この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
1並びの日でございますね。
11日には更に1が増えるのですが、一日という事で
この日の記念に日付が印字された切符などを
購入する鉄さんもいらっしゃるのではないですか。
私の場合は、今を生きるだけで精一杯でして
こういった記念を祝う様な余裕も無く毎日を
生きておりますので、少し羨ましく思います。
さて、今回の更新は本日撮影しておりました小田急の
新形式通勤車、5000形の甲種輸送についての
ご報告となります。
事前にPFが牽引する、と聞いておりましたので
恐らくシキを牽引した釜が登板すると睨んで
おりましたが、予想通りでございました。
向かいます5000形10両の第1編成でございます。
小田急電鉄におきまして、約12年ぶりとなります
新形式の通勤車両という事で、それが判る様な
撮影を、と意識しておりました。
11月に入りまして光線の具合も変化し、いつもの
撮影地では側面がギラリと輝く為、それを抑えて
撮影すべく今回は桂川駅のぺデストリアンデッキへ
布陣する事と致しました。
EF510-17が牽引します
定期貨物列車でございます。
布陣した当初は釜の面こそ黒く潰れますが
側面は程よい光線を受け、初見参となります
新形式車両を格好良く捉えられるに違いない、と
目論んでおりました。
が、この列車は通常、川崎重工から出場します
甲種輸送のすぐ後に通過する列車でございます。
本番の時刻を過ぎても一向に列車は現れません。
SNSで調べてみますと、どうやら沿線で火災が有り
ダイヤが乱れて吹田到着が20分遅れ、更に吹田で
停車中との事でございました。
刻一刻とお日様の位置は変わり、駅前に建つ
イオンの影が主張を強めて参りました…
影落ちが中途半端な位置へ進み、逆に今来られると
スゲー困るんです、といったタイミングには
レンズを付け替えて誤魔化しておりました。
このタイミングで甲種輸送が来なくて良かった…
こちらが甲種輸送のファーストショットでございます。
既に線路が影に呑み込まれ、逆にフラットな露出へ
変化しておりましたので、不本意ながら安心しての
撮影となりました。
遅延は65分以上にも及び、その間にエキセンや
ペデッキで待つ鉄さんの人数も増えていきました。
それに比例して、お馴染みのギャラリーも
ドンドコと湧き出します。
なぁ、何が来んの?と次々に声を掛けられます
私を含めた鉄さん達。
表題から引いた構図でもう一度。
架線柱から5000形のお顔が抜けだして
チラリと伺う事が出来ました。
今回の甲種輸送は31日に5両が搬出され、本日残りの
5両が出場しまして、神戸貨物ターミナルにて連結、
10両で運行されております。
従って、輸送番号は前日分の甲149と
本日分の甲150を併せて記載しておりますが、
実際の特殊貨物検査票とは異なっております。
オマケ。
新宿方の先頭であります5051号車を狙います。
この先頭部デザイン、何処かで見た事がある様な
気が致します。
前面には傾斜が付けられていますが、上に向けて
細くなります頬のシルバー部がE233系を彷彿と
させますデザインの様に思いました。
以前に甲種輸送で撮影しておりました3000形の
側面は、インペリアルブルーと呼ばれます青い
ラインが1本引かれておりましたが、5000形では
濃淡2色のラインになっておりました。
今回の増備では計画予定本数が6編成となっている
そうでございます5000形。
今後は試運転を繰り返し、来年度以降にでも本格的な
増備がスタートするのかも知れません。
そうなりますと、1000形の拡張扉車や8000形の命運が
気に掛かります。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!