この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
始まりがあれば終わりがございます。
昨年11月にスタートしております
お盆の遠征報告も、とうとう今回で最終回を
迎える事となりました。
約5か月に跨ります長期連載でございますが
水島臨海に始まり愛媛へ到着するまでに
7週間ほど要しておりますね。
その分、各回ともに腰を落ち着けて記事を
作成する事が出来ました。
振返りましても思い出深い昨夏の旅でして
またそろそろこんな旅がしてみたく
なって参りました。
さて、今回の更新は伊予鉄トラムを
狙いましたご報告の最終回でございます。
電停を発車する直前のモハ2000形を
仕留める事が出来ました。
ようく見てみますと、側面客用扉が少し
開いております。
ここは併用軌道でございまして、手前の
道路を車が走る為撮影には気を使います。
このカットは車が車両へ被さる前に
仕留める為、扉が閉まり切らない内に
撮影したものでございました。
この次のカットでは車両のお尻が
白い車に喰われてしまっております。
現在、導入が進んでおります最新鋭の
モハ5000形も撮影出来ました。
電停発車直後のカットでして、こちらは
あわやという所で車が車両に
被るのを防げました。
低床車両のうえ、台車カバーまで付いていて
足回りが丸っきり見えませんね。
同じ車両が折り返してきた所も
撮影しておりました。
その1でも触れましたが、モハ5000形は
アルナ車両で2017年より製造された車両で
稼働試験などを阪急の正雀工場に
敷設された試験線で実施しております。
その為、阪急マルーンの車両を背景に
鮮やかなオレンジのコイツが走る正雀工場の
光景がネット上などで見られました。
表題から引いた構図でもう一度。
モハ2000形はモハ50形同様、昭和生まれの
古株でございます。
しかも、元々は京都市交通局が製造しました
京都市電でございまして、廃止に伴って
伊予鉄へ移籍しております。
元の形式が2000形であった事から、それを
踏まえて伊予鉄でもモハ2000形と附番され
令和の今も松山市内を駆け抜けております。
遠征の〆。
最後は真横から車体を狙ってみました。
市電は廃止となりました京都市交通局ですが
実は京都鉄道博物館の傍にございます
梅小路公園の入り口に2000形が、車内への
立ち入りも可能な形で展示されております。
以前に公園内で2000形を撮影した旨は
記事にした事がございましたが、あの頃から
伊予鉄で稼働する車両を撮影してやろうと
目論んでおりました。
ですので、市内線紀行の最大の目的は
2000形の撮影だったのでございます。
お陰様で念願も叶い、これで愛媛の地での
鉄活にも思い残す事は無くなりました。
往路は下道で倉敷まで走っておりましたが
身も心もクタクタになりましたので
帰路は家の近所まで高速で一気に走り抜け
楽をさせていただきました。
実際、舐り尽くす勢いで撮りたいネタを
撮影出来ましたので今後しばらくは愛媛へ
足を運ぶことは無いでしょう。
あ、唯一の心残りは道後温泉への
入湯が叶わなかった事でしょうか。
その分は自宅の湯船に身を浸し
手足がふやけるまで楽しむ事で代わりと
しておきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!