写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第964列車 「 パンタグラフは癖になる!博物館収蔵の101系モックアップを狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その15 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

大阪環状線オレンジバーミリオン323系へと

受け継がれ、先頃国鉄型4ドア車両は全て廃車、

または他線区へと転出致しました。

 

201系が導入される以前は103系が長い間、大阪の

主として居座っておりましたが、それ以前には

元祖新性能電車であります101系も環状線

走っていた時代がございます。

 

101系はそれまでの吊り掛け駆動から、より性能が

高いカルダン駆動へと方式が変更となった事から

新性能電車、と呼称され通勤輸送の改善に期待を

されての投入だったのですが、残念ながら実際は

目論見通りの性能が出せず103系の登場を待つ事と

なったのでございます。

 

 

さて、今回の更新はそんな不遇の101系が

カットモデルのモックアップとして今でも京鉄博

おきまして現役の体験アトラクションとして

活躍する姿を捉えましたご報告となります。

 

 

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2019-06-30 101系モックアップ  京都鉄道博物館

 

モックアップ(木型?)という事でございますが

実車をカットモデルとしただけの様に思えます。

 

103系に似た前面ですがこちらの方が少し

間延びした顔つきに思えますね。

 

 

この車両、実は客用扉の開閉とパンタグラフ

昇降が体験出来る様になっておりまして、実際に

触って車両の機微が体験できるのでございます。

 

私もドアの開閉を触ったのですが面白いですね。

 

流石に声には出しませんでしたが、心中では私も

「ダァー、シエリヤス」と呟いておりました。

 

 

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2019-06-30 101系モックアップ  京都鉄道博物館

 

こちらは後面でございます。

 

上部には架線が張られておりますが、これは

パンタグラフが昇降する機能を見せる為で

ございます。

 

たったこれだけの設備ではありますが、

101系車内に陣取った子供がずーっと夢中で

ドアの開閉やパンタの昇降を楽しんでおりました。

 

 

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2019-06-30 PS22形パンタグラフ  京都鉄道博物館

 

こちらはEF65 PFに搭載されている下枠交差型の

パンタグラフでございます。

 

ただ展示されているのではございません。

 

スイッチを押し込みますと、空気が吹き込むのか

油圧なのか、シャフトが隆起しパンタが上昇、

一定時間パンタが起動すると今度はガシャン!と

音を立てて下降し、元の折り畳まれた状態へ戻ります。

 

馴染のある形状のパンタグラフの動作を、目の前で

じっくりと観察できるのが

面白い試みでございました。

 

 

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2019-06-30 キハ81 3  京都鉄道博物館

 

オマケ。

 

紀勢本線で活躍した特急型気動車

先頭部でございます。

 

その形状からブルドックと愛称が付き、ファンも

多かったそうでございます。

 

 

個人的にはキハ181やキヤ191辺りの方が馴染が

あるのですが、京鉄博には気動車の収蔵が

この1両しかございません。

 

差し詰め、気動車を見たければ津山へ行け、と

いった所なのでしょうか。

 

もう少し気動車の収蔵が有ってもいいのでは

無いか、とそんな風にも思ったのでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!