写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第712列車 「 観光列車おいこっとを狙う 2018・夏 信州北陸遠征その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

キハ52やキハ28の導入、更にキハ20系を新製する、

などの素晴らしい方向性を打ち出し、廃止が

取りざたされる状況から一転して存続を勝ち取った

いすみ鉄道の元社長、鳥塚 亮氏。

 

私の尊敬する鉄道マンの一人でいらっしゃいますが

この方が私と同じ考えを持ち、それを実現に

導こうとされていらっしゃいます。

 

具体的には、初夏の北海道でキハ28+キハ52

走らせようという企画でございまして、数々の

ハードルを乗り越えて夢が叶えられれば、今後の

地方鉄道の有り方に一石を投じるブレイクスルーと

成るのではないでしょうか。

 

実は私も、いちローカル線で出来る事は限られて

いる為、各地の路線の持ち味を余所へ移す事で

目新しさを確保する、という施策を夢想して

おりました。

 

大井川のC11と九州の86を期間限定で交換する、

だとかいった企画が実現すれば、停滞感の出てきた

観光列車ブームにも更なる風を起こせるのでは?と

思っております。

 

鳥塚氏の語る企画、北海道で国鉄メイクな気動車

風を切る姿を、是非とも実現してほしいと願う

今日この頃でございます。

 

 

さて、今回の更新はそんなブーム真っただ中の

観光列車として近年、JR東日本飯山線

走らせております「おいこっと」を撮影して

おりましたご報告でございます。

 

豊野ー三才間で115系を狙っておりましたのは

飯山線に直通するキハ110形を撮影する意図も

あっての事でございました。

 

と、申しますのも全線が非電化となります飯山線

列車は、豊野から北しなの線へ乗り入れ長野駅へと

直通しております。

 

ですので、長野ー豊野ではしなの鉄道車両と共に

飯山線を走るキハ110系を撮影する事が出来るので

ございます。

 

 

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2018-07-15 キハ110-236+キハ110-235  三才ー豊野

 

北上線で特急「秋田リレー号」として活躍していた

キハ110-300番台を改造し、200番台へ編入の上で

長野総合車両センターへ転属した「ふるさと」車両。

 

その車両が2015年に再改造されたのが

観光列車として再デビューを果たしました

「おいこっと」でございます。

 

従来のキハ110系では見られないビビット

色合いと唱歌「故郷」にちなんだアイコンを

あしらうエクステリアデザイン。

 

車内も普通車とは思えない素敵な内装が施されて

いる様でございます。

 

休日などには快速列車として運行する「おいこっと」

ですが、運転設定が無い時期などは通常の運用に

就く事もあるそうでございます。

 

通勤通学で列車を待っていたら「おいこっと」が

来た、なんて素敵ですね。

 

もっとも、混み合う時間の乗車ですと風情も何も

無さそうですが…

 

 

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2018-07-15 キハ110-236+キハ110-235  三才ー豊野(後打ち)

 

走り去る「おいこっと」。

 

車両の愛称である「おいこっと」、私はてっきり

アプリコット」的な造語かと思っていたのですが

東京をアルファベットにして真逆から読んだ音、が

由来だそうでございます。

 

「TOKYO」→「OYKOT」でおいこっと、と

なるのですね。

 

因みに車両は、赤色がキハ110-236、クリーム色が

キハ110-235でございます。

 

 

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2018-07-15 キハ110-225+キハ110-232  三才ー豊野

 

オマケ。

 

一般車両である単行運転が可能なキハ110形が

2両併結でやってきました。

 

空の青さが美しかったので、風景を

大きく取り入れて撮影してみました。

 

 

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2018-07-15 キハ112-210+キハ111-210  豊野ー三才

 

長野へ向かう列車には、片運転台仕様のキハ111形が

充当されておりました。

 

パッと見ると違いが判り難いのですが、連結面に

乗務員扉が無いので2両一組の車両だと判ります。

 

 

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2018-07-15 キハ111-211+キハ112-211  三才ー豊野

 

入れ替わりにやって来たのは同じくキハ111形の

別の編成でございました。

 

東北地方などで活躍するキハ100形は、同じ

デザインの車両ながら車体長が短い

16m級なのですが、新潟や長野、八高線などで

は車体が20m級のキハ110形が運用されております。

 

 

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2018-07-15 キハ110-231+キハ110-228  三才ー豊野

 

オマケの最後にやってきたのは懐かしの飯山色を

ラッピングされたキハ110-231を先頭にした

列車でございました。

 

飯山線は長野から途中の戸狩野沢温泉までを2両で

運行し、そこから先は単行になるそうでございます。

 

ですので、この区間で撮影する際には必ず2両で

やって来るので、構図を組みやすいと感じました。

 

 

各地を走る観光列車、積極的に狙っていこうとは

考がえていないのですが、機械が有ればもちろん

撮影の対象にしていきたいと思います。

 

次に機会にはどんな観光列車をご紹介できるのか

お楽しみにして頂ければ幸いでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!