この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昨日とは打って変った曇り時々雨、という
愚図ついたお天気となりました本日の関西。
本日は久しぶりに湖北へとお出掛け致しまして
今年度最後の運転となりますSL北びわこ号を
撮影して参りました。
奇しくも梅小路の方では検査を終えたC62 2が館内の
アトラクション、SLスチーム号を牽引するという
スペシャルな催しが実施されました。
デフレクターにツバメが描かれました、ピカピカの
シロク二も見たかったのですが、北びわこ号の秋臨は
今年一度も撮影していなかったので、C57 1に会う
機会を優先しております。
2018-11-04 9241列車 米原ー坂田
まさかの爆煙を上げてやって来ました、本日の
C57 1。
9月から始まりました秋臨の運転も、本日で
最終という事でございます。
滑り込みでC57に揚げられた落ち葉色のHMも
撮影出来まして、嬉しく思う所でございます。
夏臨の撮影でも第603列車でご報告させて
いただきました通り、この場所は登坂の
線形ですので、多少は煙も期待できるかな、と
思っていたのですが。
よもや足回りまで隠れる程の爆煙を噴くとは…
こんな事でしたらもっと構図を工夫すべきで
ございましたね…
ここで少し時間を巻き戻し、
朝のお約束、送り込み回送の重単を狙って
おりますので、そちらもご紹介して参ります。
今回は曇天でございますので、背景を考慮すべしと
考えましての選択がコチラでございます。
ただ、小雨の降る中での撮影でして、露出が厳しく
流し撮りでサイド構図を狙ってみました。
本命のショットは上手く流せたのですが、構図に
架線柱がインしてしまうというミスをやらかして
おります。
送り込みの撮影後はすぐ様移動致しまして、
吐煙ポイントと思しき撮影地へ向かいました。
現着して暫くすると、壮年の鉄さんがお見えに
なりまして、鉄談義をしながら列車を待ちます。
丁度予備を持っておりました私の踏み台を
お貸しし、二人並んでの撮影でございました。
2018-11-04 9241列車 米原ー坂田
引いた構図でワンモア撮影でございます。
重単撮影時には思いもしなかったモクモク状態に
テンションが上がり、つい何コマも撮影して
しまいました。
フィルム時代なら、勿体ない無駄ゴマを
切ってしまった、と悔やむ所ですが、デジタルは
気にしなくてもいいのが有難いですね。
本命の撮影後は再び移動して小ネタを拾います。
2018-11-04 単9221列車 坂田ー田村
小ネタはこちら。
行きますPF単機でございます。
どうにも一両の撮影は難しく感じてしまいます。
絵になる構図を、毎回頭を捻って思案するのですが
今一つシックリとハマりません…
2018-11-04 単9927列車 能登川ー安土
大役を果たして梅小路へ戻る大御所を
エスコートする1128番。
例えば、C57が美空ひばり級だとすると
差し詰めPFは石川さゆり級でしょうかね。
どちらも凄い存在でございましょう。
2018-11-04 単9927列車 能登川ー安土
引いた構図でもう一度。
お尻を引っ張られるC57が、スーパーで母親に
お菓子を買ってもらえない子供の様に見えてしまい
少し笑ってしまいました。
まだ走り足りないよう~っ、とか思っていたりして。
2018-11-04 単9927列車 能登川ー安土(後打ち)
今年一年の役目を終えて帰還する貴婦人。
お疲れ様でございました。
そして、ありがとうございます。
今年は偶然にも北びわこ号をC57が、
なった訳ですが、本来のスペックからすると
この組み合わせが最適なようにも感じます。
C56が現役の頃、小型蒸気が山口線で牽引するのは
難しく、平坦線区で短距離の北びわこ号を
任されるのは当然の事でございました。
ですが、標準機で馬力の高い貨物用のD51と
客車を牽く優雅な釜のC57、今後は両機の活躍の場を
交換する方が、適切な様に思えてなりません。
当然、梅小路の職員さん方もそこら辺の事は
承知の上でしょうが。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!