この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
関西からのぞみに乗車しますとおいそれと停車する
機会がございません。
延々揺られる苦行な区間として知られております。
現在建設が進められているリニアに至りましては
静岡県を通るものの駅が設置されないという有り様で
そりゃ県知事も工事させないよ、となるわなぁ…と
ございます。
政治に関してはよく判りませんが、私が県知事でも
河川はポンプアップで工事は大丈夫、という
東海の判断には正直引き気味でしたのでやはり
ノーと答えるとは思います…
さて、今回の更新は京鉄博訪問の続きでございます。
前回は往年の在来線特急車両をご紹介致しましたが
今回は新幹線車両にスポットを
充ててみようと思います。
新幹線車両と申しましてもJR西日本が運営する
博物館でございますので、東海道・山陽新幹線で
活躍する車両のご紹介になります。
どんなに館内を探しましても、残念ながら
今お子様に大人気のE5系などは
展示されておりません…
所で、今回もこちらをリンクでご紹介。
私よりもずっと読みやすく判りやすい説明と
明るい写真でご紹介いただいております同行者の
かわつる氏が綴られます記事でございます。
是非とも併せてお読みください。
2019-06-30 500系521形1号車 京都鉄道博物館
短編成になりながらも山陽新幹線では
現役で活躍する500系の先頭車でございます。
営業運転時にはこの様なアングルから
実車を見る機会などございませんので、
これ幸いにと正面からの面打ちを試みました。
キャラクターデザインに関連性は無さそう
なのですが、JR西のICカードキャラの
「イコちゃん」をどことなく連想してしまいます。
2019-06-30 500系521形1号車 京都鉄道博物館
角度を変えて見ますと途端に航空機っぽい印象に。
尖った先端、少し膨らんだキャノピーに丸みを
帯びた胴体などは翼を付ければそのままで飛べるかの
様にも思えてしまいます。
とは申しましても実際は航空機にスピードでは叶わず
当時最速の時速300キロでの営業運転でございます。
関東への出張があった昔などは、敢えて500系で
運転される列車に乗車していたのですが、JR西日本の
独自性が東海道新幹線から失われてからは
興味も薄れてしまいました…
またいつか、500系の様な独創的で格好いい車両を
東海道新幹線で走らせて欲しいものでございます。
2019-06-30 100系122形5003号車 京都鉄道博物館
昔懐かしい100系の東京方先頭車でございます。
末期には塗装を独自のものに変え、山陽区間で
短編成での活躍が見られたのですが、京鉄博への
収蔵に合わせて塗装を原色へ戻しております。
0系しか走っていなかった新幹線に
100系が登場した時はとても新鮮で、2階建て車両も
付いている!と子供の頃は見掛けるのが
楽しみだったものでございます。
JR化後はあれよあれよと代替わりをしてしまい、
今ではこの頃に比べて随分と機能的に特化した
デザインになっている様に思われます。
2019-06-30 100系122形5003号車 京都鉄道博物館
同行いただいたブログ友のかわつる氏から、この
車両はJR西の編成で制御電動車だから
非常連結器の所に、空冷の為の穴が設けられて
いる、と教えていただきました。
なるほど、鼻の下に穴があけられておりますね。
中間電動車は走行中に床下からの風などで冷却が
出来るのですが、先頭車は排障器の所為で
冷やし難い為に設けられた空気の通り道、
だそうでございます。
トレーラーでしたので空冷の必要はないのです。
両社の違いがこんな細かな所から窺い知れる
ものなのか、と感心致します。
そしてかわつる氏の博識に
感服するのでございます。
2階の吹き抜けから見下ろしてみました。
500系の左側には子供たちが体験できます
軌道自転車が動いておりました。
係員のお姉さんが真ん中に座って、左右の
子供を支える姿に微笑ましくなります。
決して私もお姉さんに
お尻を支えて貰いたい、だなんて事は考えては
おりませんよ?
ええ、断じて。
所で。
この軌道自転車が走る線路なのですが、後から
資料を調べても何も載っていないのです。
普段は在来線の狭軌を見慣れているのですが、
改めてこうして見下ろすとこの幅が標準軌なのか
どうかが意外と自信がないのでございます…
思い切ってお姉さんに聞けば良かったなぁ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!