この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日も非鉄でございます。
それなりに肩の方も動かせる様にはなって
来たのですが、やはり万歳までは未だ出来ず、
相変わらず難儀な生活となっております。
とはいえ、いつまでもゴロゴロしている訳にも
参りませんので、明日からは仕事もフルタイムで
勤めなければなりません。
…短い春休みよ、さらば!
さて、今回の更新はお正月に撮影致しました
阪堺電車の古強者、モ161形のご紹介となります。
この日の撮影では、日常ネタと致しまして新しい
形式から順に遡って参りました。
ようやく今回の更新をもって、阪堺社線のご紹介も
最終回を迎えます。
モ161形につきましては拙ブログの通達363と
第368列車にてご紹介申し上げておりまして、
今回の更新で3度目となっております。
その内、第368列車ではイベント時などでしか
出て来ない161号車と、先ごろラッピングが
解除されました166号車をご紹介致しました。
その際に他の車両も撮影していたのですが、
即日更新となる特ネタを撮影する機会が
続きまして、ご紹介が遅れてしまいました。
今回はご紹介が済んでいない、モ161形の
164号車からでございます。
一部が木造とは思えない鮮やかな空色をまとう、
異色の一両がこちら、164号車でございます。
現存する4両のモ161形は161、162号車が深い
緑色の塗色、166号車は金太郎カラーと呼ばれる
ツートンの貫禄ある車体色なのですが、164号車は
ご覧の様なポップな色合いで目を惹く存在と
なっているのです。
ド逆光を何とかしようと背景に建物を据えて
みたのですが、車体上部が照り返してしまいます。
撮影の難しさを思い知る構図となりました。
2018-01-02 モ161形162号車 細井川
続いては通達363でもご紹介致しました162号車が
やって来ました。
こちらは撮影に際して、渋い深緑の車体色を
出来るだけ白飛びさせない様に、電停の屋根と
バックの建物を背景にしてみました。
2018-01-02 モ161形164号車 住吉鳥居前ー細井川
場所を移して、天王寺駅前から戻ってくる姿を
捉えます。
午後を少し過ぎるとこの区間はビル陰に沈む為、
設定をオーバーにして背後の空を飛ばしました。
また、電車の通過したすぐ後には参拝客が
線路を横断するので人間を目立たなくさせる為に
広角で撮影しております。
2018-01-02 モ161形162号車 住吉鳥居前ー細井川
同じ構図ですが、こちらは車体色が濃い為に
沈んだ色合いとなってしまいました。
レトロ調の車両などは最近あちらこちらで
目にする機会がありますが、モ161形は正真正銘の
レトロ車両でございます。
いつまでも活躍して欲しいものでございますが、
御年90を迎える老体。
聞く所によりますと、いつ迄保つのか判らない
との事でございます。
5年先でも元気なのか、10年先には走っているのか。
狙えるうちに撮影しておきたい、と思っての
訪問でございました。
地方の小さな路線に息づくレトロな空気、
丸屋根に載る丸い前照灯、オデコの尾灯、
所々が凹んだ窓枠など、歴史を刻んだ愛らしい
この姿を堪能する事が出来ました。
お正月2日から続けて参りました、阪堺電車の
ご紹介も、今回のモ161形をもって最終回と
なります。
元々、期間限定のラッピングを施された
モ166号を撮影する目的での来訪だったのですが、
他の車両達も愛らしく感じ、気が付けばシリーズで
各形式をご紹介する形となりました。
次の機会には、阪堺電車の魅力を別のアプローチで
撮影してみたいな、と思う今日この頃でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!