写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第953列車 「 博物館収蔵の特急車両を狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その10 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

先のGWからサッパリ途絶えておりました京鉄博

現役車両展示企画が、ようやく9月から再開されます

事となりましたのは各種案内の通りでございます。

 

次回の展示予定車両は境線を走るキハ40形、それも

当地のキャラクターであり国民的人気妖怪でもある

ゲゲゲの鬼太郎」をあしらった車両でございます。

 

搬入出に伴います回送も熱く盛り上がるのでしょう。

 

 

さて、今回の更新はこちらも久方ぶりの再開と

なります京都ぶら鉄紀行、第10回目のご報告で

ございます。

 

この日は雨の降りしきる6月末の日曜日、遠路遥々

関西へお越しになりましたブログ友のかわつる氏と

共に、嵐電叡電と撮影のハシゴを致しまして、

御池通りにて昼食を摂った後に向かいましたお話で

ございます。

 

元々全くのノープランでございまして、氏が

神奈川へ戻られる午後3時までの間、如何に

楽しんでいただくかを食事をしながら

プランニングするという思考に耽溺しておりました。

 

雨に濡れないように、という事でまず

思い付きましたのが京都市営地下鉄東西線から

京阪山科を経てびわ浜大津へ、そこから比叡山

経由して叡電へ乗車するツアーだったのですが

時間が足らず没。

 

JRの京都駅で撮り鉄…は面白く無さそうなので

やはり没。

 

お天気であれば如何様にも対応出来そうな

ぶら鉄も雨のおかげで行き詰ってしまいまして、

結局はドライブでもして時間を潰すかな、という

話になりました。

 

しかしながら氏の顔色が冴えません。

 

そりゃわざわざ京都へ来て雨の中、ムサい

オヤジとドライブなんて面白くないでしょう。

 

私なら即チェンジを申請する所でございます。

 

どうせドライブするのであれば

美女に乗りた…いえ何でもございません。

 

 

そんな訳で閃きましたのが京都鉄道博物館への

訪問でございました。

 

氏にその旨をお伝えしますと賛成していただけ、

早速、愛車を梅小路公園へ向けて走らせます。

 

 

ここから先、京鉄博の模様をお届けするのですが、

ご同行いただいたブログ友のかわつる氏が、私以上に

懇切丁寧なレポを綴られておりますので、こちらも

併せてお読みいただくと一層判りやすい事と存じます。

 

と申しますか、むしろかわつる氏の記事だけでよくね?

 


 

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2019-06-30 京都市交通局2000形2001号車  梅小路公園

 

大阪府民として育ちました私にはあまり

ご縁の無かった京都市電、その2001号車は現在

梅小路公園の総合案内所として保存、活用されており

ご覧のように車内への立ち入りも可能でございます。

 

車内にはシルバー雇用でしょうか、案内係りの方が

いらっしゃり、市電の事や2000形の事についても

テンポよくお話し下さいました。

 

伊予鉄道では譲渡された本形式が今も現役で

活躍して居るのだそうでございます。

 

鉄博へ入館する前に前座的にこちらも堪能し、

いよいよ入館いたしました。

 

 

どうも個人的な話になるのですが、はく製の様な

寂しさがあって最初は撮影意欲が湧かず、

エントランスに展示された各種車両は撮影対象から

外しまして、丁寧にシャッターを切るかわつる氏を

眺めつつ私はブラブラとしておりました。

 

所が、屋内へ足を踏み入れた途端スポットライトに

照らされた美しい車両達の姿に目を奪われ、仕舞った

カメラを取り出しまして展示車両を撮影する事に。

 

 

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2019-06-30 230形233号機  京都鉄道博物館

 

国産初の量産型蒸気機関車、だそうでございます。

 

煙室の左右にデフレクタが付いておりませんが

元々無かったのでしょうか。

 

館内は多くの観覧者がいらっしゃり、人を排した

撮影は難しい状況でございました。

 

プライバシーを尊重する為に低速シャッターで

撮影し、人物はブレさせる方向で撮影しております。

 

 

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2019-06-30 230形233号機  京都鉄道博物館

 

233号機のお尻からエントランス方向を望みます。

 

この釜の左側には2階へ上がる階段が有りまして

階段の壁には無数の機関車のナンバープレートが

墓石の様に飾られておりました。

 

 

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2019-06-30 クハ489-1  京都鉄道博物館

 

まるで鉄道模型の様にピッカピカな姿の

ボンネット型特急車両。

 

489系は碓氷峠を越えて上野まで顔を出す列車に

使用されていた形式でございます。

 

と申しますか、横軽が廃止されましたので今では

無意味になりましたが、国鉄時代の車両では

○○9系と末尾に9が付く形式はEF63との協調運転が

可能だったのでございます。

 

雷鳥ヘッドマークも絵入りで展示して欲しいとか

489系なら連結器を剥き出しで展示して欲しい、と

アレコレ思いつつも懐かしさが込み上げます。

 

 

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2019-06-30 クハネ581-35  京都鉄道博物館

 

よろしおす。

 

いえ、内輪ネタでございました…

 

 

世界初の寝台電車としてデビュー致しました

この車両。

 

昼行特急とは色違いの塗り分け方が、何とも

マニア心をくすぐるデザインでございます。

 

私が初めて利用した寝台車も、この583系でして

上段の寝台に付いた小窓から見えた夜の景色と、

高揚感は今でも忘れる事の無い思い出でございます。

 

当時は薄給だったであろう父が無理をして

私をこの車両に乗せてくれた事に今更ながらに

感謝し、そういえば今年の父の日に何もしてなかった

事を今更ながらに思い出したのでございました…

 

 

という訳で父親へ感謝を伝える為、今回はこの辺りで

一旦お開きとさせていただきます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!