この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
2019年F(フレート)1グランプリがとうとう開幕と
なりました、ここ長岡京は朝から分厚い雲に包まれ
波乱含みの夜明けを迎えました。
実況はワタクシ新舘次郎、解説はお馴染み、
「難波オヤジでございます」
ハイありがとうございます
難波オヤジさんにお願いしております。
早速ですが難波さん、今回の更新ではどういった点に
注目をすべきでしょうか？
「えー、そうですね。まずは何と申しましても唯一
現存しておりますロクロク、EF66 27が1社買切りの
コンテナ列車であるフクツ―便55レの牽引に
充当されたという点でございましょうか。」
なるほどなるほど。
国宝機とも言われておりますロクロクが緑一色の
福山通運コンテナで統一された列車の先頭に立つ、
これぞ正に貨物の、いえ鉄道の今を表す最も花形と
なる列車だと言わざるをえませんね。
そうこうしている内に下り列車線の信号が開通し
おります。と、いうことは間もなく我々の眼前には
最古の青いプリンス、ロクロクニーナが現れようと
しておりますッ！
「あれ？」
どうしました難波さん？
「いえ、下り電車線の信号も開通しておりますね。」
列車線と内側を走る電車線がございます。
その外と内、両方の線で信号が開いているという事に
なりますね。
前方遠くに見えます長岡京駅にライトが見えました！
内と外、どちらが来たのかァ！？
ここからではよく見えません、判りません。
あ！今もう一つライトが見えました。
大きくホームを迂回する様に動いておりますので
こちらの方が55レという事になりますでしょうか。
「来ましたね(と言いながらカメラを構える)」
ついに！ついに姿を現しました生ける伝説！
最古の青いプリンスその名もニーナ！
ようやく我々の前にその姿を現してくれました！
待ってください！？
内側を走る電車も今、
どうやら長岡京を発車した様です。
各車一斉にスタートを切った形となりました今朝の
F1長岡京グランプリ、しかしながら停車から発車と
なります普電にはハンデとなります。
ニーナが年季を感じさせないスピードで
普電を引き離そうとしています！
ああーっと！普電も負けていません！
加速力では機関車に負けないその性能を活かし
ニーナに離された距離を少しずつ、すこしずつ
詰めて来ました！
ニーナキラーとなりえるのか、
普電の逆襲が始まったぁ！
「普電、速いですね…」
長岡京駅をスタート直後は普電が
置いて行かれるかと思われましたが、流石はJR世代の
通勤型車両、55レの腹に食いついて離れません！
モータを唸らせ！車輪をレールに軋ませて必死に
振り切ろうとするニーナを嘲笑うかの如く
普電が余裕の走りで並んでおります！
各車そのままの状態で通過して行ったァ、
何と、ウラカブリングとなりましたぁー！！
2019-03-28 55列車 長岡京ー山崎
などと、脳内で激しく実況を流しながら
レンズも流して撮影しておりますと、
ご覧の様なカツカツ写真になってしまいました…
コンテナの4両目くらいでしょうか、内側に207系が
隠れているのが見えます今朝の55レ。
併走シーンをF1グランプリに見立てて、つい
古館○郎の実況する番組を意識してみたのですが
お読みいただく皆様には何のこっちゃ、ですよね。
高校時代などはよくF1番組を見ておりまして、
マンセルやセナ、ベルガ―なんかの活躍に
ワクワクしたものでございます。
2019-03-28 55列車 長岡京ー山崎
見切れ失敗でございます。
見切れていてもやはりロクロクは格好いいと
ついそう思って掲載してしまいました。
2019-03-28 4070列車 長岡京ー山崎
EF510-6が牽引します4070レが
今朝のスタートでございました。
6時を過ぎ空も明るくなってきましたがそれでも
まだまだ暗い状況。
カメラの設定もISO3200、ss1/125で流しながらの
撮影でございます。
少しブレてしまいました…
2019-03-28 1067列車 長岡京ー山崎
続きましては新鶴見の桃が牽きますカモレ。
わずか5分ほどの間に明るさが増しておりました。
2019-03-28 69列車 長岡京ー山崎
同じく新鶴見の桃が牽いて下りますカモレ。
この時間帯は普電が1本走る間に貨物が3,4本も
通過して行きます朝のゴールデンタイムでございます。
超・朝練となります5時前の時間帯にはまだまだ早い
季節ですが、6時過ぎからの撮影には何とか
対応する事も出来そうでございますね。
この3月の改正からセイノー便の2059レと併せて
EF66が担当します55レ、陽の長いハイシーズンを
迎えます今後もEF66 27の登板に期待したい所で
ございます。
次回の撮影地はこの界隈は避けた方がよさそうですが…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました！
