この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
などの素晴らしい方向性を打ち出し、廃止が
取りざたされる状況から一転して存続を勝ち取った
いすみ鉄道の元社長、鳥塚 亮氏。
私の尊敬する鉄道マンの一人でいらっしゃいますが
この方が私と同じ考えを持ち、それを実現に
導こうとされていらっしゃいます。
具体的には、初夏の北海道でキハ28+キハ52を
走らせようという企画でございまして、数々の
ハードルを乗り越えて夢が叶えられれば、今後の
地方鉄道の有り方に一石を投じるブレイクスルーと
成るのではないでしょうか。
実は私も、いちローカル線で出来る事は限られて
いる為、各地の路線の持ち味を余所へ移す事で
目新しさを確保する、という施策を夢想して
おりました。
大井川のC11と九州の86を期間限定で交換する、
だとかいった企画が実現すれば、停滞感の出てきた
観光列車ブームにも更なる風を起こせるのでは?と
思っております。
風を切る姿を、是非とも実現してほしいと願う
今日この頃でございます。
さて、今回の更新はそんなブーム真っただ中の
走らせております「おいこっと」を撮影して
おりましたご報告でございます。
豊野ー三才間で115系を狙っておりましたのは
飯山線に直通するキハ110形を撮影する意図も
あっての事でございました。
と、申しますのも全線が非電化となります飯山線の
直通しております。
ですので、長野ー豊野ではしなの鉄道車両と共に
飯山線を走るキハ110系を撮影する事が出来るので
ございます。
2018-07-15 キハ110-236+キハ110-235 三才ー豊野
北上線で特急「秋田リレー号」として活躍していた
キハ110-300番台を改造し、200番台へ編入の上で
長野総合車両センターへ転属した「ふるさと」車両。
その車両が2015年に再改造されたのが
観光列車として再デビューを果たしました
「おいこっと」でございます。
従来のキハ110系では見られないビビットな
色合いと唱歌「故郷」にちなんだアイコンを
あしらうエクステリアデザイン。
車内も普通車とは思えない素敵な内装が施されて
いる様でございます。
休日などには快速列車として運行する「おいこっと」
ですが、運転設定が無い時期などは通常の運用に
就く事もあるそうでございます。
通勤通学で列車を待っていたら「おいこっと」が
来た、なんて素敵ですね。
もっとも、混み合う時間の乗車ですと風情も何も
無さそうですが…
2018-07-15 キハ110-236+キハ110-235 三才ー豊野(後打ち)
走り去る「おいこっと」。
車両の愛称である「おいこっと」、私はてっきり
「アプリコット」的な造語かと思っていたのですが
東京をアルファベットにして真逆から読んだ音、が
由来だそうでございます。
「TOKYO」→「OYKOT」でおいこっと、と
なるのですね。
因みに車両は、赤色がキハ110-236、クリーム色が
キハ110-235でございます。
2018-07-15 キハ110-225+キハ110-232 三才ー豊野
オマケ。
一般車両である単行運転が可能なキハ110形が
2両併結でやってきました。
空の青さが美しかったので、風景を
大きく取り入れて撮影してみました。
2018-07-15 キハ112-210+キハ111-210 豊野ー三才
長野へ向かう列車には、片運転台仕様のキハ111形が
充当されておりました。
パッと見ると違いが判り難いのですが、連結面に
乗務員扉が無いので2両一組の車両だと判ります。
2018-07-15 キハ111-211+キハ112-211 三才ー豊野
入れ替わりにやって来たのは同じくキハ111形の
別の編成でございました。
東北地方などで活躍するキハ100形は、同じ
デザインの車両ながら車体長が短い
16m級なのですが、新潟や長野、八高線などで
は車体が20m級のキハ110形が運用されております。
2018-07-15 キハ110-231+キハ110-228 三才ー豊野
オマケの最後にやってきたのは懐かしの飯山色を
ラッピングされたキハ110-231を先頭にした
列車でございました。
運行し、そこから先は単行になるそうでございます。
ですので、この区間で撮影する際には必ず2両で
やって来るので、構図を組みやすいと感じました。
各地を走る観光列車、積極的に狙っていこうとは
考がえていないのですが、機械が有ればもちろん
撮影の対象にしていきたいと思います。
次に機会にはどんな観光列車をご紹介できるのか
お楽しみにして頂ければ幸いでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!