写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1887列車 「 富士重工製LE-DC、フラワ2000形1号車を狙う 2022・2月 北条鉄道線紀行 その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

かつて、輸送人員の少ない国鉄路線に

おきまして、機動的な運用とコストが

低い点に着目されて導入が決まった

レールバス、と呼ばれる気動車

 

後に鉄道車両メーカーにしてバスの

メーカーでもありました富士重工

そのノウハウを発揮し世に送り出した

レールバスタイプの気動車

 

そうした軽快気動車の類が世に出る

時期と丁度、国鉄の不採算路線が

三セクに切り替わる時期が一致して

レールバス気動車は普及しました。

 

しかしながら、非力なバスエンジンが

災いした上に鉄道車両として耐久性も

脆弱でしたこの手の車両は、すぐに

使い勝手の悪さが露呈致します。


その結果、レールバスは二方向へと

分岐して進化する事となります。


一方はバスの性質を強めたDMV、現在

阿佐海岸鉄道にて稼働する車両で

ございます。


鉄道車両ではなく、自動車がレールも

走行可能という進化形態となります。


他方、鉄道車両としての性質を強めた

進化としましては低コストな気動車

開発する事となりました。

 

それが、現在も各地の地方路線で

活躍するLE-DCと呼ばれます車両の

背景でございます。


ライトエコノミー-ディーゼルカー

略でございますね。



さて、今回の更新は北条鉄道で今も

活躍しますフラワ2000形の撮影に

つきまして、ご報告致します。

 

富士重工製のLE-DCを導入しました

北条鉄道では、形式をフラワ2000形と

名乗りまして、現在は3両が営業に

就いております。

 

 

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2022-02-27 フラワ2000形1号車

晴れカットを期待して布陣しましたが

残念、雲が陽を遮るタイミングでの

通過となりましたこの時。

 

画面一杯にフラワ2000形を捉えました

コマを、巻頭に据えてみました。 

 


ではここから、第1886列車記事の

直後へと時間を巻き戻して綴る事と

致します。

 

 

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2022-02-27 フラワ2000形1号車

キハ40との交換を終えて駅を発車した 

フラワ2000形を捉えます。

 

18m級の車体ゆえに小振りな見た目の

車両でございますこのタイプ。

 

北条鉄道ではシルバーをベースにした

派手な色合いが特徴となります。

 

赤い挿し色は最初に導入された1号車で

ございます。

 

 

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2022-02-27 フラワ2000形1号車

横っ面を狙ってみました。

 

車体側面裾部にフラワ2000-1と車番が

記されております。 

 

この構図は面が陰りますので、撮影後

移動すべくマイカーへ戻りました。

 

で、選定していた次のショバへと

ルートを割り出そうとしたのですが

行き先が農道の為か、アプリでは

表示に難がございました。

 

現地へ辿り着くのに何度も道を間違え

ようやく到着した時には、既にキハは

走り去った後でございました…

 

やむを得ず、次のキハ便まで90分ほど

待機する羽目になります。

 

 

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2022-02-27 フラワ2000形1号車

待機中に撮影しましたフラワ2000形。

 

ですが、枯れた雑草の盛り上がり部を

回避した構図を組むと、左端に何やら

パワーショベルがこんにちわ、となる

為にこの立ち位置はアカン事が判明。

 

立ち位置を少しずらして再度、構図を

組む事に致しました。


次の列車が来るまで、かなり余裕が

ありますから、まったりとしながら

待つ事に致します。


という訳で閑話休題



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余談になりますが、こちらは同じく

LE-DCとなる信楽高原鉄道の車両で

SKR310形311号車でございます。


細部こそ各社に合わせた仕様ゆえ

異なりますが、大枠は同じ形式だと

判りますね。


他にも各地で同じ顔、車体の車両が

今も活躍しております。


地方路線のLE-DCやNDCシリーズを

撮り巡るのも楽しそう…


先ずは中京圏へ目を向けて長良川

樽見、明知辺りへ訪問しようかな。


いつがいいでしょうね。


なんて事を考えておりましたら時間が

やって参りましたので、カメラを構え

列車を狙います。


 

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2022-02-27 フラワ2000形1号車

粟生へ向かう列車がやって来ました。 

 

こちらは面潰れ構図なので

半ばお遊び的な撮影でございます。



北条鉄道のフラワ2000形は、本拠地

北条町駅の所在する加西市兵庫県

フラワーセンターがある事から命名

されております。

 

また、形式の2000は営業開始年を

表しているそうでございます。

 

因みに2号車は2001年、3号車は既に

廃線となった三木鉄道から譲渡されて

2008年に北条鉄道へ導入されていると

いう事でございます。

 

 

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2022-02-27 フラワ2000形1号車

今回の〆。

 

巻頭コマから引いた構図で狙います。


日頃の行いがよほど悪いらしく、雲が

陽を遮って澱んだ光線になりました。


ですが、あくまでフラワ2000形は

前座でございます。


キハ40到来まではまだ時間も有ります

から、期待して待ちたい所で

ございます。

 

所で、行き先方向幕は粟生⇆北条町

なっておりますが、この車両以外の

他の2両は逆の表示になるのだとか。

 

つまり、この表記は車体色以外にある

1号車の特徴と申せましょう。

 

本社機能が北条町駅にある為、正しく

表記するならば、北条町⇆粟生となる

のでございます。

 

 

この列車が走り去りました後いよいよ

午後2便目のキハ40がやって来ます。

 

果たして雲は抜けるのか。

 

北条町方のHMは撮影が叶うのか。

 

次回へ続きます!

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!