この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
受け継がれ、先頃国鉄型4ドア車両は全て廃車、
または他線区へと転出致しました。
201系が導入される以前は103系が長い間、大阪の
主として居座っておりましたが、それ以前には
元祖新性能電車であります101系も環状線を
走っていた時代がございます。
101系はそれまでの吊り掛け駆動から、より性能が
高いカルダン駆動へと方式が変更となった事から
新性能電車、と呼称され通勤輸送の改善に期待を
されての投入だったのですが、残念ながら実際は
目論見通りの性能が出せず103系の登場を待つ事と
なったのでございます。
さて、今回の更新はそんな不遇の101系が
おきまして現役の体験アトラクションとして
活躍する姿を捉えましたご報告となります。
モックアップ(木型?)という事でございますが
実車をカットモデルとしただけの様に思えます。
103系に似た前面ですがこちらの方が少し
間延びした顔つきに思えますね。
この車両、実は客用扉の開閉とパンタグラフの
昇降が体験出来る様になっておりまして、実際に
触って車両の機微が体験できるのでございます。
私もドアの開閉を触ったのですが面白いですね。
流石に声には出しませんでしたが、心中では私も
「ダァー、シエリヤス」と呟いておりました。
こちらは後面でございます。
上部には架線が張られておりますが、これは
パンタグラフが昇降する機能を見せる為で
ございます。
たったこれだけの設備ではありますが、
101系車内に陣取った子供がずーっと夢中で
ドアの開閉やパンタの昇降を楽しんでおりました。
2019-06-30 PS22形パンタグラフ 京都鉄道博物館
こちらはEF65 PFに搭載されている下枠交差型の
パンタグラフでございます。
ただ展示されているのではございません。
スイッチを押し込みますと、空気が吹き込むのか
油圧なのか、シャフトが隆起しパンタが上昇、
一定時間パンタが起動すると今度はガシャン!と
音を立てて下降し、元の折り畳まれた状態へ戻ります。
馴染のある形状のパンタグラフの動作を、目の前で
じっくりと観察できるのが
面白い試みでございました。
2019-06-30 キハ81 3 京都鉄道博物館
オマケ。
先頭部でございます。
その形状からブルドックと愛称が付き、ファンも
多かったそうでございます。
個人的にはキハ181やキヤ191辺りの方が馴染が
この1両しかございません。
差し詰め、気動車を見たければ津山へ行け、と
いった所なのでしょうか。
もう少し気動車の収蔵が有ってもいいのでは
無いか、とそんな風にも思ったのでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!