写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第955列車 「 博物館収蔵のEL・DLを狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その12 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

JT、と聞きますと連想されますのはタバコでしょう。

 

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私、

愛煙家でございます。

 

禁煙をしよう、と試みた事は数知れずその度に

挫折した事も数知れず…

 

おかげ様で今では自他ともに意志薄弱な男と

認められる様になりました。

 

 

そんな私ですが、中学の頃はJTと聞きますと

すぐにジョイフルトレインを連想したもので

ございました。

 

普通車として余剰になった客車や気動車

欧風やお座敷に改造し、カラフルな色合いで

全国を駆け回っていた時代。

 

あの当時はまさか将来、客車というものが

ほぼ全滅する時代が到来するとは夢にも思って

おりませんでした。

 

 

さて、今回の更新は京鉄博に収蔵されている車両を

見学して行く中で私が最も引き付けられました展示の

ご報告となっております。

 

 

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2019-06-30 DD51 756  京都鉄道博物館

 

拙ブログでもお馴染みのディーゼル機関車

DD51でございます。

 

北海道や貨物ではJR化後に塗装が変更されまして

独自の色合いとなりましたが高崎や西日本では

今でも国鉄時代と変わらぬカラーでございます。

 

この車両は500番台ですので、普段私が撮影する

5両のDD51達と同じグループに属するタイプと

なります。

 

 

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2019-06-30 DD51 756  京都鉄道博物館

 

この施設が素晴らしい点として、車体の下が

じっくりと見られる様に設えられている事が

挙げられます。

 

車輛の下部を下から見上げる機会など、車庫の

開放イベントぐらいしか無いのですが大抵は

電車ですので、機関車の底を眺められるというのが

とても新鮮で楽しい時間となりました。

 

動輪はなるほど、確かに4つで真ん中の2つは

付随台車だという事が構造を視覚的に理解できて

面白い体験でございました。

 

 

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2019-06-30 EF66電気機関車の車体下部  京都鉄道博物館

 

まるで保守点検作業に付いて来たかのような

気分になれます車体下部拝見。

 

何がなにやらさっぱり判りませんが、凄い

迫力でございます。

 

 

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2019-06-30 EF66電気機関車の前面下部  京都鉄道博物館

 

まるで模型の様に思えますが、実物でございます。

 

下から見上げますと、ナンバープレートの飾りが

随分と前方に飛び出しているのが伺えます。

 

 

大半が現役を退きましたEF66ですが、その一部が

こうして来客を楽しませてくれているのが

嬉しい事でございます。

 

 

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2019-06-30 EF66 35  京都鉄道博物館

 

区名札にはちゃんと「吹」と入っておりましたのが

有難い心遣いでございます。

 

EF66はJR化後、西日本の下関機関区「関」と貨物の

吹田機関区「吹」にそれぞれ配置されまして

東海道山陽本線ブルトレや高速貨物の牽引に

活躍したのでございます。

 

貨物では後継の機関車が登場するまでのつなぎで

100番台がオーダーされましたがデザインは随分と

簡素になり、0番台ほどの魅力はありません。

 

 

客車の消滅に伴いまして旅客各社から機関車が

淘汰されようとしています。

 

貨物を牽引する機関車は安泰だろう、と思って

おりますとM250系みたいな電車が登場するのかも

しれません。

 

鉄道車両の魅力は機関車に集約されるという訳では

ございませんが、様々な車両を牽引する、

その組み合わせの豊富さや武骨なデザインなど、

今後も末永く活躍してほしいと願う車両達へ

思いを馳せる機会となりました。

 

気動車も電車もいいのですが、

やはり釜が一番すきなんだな、と

思った次第でございます。

 

 

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2019-06-30 EF52 1  京都鉄道博物館

 

オマケ。

 

いえ、この釜を軽んじている訳ではございません。

 

この釜に馴染が無いので熱く語る事が出来ない、と

いうだけの事なのでございます。

 

前面の大きなデッキや落ち着いたブドウ色塗装、

菱形デカパンなど魅力的な要素が満載でございます。

 

SLだけでなく、こうした車両も復活して各地を

走る様になればいいのにな、とそんな事を考えつつ

今回の〆とさせていただきます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!