この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日はお仕事三昧の非鉄デーとなりましたので、
これまた日常ネタをお届けさせていただきます。
さて、今回の更新は阪堺社線を走行する車両群の
中でも 最大両数を誇る11両を有しますグループ、
モ701形の紹介をさせていただきます。
1987年~1995年にかけて増備されたこのグループは
近代的な外観を有する完全新造車両でございます。
先にご紹介いたしましたモ601形と似たデザインの
車体なのですが、コチラの方が先に導入されている
のでモ701形をモデルにしてモ601形が
製造された様ですね。
2018-01-02 モ701形710号車 住吉鳥居前ー細井川
このデザイン!
拙ブログ記事で以前にご紹介致しました287系の
パンダくろしおと同じ、パンダの総本山
「アドベンチャーワールド」 のラッピング
なのですが、こちらは愛らしいでんぐり返りの
イラストが側面に描かれております。
前面デザインもパンダらしくライトを目に見立てた
隈取りを施しておりますが、側面イラストの、
特に乗車用扉部の寝転がって腕を上げる仕草の
愛らしい事…
これが「萌え~!!」という感情なのでしょうか。
回転パンダにオヤジもメロメロとなりました。
2018-01-02 モ701形704号車 住吉鳥居前ー細井川
変わってこちらは704号車、都ホテルの
真っ赤なラッピングが 鮮烈でございます。
側面上部はホテルの屋根に見立てたデザインと
なっておりまして他の車両に比べて少し落ち着いた
印象となります。
側窓上部からすぐ屋根になっているかの様な
デザインが秀逸に感じます。
2018-01-02 モ701形708号車 住吉鳥居前ー細井川
他形式を含め最多ラッピング両数となる質屋さんの
デザイン。
側面には質屋の屋号が飛び出し装飾で大きく配され、
目立つ黄色部分には電話番号が記されております。
正に動く看板を地でいくデザイン。
その良し悪しはさて置いて、広告としての訴求力は
見事だと感じ入りました。
そのうち、モ161形にもこのラッピングが
施されたりしたらどうしましょう…
2018-01-02 モ701形707号車 細井川ー住吉鳥居前
他のラッピングデザインに比べますと
とてもアッサリとした外観となるラッピング車。
この写真が一番判りやすいと思うのですが、
このモ701形は、モ601形と異なりまして前照灯の横に
ブレーキランプが設置してあります。
これは、併用軌道を走行時に後続となる自動車に対して
ブレーキを掛けてますよ、とお知らせする意味を
持っております。
追突事故防止の為、という事でございますね。
ちなみにモ601形は改造車両でして、モ121形の
ブレーキを流用しております関係でおっとりした
性能の為、ブレーキランプは省略されているそうで
ございます。
2018-01-02 モ701形710号車 住吉鳥居前ー細井川
最後にもう一度パンダさん。
やはり可愛いんです!
この車両に会う為だけにまた阪堺社線へ
出向いてもいいな、と思わせる愛らしさを
持っている様に感じます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!