この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
非鉄デーの予定だったのですが、都合が
つきましたので緊急参戦しております本日。
ご一緒致しました鉄仲間さんに感謝申し上げます。
楽しいひとときを有難うございました。
本日の成果は、改めてご報告させていただく予定で
今回の更新は10月に福井県へ行って参りましたネタを
披露させていただきます。
注目記事に2059レ関連がランクインしておりますので
色々と思惑もおありでしょう、本日最も関西で
盛り上がりましたアレにつきましては、もう少しだけ
お待ちください。
福井鉄道は元々、民鉄として福井の市街地と武生を
結ぶ住民の足として運営されておりました。
北陸本線と並走するものの、在来線は本数が少なく
近距離の移動には不向きなため、コマメに駅を設け
1時間に2、3本の本数を持つ福井鉄道には
地元需要があり棲み分けが出来ていた様でございます。
時代は下ってモータリゼーション化が進み、鉄道を
利用する機会が減りますと経営が悪化、ついに近年、
財政再建の為に県の全面的な支援の元で再スタートを
切りました。
新たな福井鉄道の乗客誘致策として、当時土佐電に
在籍しておりましたドイツの市電車両を購入、修繕し
福鉄線内を走らせる事となりました。
福井県は関西からも近い、北陸の入口でございまして
そんな所を元外国の、渋いデザインをした電車が
走っている事にワクワクしておりました。
が、案外行く機会が巡って来ず、この秋ようやく
訪問が叶ったのでございます。
2018-10-07 F10形(735号)電車 家久ーサンドーム西
路線内最長の日野川橋梁を渡ります、F10形電車。
導入に際して公募により、レトラムという愛称が
付けられております。
このレトラム、春と秋の特別運行で線内を走行する
くらいしか、撮影機会が有りません。
レア度合で申しますと阪堺モ161形以上に
撮影機会の乏しい車両でございます。
2018-10-07 F10形(735号)電車 家久ーサンドーム西
引いた構図でもう一度。
背景が製紙工場の為、今一つスッキリしませんね…
この日は前日からの雨が早朝まで残って
いたのですが、有難いことにレトラム通過時には
止んでおり、傘を差さずに撮影が出来ました。
ここへ向かう道中の県境峠では、割と雨足も強く
引き返そうかと思ったものでしたが
敦賀湾沿いを走っている内に小ぶりになりました。
つくづく引き返さずに良かった、と思いました。
2018-10-07 F10形サイドビュー 家久ーサンドーム西
オマケ。
車体腰部にはヴォスナーの広告が。
ただ、バイク好きにはお馴染みの
ピストンブランドなヴォスナーではなく、
どうやらドイツ国内で活躍していた時代の
広告の様でございます。
ドイツ語には滅法弱い私、知っている単語は
「バームクーヘン」と「ダゥビスショーン」の二つ
くらいでしょうかね…
でもドイツの工業製品には、昔から素晴らしい
デザインが多く憧れます。
2018-10-07 F10形(735号)電車 家久ーサンドーム西(後打ち)
バックショットでございます。
拡大するとお判りいただけますが、前後共に
車体番号は735。
連接車体を持つ1両の車両でございます。
土佐電線内を走行時もトラブルが多かったらしい
本車、福鉄へ移りましても故障が多く運行中止、
なんて話も時々耳にします。
この日は無事に走行してくれたので、ラッキーで
ございました。
この後は車を走らせ、福井市内へ向かう事に致します。
勿論、レトラムを追っての事でございます。
その模様はまた、日を改めて。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!