写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第398列車 「 特急きのさき83号として京都へ来た289系を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

本日も非鉄となりました。

雪も降り積もる事なく、平穏に過ごして

おります関西。


近畿でも北部などでは積雪が50センチ近く

あるそうです。


そんな話を耳に致しますと、私の暮らす地域は

恵まれているな、と感謝の念に駆られます。

 

 

さて、今回の更新は久方ぶりとなります

日常ネタでございまして、

昨年の大みそかに撮影しておりました、

特急列車のお話をさせていただきます。

 

関西を発着する山陰本線系統の特急は、

地図上にX字状に描かれるルートで

運行されております。

 

Xの下側は大阪と京都でございまして、

上側は近畿の北部となります、城崎温泉

舞鶴(または宮津)になっております。

 

真ん中の交差する部分が福知山に該当し、

大阪からは福知山線を通って城崎、舞鶴へ。

京都からも山陰本線を下って城崎・舞鶴

それぞれ運行されているのでございます。

 

そんな関西と山陰を結ぶ特急系統で

ございますが、京都からの各方面へ

充当される列車には287系が、大阪からの

列車には289系がそれぞれ使用されております。

 

つまり、京都発着の特急に289系を

使用した列車は現在、運行されていない

という事なのですが稀に臨時列車として

289系が乗り入れる機会がございます。

 

今回の更新ではそんな珍しい機会を

捉えましたご報告となります。

 

 

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2017-12-31 KTR8000形6両  亀岡ー馬堀

 

昨年のGWに宮津へ遠征いたしました折

以来となります京都タンゴ鉄道のKTR8000形。


著名なデザイナーの手により、丹後の海という

愛称とシックな内外装に生まれ変わりました。


正直申しますと、同じ特急料金を支払うなら

287系や289系より、コレに乗車したい!と

思う内装でございます。 


非鉄の友人が以前、この車両に乗車し驚いた旨を

熱く語っていた事からも、この車両の

リニューアルは大成功だと思われます。



JR線に乗り入れ、特急まいづるの一部列車として

運行されている為、日に何度かは山陰本線でも

撮影が可能でございます。

 

 

289系の京都までの回送を狙うべく

この区間の定番撮影地となっております

西谷踏切で撮影を続けます。

 

瑞風が運行される様になりギャラリーが

増えたためか、このポイントには高い

フェンスが張られるようになってしまいました。

 

踏み台を用いてフェンスをクリアし、

構図を確保致します。

 

 

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2017-12-31 221系K8編成  亀岡ー馬堀

 

練習電で撮影した221系はプレーンな風貌の

K8編成でございました。

 

少し露出がオーバー気味に感じましたので、

この後設定を変えております。

 

 

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2017-12-31 221系K15編成  亀岡ー馬堀

 

お次は2丁パンタを上げるK15編成が

やって来ましたが陽が陰りアンダーに…


 

12月に入り各線区では、霜取り用に

設置されたパンタを上昇させ、2丁の

パンタグラフを上げる様子が見られます。

 

阪急や近鉄などの民鉄車両を彷彿とさせます

先頭車2パンタの姿はこの時期ならではと

申せます。

 


この後、実は寒さにやられて尿意が堪え切れず、

信号が閉塞している間に近くのコンビニへ

トイレを借りに駈け込んでおりました。

 

戻ってきますと目の前をちょうど、

289系が走り去る所でございまして

今までの練習電は何だったのか、と

落胆いたしました。

 

 

そこで、気を取り直し京都からやって来る

列車を捉えるべく、場所を移します。

 

 

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2017-12-31 KTR8000形6両  保津峡ー馬堀

 

かつて、明智光秀織田信長を打ち取る為に

越えた京都と丹波を隔てる山々をバックに、

京都を出発したKTR8000形を狙います。

 

列車は6両でございますのでピッタリと

構図に収まるのですが、どうしても側面の

光線が弱いのです。

 

濃い色の車体ですとこの様に側面が陰ります。

 


何とかせねばと、この時の私は光線の事ばかりを

気にしておりました。

 

これが痛恨のミスを招きます。

 

 

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2017-12-31 289系FG410編成  保津峡ー馬堀

 

お日様が都合よく陰り、よし!と

喜んだのも束の間、見事に右スカの

構図でございました。

 

ウッカリ289系も6両と思い込み、先ほどの

kTR8000形に合わせ、6両構図のまんまで

本番に挑んでしまいました。


大失敗となってしまったのでございます。

 


トリミングでもすればいいのでは、と

思われるかもしれないのですが、

4両であればシャッターの切り位置を

もっと奥側にする事で柵やワイヤーなどの

構造物を回避した構図が取れるはずで

ございました。

 

 

こうして、2017年最後の撮影は悔しい失敗で

幕を閉じ、新たな年を迎える事に

なってしまったのでございます。

 

 

除夜の鐘をききながら、来年は失敗を減らすぞ、

決意を新たにしたものの、年が明けても

相変わらずな様子となっておりますのは

皆様ご存じの通りでございます…


日々の努力が大切だと痛感する今日この頃で

ございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!