この車両、定期運用からは基本的に外れていますので、
撮影するとなるとイベントや貸し切り列車を
狙わなければ撮影が叶いません。
所がお正月の大量輸送時には161号車も
駆り出される様で、この日は一般運用に就く
姿を捉える事が出来ました。
2018-01-02 モ161形161号車 住吉鳥居前ー細井川
サイドの光線が弱く、架線の影をお顔にいただく
残念な出来栄えでございました。
阪堺線は南北に伸びる路線ですので、順光で狙うとなると
どうしても浜寺公園方へ向かう列車となってしまいます。
2018-01-02 モ161形161号車 住吉鳥居前ー細井川
先ほどの画像から少し引き付けてもう1ショット。
排障器下端が見切れてしまっているかな、セーフかな
といったかなり際どい一枚でございます。
ミニスカの際どさは大好きなのですが、こういう際どさは
避けなければいけませんね…
2018-01-02 モ161形161号車 住吉鳥居前ー細井川(後打ち)
バックショットをおまけとして、併用軌道と
専用軌道の境目となる地点に差し掛かる
シーンを撮影し、161号車を見送りました。
この後我孫子道から折り返してくるのかと
思っておりましたが、車庫へ入庫して
しまい、再撮影の機会は得られませんでした…
2018-01-02 モ161形166号車 住吉鳥居前ー細井川
続いては昨年12月8日に封切られた、映画のラッピングに身を包む166号車でございます。
側面上部には英語で「阪堺電気軌道特別車」と
記載されております。
英語だとHANKAI TRAMWAY なんですね。
このラッピングの面白い点は、
オリエント急行の客車を模したデザインの
ラッピングである、という事と
出演俳優の姿が各窓に一人ずつ描かれている、
という2点でございましょうか。
恐らく、描かれている俳優の中に
被害者と加害者が居るのでしょうねw
クリスティの性格が窺い知れる原作を
このリメイク映画ではどのように料理されているのか、
ちょっとばかり気になりますが、内容を知っているだけに
劇場へ足を運ぶ気にはなりません…
2018-01-02 モ161形166号車 細井川ー住吉鳥居前
影の濃ゆいドアンダーでございます…
運行されておりました。
かつて本物のオリエント急行客車を2度ほど
撮影した事がございまして、この装いを
眺めているとその当時の事が思い出されます。
あの頃はまだJR各社の差がほとんど無く、
足並みを揃えた凄い企画が打ち出されて
おりましたね。
このポイント、ご存じの方も多いかと思いますが、
初詣で賑わうこの期間は歩行者天国となっておりまして、
車道に出て悠々と撮影する事が出来ます。
沿線には161形をはじめ、次から次へとやって来る
阪堺電車の車両を撮影する鉄さん達や、そんな彼らに交じって
スマホを向けるギャラリーも多くいらっしゃいました。
モ161形だけでなく、1001形やモ501形、モ351形など
魅力的な車両を撮影する絶好の機会を得る事が出来ました。
撮影の成果は今後おいおいご紹介いたしますが、
まずは目玉となります161号車と、間もなくラッピングが
終了となります166号車をご紹介させていただきました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!