写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第679列車 「 ドイツからの使者!レトラムF10形を狙う 2018秋 福井鉄道遠征その1 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

非鉄デーの予定だったのですが、都合が

つきましたので緊急参戦しております本日。

 

ご一緒致しました鉄仲間さんに感謝申し上げます。

楽しいひとときを有難うございました。

 

本日の成果は、改めてご報告させていただく予定で

今回の更新は10月に福井県へ行って参りましたネタを

披露させていただきます。

 

注目記事に2059レ関連がランクインしておりますので

色々と思惑もおありでしょう、本日最も関西で

盛り上がりましたアレにつきましては、もう少しだけ

お待ちください。

 

 

福井鉄道は元々、民鉄として福井の市街地と武生を

結ぶ住民の足として運営されておりました。

 

北陸本線と並走するものの、在来線は本数が少なく

近距離の移動には不向きなため、コマメに駅を設け

1時間に2、3本の本数を持つ福井鉄道には

地元需要があり棲み分けが出来ていた様でございます。

 

時代は下ってモータリゼーション化が進み、鉄道を

利用する機会が減りますと経営が悪化、ついに近年、

財政再建の為に県の全面的な支援の元で再スタートを

切りました。

 

新たな福井鉄道の乗客誘致策として、当時土佐電に

在籍しておりましたドイツの市電車両を購入、修繕し

福鉄線内を走らせる事となりました。

 

 

福井県は関西からも近い、北陸の入口でございまして

そんな所を元外国の、渋いデザインをした電車が

走っている事にワクワクしておりました。

 

が、案外行く機会が巡って来ず、この秋ようやく

訪問が叶ったのでございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20181110172508j:plain

2018-10-07 F10形(735号)電車  家久ーサンドーム西

 

路線内最長の日野川橋梁を渡ります、F10形電車。

 

 

導入に際して公募により、レトラムという愛称が

付けられております。

 

このレトラム、春と秋の特別運行で線内を走行する

くらいしか、撮影機会が有りません。

 

レア度合で申しますと阪堺モ161形以上に

撮影機会の乏しい車両でございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20181110173542j:plain

2018-10-07 F10形(735号)電車  家久ーサンドーム西

 

引いた構図でもう一度。

 

背景が製紙工場の為、今一つスッキリしませんね…

 

 

この日は前日からの雨が早朝まで残って

いたのですが、有難いことにレトラム通過時には

止んでおり、傘を差さずに撮影が出来ました。

 

ここへ向かう道中の県境峠では、割と雨足も強く

引き返そうかと思ったものでしたが

敦賀湾沿いを走っている内に小ぶりになりました。

 

つくづく引き返さずに良かった、と思いました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20181110174216j:plain

2018-10-07 F10形サイドビュー  家久ーサンドーム西

 

オマケ。

 

車体腰部にはヴォスナーの広告が。

 

ただ、バイク好きにはお馴染みの

ピストンブランドなヴォスナーではなく、

どうやらドイツ国内で活躍していた時代の

広告の様でございます。

 

ドイツ語には滅法弱い私、知っている単語は

「バームクーヘン」と「ダゥビスショーン」の二つ

くらいでしょうかね…

 

でもドイツの工業製品には、昔から素晴らしい

デザインが多く憧れます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20181110180019j:plain

2018-10-07 F10形(735号)電車  家久ーサンドーム西(後打ち)

 

バックショットでございます。

 

拡大するとお判りいただけますが、前後共に

車体番号は735。

 

連接車体を持つ1両の車両でございます。

 

 

土佐電線内を走行時もトラブルが多かったらしい

本車、福鉄へ移りましても故障が多く運行中止、

なんて話も時々耳にします。

 

この日は無事に走行してくれたので、ラッキーで

ございました。

 

 

この後は車を走らせ、福井市内へ向かう事に致します。

 

勿論、レトラムを追っての事でございます。

 

その模様はまた、日を改めて。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!